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フロイトとユング~潜在意識の心理学

2012-03-25

こんにちは。今日は大阪市梅田は晴れです。時々雲が出ていますが、いいお天気です。

ヒプノセラピー(催眠療法、インナーチャイルド療法、前世療法)では無意識にアクセスしますが、今日は意識と無意識の関係について、フロイトとユングの説を書こうと思います。

 

私たちが普段論理的に考えたり、分析したりする脳である左脳(「意識」)は、どういうメカニズムなんでしょうか。

 

 

「意識」という言葉は、心のなかの覚醒している部分を指します。しかし、人間の精神的活動の大部分がそうした覚醒部分ではなく、覚醒していない部分、つまり無意識のなかで営まれていることは、現代心理学、脳科学においては自明の理となっています。

 

となりますと、もし私たちが自分の心およびそこで営まれている活動のおおかたを意識すらしていないのなら、どうして健康を含め自分の身に起こることを把握するのかという疑問が出てくるかもしれません。

 

おかしな話ですが、肉体の健康と心との関係を語る際、無意識の役割が話題にのぼることはめったにありません。心理学、脳科学に関するする本には、よく書いてあることでありますが、実際心身の健康の話題になると、医療の現場や様々な報道ではほとんど無意識について触れられることがありません。

 

おそらくそれは、私たちが無意識を信頼していないからではないでしょうか。

 

中には無意識を、本人の思惑に関係なく思うまま人間を操る邪悪な力のように考えているかもしれません。言葉を変えれば無意識とは、妬みや憎しみや欲深さなど、人間の奥底にひそむ受け入れがたい醜い思考や感情の眠る、薄暗い地下室のように思われているかのようです。

 

こうした暗い無意識のイメージがつくられたのは、精神分析学の一時代を築いたかのジグムント・フロイトの責によるところが大きいと思います。

 

フロイトの思想は、無意識に信をおいていません。フロイトの理論によれば無意識とはイド(本能的衝動の源泉)の領域であり、そこにひそむ心的力は本人の意思にかかわりなく、たとえば父母を憎悪させたり、近親相姦願望や殺人の衝動を抱かせたりといった、顕在意識では受け入れがたい妄想や願望にひたらせたりするという見解を取っています。

 

フロイトの心理療法の目標は、こうした無意識的衝動を可能なかぎり意識化すること、また、社会に順応しょうという心の防衛機制を通して、それらの衝動が暴れ出すのを防ぐことにありました。

 

ですが、フロイトとはまったく異なる観点から無意識をとらえる心理学者もいます。

 

その代表がユングです。ユングは、無意識は幾重もの層から成ると考えています。そしてその層のうち顕在意識にもっとも近い層は多少なりとも知ることができるが、いちばん奥にある層は意識によってとらえることは原理的に不可能であり、それ自体勝手に作用すると言います。

 

ユングの無意識のとらえ方は、無意識とは時間を超えた心的力、ユングが「元型」と呼ぶ、すべての文化や時代を通してほとんど不変の心的力が住む場所であります。

 

そして顕在意識におけるすべての心的力は、無意識のなかに逆方向の力をもっていると考えました。たとえば、明るさの裏には暗さ、善に対しては悪、愛には憎しみ、生には死という具合に、常に表裏一体をなしているわけです。

 

ユングは「いかなる心的エネルギーも暴走する可能性、バランスを崩す可能性を秘めている。人間にあっては善や調和ですら過剰になりうる。そして、対立しあうさまざまな心的エネルギーのあいだで常にバランスを保とうとするのが、深層にひそむ「元型」の性質なのである。」と言っています。

 

ユングによれば人生の究極の目標とは、この内なる対立のなかで自在にバランスをとれるようになること、そしてバランスをとる過程をできるかぎり意識化することだといいます。

 

このユングの説は素晴らしいと思います。人間の心は、すべて意識化できるほど単純ではなく、深層心理(無意識)は広大な領域で、そこでは様々な対立し合うエネルギーが交錯しているのだと思います。人生の目標は、まさにこのエネルギーのバランスを取ることだと思います。

 

祈るという方法も含め、心の働きを健康維持に活用してその効果を百パーセント引き出そうとするのなら、まずは「意識」の概念を広げることから始めなくてはならないでしょう。

 

つまり、無意識を含めたうえで「意識」をとらえ、無意識が従来考えられてきたような悪いものではなく、それ以上の意味を秘めているのを認めることかもしれません。そうしてはじめて心身の健康の探究においてとてつもなく大きなプラスの力を発揮することができると思います。

 

ヒプノセラピー(催眠療法)の目的は、潜在意識を癒し、過去に取り込んだ記憶や感情を解放し、捉え方を変えることにあります。

 

潜在意識は大きな力を持っています。

 

ヒプノセラピー(催眠療法、インナーチャイルド療法、前世療法)は潜在意識にダイレクトに働きかける心理療法です。

 

前向きな生き方を潜在意識から引き寄せていくために、より多くの癒しや気づきをと願っております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。

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