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「外側の自分」と「内側の自分」

2014-05-10

おはようございます。 週末の大阪市梅田駅は人がまばらでした。 今日は昼と夜のセッションです。一会入魂での臨みたいです。

 

 

…今日は「見せる自分」と「実際の自分」について書こうと思います。私たちは生活の中でいろんな人とつながっています。家族、友達、勉強仲間、職場の上司・同僚・部下、近所の人…。

もちろん、ほとんど付き合いのない人もたくさんいますが、いろんな場面でいろんな人のなかで、「今感じていること」や「考えていること」を無意識に私たちは表現しています。

 

 

自分を表現するということは、「実際の自分」と「他人に見せる自分」を同じにすることなのかもしれません。自分が統一されて存在していることが、自己表現の原点なのかもしれません。

 

自分が分裂させられている時、虚勢を張ったり、わがままであったり、甘えであったり、ねたみであったりします。世の中に渦巻いているエネルギーは、こういう負の感覚が多いです。ですから、しっかり距離を取ることも非常に大切なのでしょう。

 

 

どんな自分でもいいと思います。みんな違うし、みんな不完全な存在なのですから。

 

ただ、自分の統合性を意図的に壊すことは避けるべきだと思います。家のなかでの自分と外での自分があまりも「乖離」していると、自己統一性の問題を抱え、生き辛さは深まるばかりです。

 

だからといって、自分の接する人すべてに、実際の自分のすべてを示す必要はないでしょう。だいたい、自分が接するすべての人が自分の実際の姿に関心があるとは限らないですし。そもそも人間は誤解の産物ですし。

 

「実は自分は過去において…」などと話し出しても、相手は知りたくないかもしれませんし、迷惑かも知れません。あるいは曲解されて、捻じ曲げられて、馬鹿にされるなんてこともあるでしょう。

 

逆に、自分の知っている人すべての人に仮面をかぶって接するのであれば、自信の持ちようがありません。なかには身内の人に対しても、本当の姿を隠し続けているケースもたくさんありますが。

 

二つの自分を自分の内面だけで維持しようとすると、自己統一感は失われ、自分自身を見失い続けます。それはとても過酷なことだし、それでは神経が持たなくなってしまいます。

 

虚勢を張ることに疲れれば、気落ちしてグッタリして、何をする気にもならないという、うつ状態になってしまいます。

 

「見せる自分」ばかり大きくなって、「実際の自分」がいよいよ小さくなってしまった人は、城壁ばかりが強大で中には何もない城に居るような状態かもしれません。それはとても辛いことです。

 

相手に対する劣等感があるのに、あたかも劣等感などないように振る舞えば、どんなに付き合っても親しくなれません。むしろ、そのように振る舞えば振る舞うほど、相手と自分との間に「壁」を作ってしまうように思います。

 

寂しいから「人と親しくなりたい」と願いながら、いよいよ壁を厚くするように行動しているケースはとても多いです。

 

この相反する二つの矛盾に気付いていないケースも多くあります。相手と親しくなりたければ、親しくなれるように行動するしかないでしょう。

 

そして、<相手と親しくなる行動>と、<自分で自分を尊敬できるようになる行動>とは、同じものなのかもしれません。

 

「見せる自分」と「実際の自分」を分けて、自分の統合性をこわすような言動をすれば、自分で自分を尊敬できなくなりますから。

 

他人との関係を円滑にしようとする配慮がありながら、その裏に他人に対する攻撃心を隠している人は多くいます。こういうタイプの人は気を付けなければいけないでしょう。他人への敵意を心の底に持ちながら、表面上は他人への配慮をしても、親しくはなれません。

 

他人に気を遣うことを、礼儀とか親切とかでいくら正当化しても、結局は他人に嫌われることを「恐れている」のでは、いつになっても自信は持てなかったりします。

 

それよりも自分の中にある他人への敵意を自覚して、何らかの形で発散させることによって、自我の統合性を獲得することの方が、よほど建設的なことかもしれません。

 

自信のない人は、小さい頃から正当な怒りを表現できなかった人です。持って生まれた「気質」や「能力」を知り、幼少期からの「トラウマ」を癒して解放していくことで、自我を形成し直すことはとても大切なことだと思います。

 

潜在意識の中にある敵意をしっかり把握して、その怒りや憎しみを顕在化させていくのです。心の膿を出し切れば、新しい「価値観」や「信念」を潜在意識に植え込んでいくことが可能です。

 

「見せる自分」と「実際の自分」を近づけていくには、いろんなプロセスがあると思います。自我を統合できれば、どんなことがあっても、「ブレない自分」を持つことができるのかもしれません。

強さをもつこともまた、生きていく上で大切なことなのでしょう。

 

ヒプノセラピー(催眠療法)がそのお役に立てればと願っております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。

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