失われた自分を取り戻す
おはようございます。大阪市梅田は快晴です。今朝も部屋のお掃除と瞑想をしていました。
長かったゴールデンウィーク。
毎年、連休のあとは「五月病」になる人が増えます。
進学、進級、就職、
転職、転勤、引越…
様々な変化に対応できなくなってしまう五月病。
五月病に限らず、
人生の節目節目では、
悩みや葛藤も出てくることが多いと思います。
…学生時代は、
親や学校が敷いたレールの上を走らされて、
それなりに安定した生活が送れたかもしれません。
もちろん、レールの上に乗っかって、
何も考えずにただただ走っていたわけではないはずです。
自分なりに苦しみ、
多くの逆境に適応せざるを得なくて走ってきたことも
たくさんあると思います。
そして社会に出ると、
〈自立〉というまた違ったプレッシャーが出てきます。
今の社会は、、
多様化とはまったく逆の勢力が
以前として強い側面があります。
自己実現するために欲求や、
自分なりの価値観を表現しにくい世の中でもあります。
情熱、
個性の尊重、
独立独歩の精神はどこへやら…。
社会に出ると、自分という商品を売るという「労働力」が伴います。
そこで多くの人は、
自分から権威（上司など）を見つけ出し、
その権威に対し、従順な自分を自ら演じて、
その従順さを権威にプレゼントし続けることに
一生懸命になります。
きちんとした上司であれば、
そうした軟弱で必要以上に従順な羊を正しく導いてくれますが、
間違った人が上に立ち、権威に味をしめると、
巧妙に「虚像」としての権威を膨らませて、
羊の脳裏の深いところに自分を刻み込もうとします。
月日は経ち、
知らぬ間に、流されていき、
その環境に依存してしまい、
そこで自分の居場所を確保しようとします。
若かりし頃の夢、
野心や志はどこへやら…
いつの間にか
日常から 姿を消していきます。
社会から見れば、
限りなく小さな人間組織の中での自分の処世に、
すべての心血を注いでいる自分を発見することは
虚しくも情けないものです。
夢や志は、
年齢を重ねていくごとに
段々と小さくなっていき、
いつの間にか 夢を見ることすらしなくなってしまう。
それが大人になっていくということかもしれません。
そこには、終わりなき妥協があり、
自分の力不足、弱さ、
社会という壁の厚さを体験する屈辱があります。
翼は折れ、飛ぶことを諦める。
そしていずれ翼があったことすら忘れてしまいます。
殻を破るどころか、
殻が壊れることの不安や恐怖の中で
日々過ごすことが
どれほど自分を蝕み、
エネルギーを奪っていくでしょう。
新しい世界に対する憧れよりも、
新しい世界に飛び込むことへの恐怖心が先行する。
これを大人になったというべきか。
現実的になったというべきか。
年を重ねていけばいくほど萎縮していく自分。
日常に妥協していく自分。
どのように挑戦して成長していくか、
というより、
どのようにポジションを失わないようにするのか。
…狭い世界を征服するよりも、
自分を征服する方が、
きっとはるかに難しいでしょう。
≪自分の内面≫をコントロールすることができなければ、
他者や社会の本質が見えなくなってしまいます。
ついつい 他者や社会に流されてしまい、
その場しのぎの生き方をしている自分に気付いていかないと、
自己不信や絶望が深まってしまう
ことにもなりかねません。
内面のコントロールは、
〈感情〉、〈思考〉、〈行動〉の3つだと考えられます。
特に難しいのが、感情のコントロールでしょう。
いかに自分を見失わずに、
平常心を取り戻せるか。
≪自らの本分≫を知り、
人生に光を見出し、
この感情のコントロールに挑むことが、
自分を大きく成長させてくれるのかもしれません。
自然体である強さ。
大切なことは、
失われた自分を取り戻す ことかもしれませんね。。
Keep Fighting!!
いい一日になりますように。
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