潜在意識：劣等感はどこから来るか
おはようございます。大阪市梅田は快晴です。
…今日は「劣等感」について書こうと思います。
心の古傷やつらいこと、恥ずかしいことから「劣等感」は生まれてきます。
誰でも子供のころから、いろんな「できなかったこと」があったと思います。
例えば、逆上がりができない、字がうまくかけない、お箸が上手に持てないなど、今から思えば大したことではなくても、その当時は大きく感じられたかもしれません。
それが劣等感の始まりかもしれません。自分が誰かと比べて劣っているような感覚。
誰にも言えないけど、きっと誰もが持っているもの。
重要なことは、実際「劣っている」かどうかではなく、そのように「感じる」ことでしょう。
劣っていたことで「悔しい思いをした」経験や、親や友達など周りから劣っていると言われた「悲しさ」「寂しさ」などの悪い感情、悪い印象、悪い意味づけをしてしまっているものが「劣等感」です。
ですからたとえ、みんなから人気があって、健康で、家もお金持ちで…という人でも、劣等感を持っている人はたくさんいます。
客観的に見てどうかではなく、当人がどう感じたかが自己肯定感につながるからです。
親や身内から「そんなんじゃダメだ」と「言われた」「言われ続けた」り、より優秀な姉妹兄弟がいたりという経験なども劣等感につながったりします。
「今のままの自分じゃダメなんだ」というのが劣等感はエネルギーを奪っていきます。これは「罪悪感」であったりもします。
生き辛さの原因となり、劣等感は対人関係にも大きく影響します。
人の中に入れない、緊張する、自分を出せない、リラックスできない、いろんなことが分からなくなる、…。
劣等感には様々な原因があって劣等感につながることがあります。
そうした恥ずかしいこと、後悔していることを秘密にしておきたい、人に知って欲しくないと考えることはごく自然なことでしょう。しかし同時に、どんどん袋小路に入り込んでしまいます。
心も体もがんじがらめになってしまう。
そして、自分に備わっている才能や魅力、生き方そのものまでもが、疲れ切ってしまうのです。
それはとても辛いことです。
幼少期のことに限らず、思春期、成人してからのトラウマ体験によって「劣等感」を感じる場合もあります。
誰にでもある「知られたくないポイント」「触れられたくないポイント」です。
これが「恥」という劣等感になってしまうのでしょう。
当然、この恥を隠すために心の扉を固く、固く閉ざしてしまいます。この過去の失敗、恥というトラウマが「今の自分自身」にも直結しています。
それが強ければ強いほど、萎縮して、恐怖を感じるでしょう。
だから、大人になっても、その隠している部分に他人が触れようとすると、あるいは、触れられたと「感じた」とき、例えば「友達少なそうね」とか「いつも一人で寂しそう」なんて言葉を耳にすると、まるで自分の欠点を指摘されているように思えて、過剰に反応したり、怒ったりします。
「ひどいことを言われた」となってしまいます。
つまり、自分が自分のことを「劣っている」と思っているから、周りの言動が「自分の劣等感をあざ笑っているように」見えてしまうのです。
自分が劣った存在だと無意識レベルで感じているので、いろんな場面で「劣等感」に苦しみ悩んでしまいます。
本来持っている魅力や能力を発揮できず、いつも自分にダメ出しをしてしまっています。
それらすべては過去の体験から来ています。
過去のトラウマや失敗体験、幼少期の体験までさかのぼって、心の傷を癒していくことが重要でしょう。
必ず原因があって、結果として劣等感という苦しみが出てきています。
トラウマを癒すことで、もっともっと自分を許すことができたり、等身大の自分に自信を持つことができます。
過去を癒し、今の自分を受け入れることが出来たら、劣等感という呪縛から解放されるでしょう。すべては自分の自分に対する捉え方です。
今までより柔軟に、より大局的に捉えることが出来たら、生き方もずいぶん楽になってくるかもしれません。
ヒプノセラピー（催眠療法、インナーチャイルド療法、前世療法）でより多くの癒しや気付きをと願っております。
最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。
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