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やる気のメカニズム-潜在意識から変わる

2012-03-26

こんにちは。今日も大阪市梅田は快晴です。これからどんどん春に近付いていきそうです。

今日は、やる気について、脳科学の側面から書こうと思います。

うつ状態のときや、あまりにストレスが強いとき、深い悩みを抱えているときは、とてもやる気なんかおきないですよね。どうしても日々その問題ばかり考えてしまいます。このような時は、無理にやる気を起こそうとは考えないほうがいいかもしれません。雨の日があれば、必ず晴れの日が来るように、その悩みもいつか手放せる時が来るからです。どんな悩みでも決して無駄なものではなく、一つ一つに意味があるのだといいます。

 

まず脳の特性について書きます。

 

脳の大きな特性として、「飽きっぽい」というのがあります。これは脳の大脳皮質という部分が関わっていて、医学的には馴化と言います。

いわゆるマンネリ化のことで、生きていくために必要な反応でもあります。

その後、脳は一度見たものを馴化して、当たり前のものとします。いちいち見るもの、触れるもの、体験するものに感嘆していたら、クタクタになります。ですから、脳は経験すればするほど、慣れていき、マンネリ化します。そして、どんなに楽しいことでも、脳がそれに慣れてマンネリ化すると飽きるのです。

 

 

このマンネリ化は二つに分かれます。

①楽しくて始める→楽しいことがマンネリ化→あきる・つまらない→やめる

②面倒くさくても、しなくてはいけない→面倒くささがマンネリ化→慣れる→習慣化(身につく)

のように、ネガティブな面とポジティブな面があります。

 

例えば、歯磨きは②のパターンでしょうね。面倒だと思ってたけど、やらなきゃいけないと思っているうちに、次第に脳が面倒くささに慣れて、面倒だという感覚が麻痺して、ずーっと続きます。そして、食べたあとは歯を磨かないと気持ち悪いと感じて、習慣化されます。

ですから、この脳の特性「あきっぽい」を味方にしちゃうことが大切かもしれません。飽きっぽいというのは、自分だけではなく、人が持つ高機能な脳そのものの特性だといいます。

 

では、どうやって飽きっぽい脳を味方につけたいいのでしょうか?それは、飽きる脳に対して、「やる気」を感じる脳を刺激して育てることです。

 

 

これまで何度か書いてきましたように、脳(心)の世界には、顕在意識(意識)と潜在意識(無意識)があります。そして、意識に対して、無意識の領域の方が圧倒的に大きいです。その無意識の中に、淡蒼球(たんそうきゅう)という場所があります。

やる気=脳の淡蒼球が活性化なんです。

 

ところが、これは無意識の領域の中にあるので、自分の意思では動かすことが出来ません。そのため、脳をうまくだますしかないのです。

脳をだますというと、無理矢理感が強いですが、それがどんな種類のやる気であれ、気力がないと生きていけませんから、やる気がなかなか出てこない時は、有効かもしれません。

 

この淡蒼球を動かすのは、4つのスイッチがあります。

①いつもと違うことをする。

例えば、ダイエットをしたいと思い、エレベーター、エスカレーターを使わず、出来るだけ階段を使うと脳は刺激されて、やる気を感じます。しかし、それにも飽きてしまうので、飽きないような工夫をします。例えば、i-podにたくさん曲を入れといて、音楽を聴きながら体を動かすなどすると、どうでしょう。いろんな音楽を聴けるので、脳は飽きにくくなります。

 

②体を動かす。

脳は、じっとして考えても、どんなに待っても脳からやる気は出てこないです。脳(心)は、体と連動しているので、脳で考えるのではなく、体を動かすことで、脳が刺激されます。考えが煮詰まってやる気をなくしたら、そんな時こそ外に出て、自分の足で歩いてみるといいかもしれません。

 

③ごほうびを与える。

仕事が終わって、ビールを流し込む時…気持ちいいものです。なにか目標を定めた時、これが手に入ったら自分はうれしいというごほうびを設定すると、やる気はUPします。これは脳のテグメンタという部位が、刺激されて、ごほうびを得た快感を感じるからです。

 

④なりきる。

憧れの人や理想の自分になりきることによって、脳をだまして、やる気が出てきます。これは潜在意識の特徴を生かしたもので、潜在意識は現実と非現実を区別できないので、なりきることによって、達成した自分がありありとイメージが出来、淡蒼球が活性化されます。例えば柔道が好きな場合、漫然と柔道をするのではなく、憧れの選手になりきることによって、やる気が出ます。そしてそのやる気がでるから、上達が早くなり、更に柔道が好きになり、周りから評価されて、更に自信を深めるという好循環サイクルに入ります。

 

以上、「やる気」について脳の特性から考えて見ました。脳の仕組みってほんと面白いですね。最近は脳科学ブームですので、テレビでもいろんな学者が出てきてますよね。いつも興味深く見ています。

 

ヒプノセラピー(催眠療法)と深く関わっているのでスピリチュアルな分野も興味がありますが、やはり科学の進歩にも着目して、脳科学や心理学の理論の面も大切にしていきたいなと思っています。

 

これからも、ヒプノセラピー(催眠療法)だけではなく、幅広くいろんなものを探求していきたいです。

 

ヒプノセラピー(催眠療法)の目的は、潜在意識を癒し、過去に取り込んだ記憶や感情を解放し、捉え方を変えることにあります。

 

潜在意識は大きな力を持っています。

 

ヒプノセラピー(催眠療法、インナーチャイルド療法、前世療法)は潜在意識にダイレクトに働きかける心理療法です。

 

前向きな生き方を潜在意識から引き寄せていくために、より多くの癒しや気づきをと願っております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。

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