ヒプノセラピー(催眠療法)とは~潜在意識
おはようございます。大阪市梅田は曇りです。
日常でいろいろ違う道を歩くことは、脳にいい刺激になるそうです。
今日は、顕在意識と潜在意識について書こうと思います。
人間の意識は、顕在意識と潜在意識に分かれています。
顕在意識は私たちが通常自覚できる意識のことで、意図的な思考・行動を司る領域で、日常生活で私たちが使っている脳のことです。
一方、潜在意識は、普段は知覚できない意識のことで、顕在意識の10倍とも100倍とも言われる領域を占め、圧倒的に顕在意識よりも大きな力をもっています。
「何故か…と感じた」、「思わず…してしまった」、「気がつくと…していた」、というような行動や情動反応は、潜在意識のなせる技と言えるでしょう。
催眠状態とは、この顕在意識と潜在意識の両方がリンクして結合された状態を指します。顕在意識が完全に休んでしまっているわけではありません。
普段の私たちの脳は、顕在意識と潜在意識の間に明確な線があり、それぞれが分かれていますが、催眠状態では、顕在意識と潜在意識がくっついている状態で、心身のリラックス状態をいいます。
ヒプノセラピー(催眠療法)では、この催眠状態で、潜在意識の中にある抑圧された感情やさまざまな生きづらさを見つめなおし、解放していくための療法です。
顕在意識は日常生活で物事を判断するときにいつも使っている意識ですから、催眠状態に入ってもいわゆる『意識』は、ずっとありますし、意思も判断力もしっかりあります。
ですから、どんなに深い催眠状態に入っても、記憶を失ってしまったり、言いたくないことを言ってしまったり…、というようなことはコントロールを失うことは決してありません。
疑問や気になることがあれば、セラピストに質問することもできます。
すべてクライアント様のペースで感覚で、リラックスしていただいている状態が催眠状態です。日常生活ではなかなか自分の思い通り(主役)であり続けるのは難しいものだと思います。
他人の目を気にしたり、人に機嫌に怯えたり、さまざまな感覚が鋭敏になり、顕在意識がフル回転している状態です。
ヒプノセラピー(催眠療法、インナーチャイルド療法、前世療法)では、日常忘れていた感覚や過去の記憶の場面を深く回想していただくことで、さまざまな気づきや癒しを得ていただくためのものです。
催眠状態のことを、心理学では、変性意識またはトランス(trance)状態と呼びます。この状態は決して非日常的な状態ではありません。
実は、私たちは1日に10数回も、自然とこの催眠状態に入っていると言われています。
例えば、小説の場面に没頭しているとき、テレビや映画などを見ている時、あなたは観客の一人であることも忘れて、まるでそのドラマやゲームで主役を演じているような気分になることがあると思います。
催眠状態というのは、そのような深い熱中の結果生じた意識状態であって、人工的な眠りというような、特殊なものではありません。
ましてや操られている状態でもありません。
ある考え事をしていたら、気がついたら何時間も時間が経っていて驚いた、などという時も、催眠状態になっていたということです。仕事や趣味、芸術活動や創造活動に集中している時なども、一種の催眠状態なのです。
催眠状態では、心理的には、心の緊張がほぐれ、不必要な抵抗がなくなり、普段よりも自分の内面に意識が集中しています。
この「リラックス」と「集中」が催眠の大きなキーワードだと考えられています。
リラックスしているから集中できますし、この集中が潜在意識の中にある偉大なる力と安らぎをもたらしてくれるのです。
心理学的には、これを「選択的な注意集中」と呼びますが、催眠状態では意識はリラックスと集中状態になっています。
この状態ですと、潜在意識の奥底に押し込めていた記憶や感情を思い出しやすくなります。また、肯定的な暗示を受け入れやすい状態です。この催眠状態を利用して行う心理療法が、ヒプノセラピー(催眠療法)なのです。
つまり、催眠療法(ヒプノセラピー)とは、通常の意識(顕在意識)も保ちながら、セラピストの催眠誘導によって、心と身体を深いリラックス状態に導き、普段は閉ざされている潜在意識への入り口を開いて、アクセスを可能にしていく心理療法です。
潜在意識に直接働きかける心理療法というのが、一番イメージしやすいかもしれません。
セラピストは、催眠療法(ヒプノセラピー)を用いて、クライアント様の潜在意識の中にどのような感情や記憶があり、それがどのように作用しているのかを、クライアント様ご自身が認識していくためのお手伝いをします。
ガイド役です。
主役はクライアント様側で、内側にある広大な内面の世界を知るだけでなく、さまざまな問題(悩み)の原因となっていることの改善を図り、解消したり、軽減していただきます。
潜在意識からの高次元のメッセージによって、多くの気づきと癒しを得て、新たな視点で現在の自分自身を振り返り、本来の自分の力や自信を取り戻すことができれば理想的だと思います。
何のために生まれてきたのか、本当にやりたいこと、本当に自分が進みたい道が何かを探り、そしてそれを顕在意識レベルでも納得することで、自分自身の力で問題(悩み)を手放したり、本来の道に足を踏み出したりすることができるようになるのです。
ヒプノセラピー(催眠療法)では、セッションの最初の催眠誘導にまかせていただき、うまくリラックスと集中状態に入っていただくことで、潜在意識の中から、今現在の自分自身にとって、最も必要で有効な記憶が思い出され、自然と浮かび上がってきます。
生理学的にも、ヒプノセラピー(催眠療法)はリラクセーション効果があるので、交感神経と副交感神経のバランスが整い、自律神経系の調整機能や自己免疫機能を正常化する作用があると言われています。
いずれにしても、ヒプノセラピー(催眠療法、インナーチャイルド療法、前世療法)は、潜在意識の中にある未知なる世界、未知なる自分を発見して、心を穏やかに前向きに変わっていただくための療法です。
誰しも生きているとさまざまな生きづらさがでてくるものだと思います。この試練をどう向き合っていけばいいのか、この苦しみは何を意味しているのか、潜在意識は多くの気付きと癒しをもたらしてくれます。
欧米では、ヒプノセラピー(催眠療法)をはじめ数多くのカウンセリング手法が深く広く浸透しています。日本でももっと潜在意識に働きかける療法が広まっていけばいいなと日々感じています。
ヒプノセラピー(催眠療法)の目的は、潜在意識を癒し、過去に取り込んだ記憶や感情を解放し、捉え方を変えることにあります。
潜在意識は大きな力を持っています。
ヒプノセラピー(催眠療法、インナーチャイルド療法、前世療法)は潜在意識にダイレクトに働きかける心理療法です。
前向きな生き方を潜在意識から引き寄せていくために、より多くの癒しや気づきをと願っております。
最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。
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ヒプノセラピー(前世療法・インナーチャイルド・願望実現)によって、潜在意識に働きかけ、肯定的で前向きな人生を手に入れましょう。