「エゴ」という機能不全から≪新しい意識≫へ
おはようございます。大阪市梅田は快晴です。今朝は早起きして長めのジョギングをしてました。朝の空気は気持ちがいいです。
今日はエゴについて書こうと思います。
人類は、数千年という歴史の中で、めざましい発展をとげてきました。
音楽や文学、絵画、建築、彫刻などの数々の傑作を生み出してきました。
さらに、科学技術の発達によって情報革命が起こり、
暮らしがどんどん変わり、
ほんの数十年前なら考えられないことも可能になりました。
今は生き方、働き方もどんどん多様化され、
これからも、人類は真の豊かさを求め続け、発展していくでしょう。
しかし一方で、、
変わらないことがあります。
それは私たち人間が持つ機能不全のエゴです。
人間はとても知的ですが、その知性は時に狂気をおびています。
恐怖、貪欲さ、権力欲、嫉妬、さまざまな悪意は、
国家や民族、宗教、イデオロギーの戦争や暴力だけではなく、
個人の人間関係の絶え間ない葛藤の原因にもなっています。
「もっと多く」と求める「もっともっと」は、
多くのもの歪めてしまい、
自分の中にある≪欠乏感≫をふくらませてしまうでしょう。
特に集団になると、機能不全は顕著に表れます。
いじめや嫌がらせ、あらゆるハラスメント、犯罪行為は、
かならず集団や、閉ざされた空間という特有の空気の中で起こります。
キリスト教の教えでは、人類という集団のふつうの状態が「原罪」であると考えます。
仏教では「苦滅諦」といい、
約2600年前に、老子は『道徳経』という著の中で、
人間が根源的に持つ愚かさ、機能不全を述べています。
人は自分の＜思い込み＞や＜信念＞をよりどころにして、
自分が「正しく」て、相手が「間違っている」と断じることがあります。
そして気に入らない他者を「敵」とみなし、
「異端児」「間違った思想の持ち主」「我慢ならない存在」
となり、
分断の歴史を繰り返しています。
…私たちは、新しい意識へと変化していくことが、求められているのでしょう。
そのためには、ふつうの状態には、基本的な欠陥があるという認識が必要です。
エゴは解体される運命なのかもしれません。
エゴや古い思考パターンと距離を取って、
≪新たな次元の意識の芽生え≫を信じている人々が今は急激に増加しています。
[エゴの奴隷]から新しい意識へと変わっていくには、
自分の中にあるエゴという機能不全を認識することから始めなければいけません。
真の穏やかさ、安らぎは、人の心や思考よりも深いところにあるのでしょう。
人は、本来神秘的で、とても純粋な存在だからです。
思考よりも高い場所に上り、
思考よりもはるかに広い次元が自分自身の中にあることに気付くことかもしれません。
今まで自分自身と同一視していた絶え間ない思考の流れには、何も求めないこと。
「自分の頭の中の声」が実は自分ではないと気付くと、
素晴らしい解放感を味わうことができるでしょう。
世界をありのまま見るには、言葉や思考に囚われないことです。
言葉の前に人は簡単に我を失い、
何かに言葉を貼りつけたとたんに、
「それが何であるかを知った」と勝手に思い込みます。
ところが実際は、対象が何であるかなど、分かっていません。
ただ、謎（なぞ）に、ラベルを貼っただけです。
表面的なものではなく、
奥深いところに全体とのつながりや調和があり、
すべてが「生命の源」へと自然につながっていくでしょう。
ありのままに見つめるためには、
静かに自分と向き合っていくことが大切かもしれません。
自分が全体とつながっていること、
すべて「生命の源」と本質的に結びついていることが感じられると、
心は本来のエネルギーを取り戻していくでしょう。
“ … Often The War going on inside the Mind
is more brutal the one going on outside.
….. Sometimes the most dangerous enemy
you will ever face is yourself“.
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