なぜ心が折れるのか～コンプレックスを知る
おはようございます。大阪市梅田は快晴です。今朝も部屋のお掃除から始めました。いい一日にしたいものです。
…今日は「心が折れる」について書こうと思います。
自分の心が折れやすくて、なかなか立ち直れないことを情けなく思っている人もいるかもしれません。しかし、そんな自分を責める必要はないでしょう。
心が折れやすい人は、真面目な人や優しい人が多いともいいます。
心が折れやすいからこそ、相手の気持ちが分かりますし、心が折れやすいからこそ、そんな思いをしなくてすむように一生懸命学ぶことができるのかもしれません。
心が折れやすいことで自分を責めるのではなく、認めていくことが大切なのかもしれません。
人の心は、私たちが思っているよりもずっと柔軟に変化します。人間は、変れるのです。なりたい自分に近づいていくことが大切なのでしょう。
しかし変わるには、自分と向き合っていくことが必要です。 同じことを人から言われても、その人がどのように受け止めるかは、人によって全く違います。
ある人の心は、他人から何気ない一言や、ちょっとした態度によって、傷ついてしまいます。一方で、ある人の心は、人から何を言われてもほとんど影響を受けません。同じ人間でも、そこには大きな違いがあります。
どちらが人生を楽しめて生きやすいかといえば、それは傷つきにくい人、他人の言葉にあまり気持ちを左右されない人だといえるでしょう。
心が折れやすい人は、ひとつのマイナスの出来事を、大きく捉え過ぎてしまう傾向があります。
例えば、取引先の意地悪な担当者に嫌味を言われた時、
前向きな人は「相変わらずあの人は難しいなあ。まっ、いつもことだからいいけどね」と笑い飛ばしてしまうのに対して、
心が折れやすい人は、「またバカにされた。きっと次に行ったらもっとイヤなことを言われるだろう」とマイナスのことを連想してしまいます。
そのために、心が折れやすい人は、一日の中で不安や心配に悩まされる時間が長くなります。
どうして、そんなふうに心は傷ついてしまうのでしょう？それは、人間には誰にでも「自分のことを認めてほしい」という気持ちがあるからなのでしょう。
「あなたと会えて嬉しい」「すごく頑張ってるね」「あなたはよく気付く人ね」「鋭い意見やね」心の底ではそう言って欲しいのに、現実はその反対で、みんな自分のことなど関心がないように見えます。
「この世で一番不幸なことは、飢えや病気ではない。一番不幸なことは、自分がこの世で必要とされていないと感じることだ」とマザーテレサの有名な言葉があります。
何かしら社会とつながって、自分がどこかの誰かに貢献している、役立っていると感じられることは、とても大切なことなのでしょう。
「自分が必要とされていない」という気持ちを感じる機会が多い人は、ちょっとしたことで傷つきやすく、心が折れやすくなるのです。
ですから「自分がどうしたら世のために少しでも貢献できるか」を考えて、見つけて、実践していくことはとても大切なことなのでしょう。大きなことではなく、自分なりの貢献感、役割、使命感が大切なのでしょう。
…そして心が折れる直接的な原因は、人によって違います。
仕事のことを言われると傷つくという人、外見のことを言われると傷つくという人、家族のことを言われると傷つくという人など、色々な人がいます。みんなそれぞれに傷つくポイントは違います。
そして、悲しいことにそれが他人から見て同情されるようなこととは限りません。誰にも理解してもらえないけど、傷つくことだってたくさんあります。
人から言われて傷つきやすい部分が、自分が自己嫌悪を感じている部分、コンプレックスとなっている部分だとも考えられます。
人は誰でも、コンプレックスの部分に触れられると、過剰に反応してしまうのです。人から言われてどんなことに左右されたり、怒りを感じたり、自己否定しているでしょうか。
ネガティブな感情を感じている部分が、改善するべきテーマなのかもしれません。もちろん年の功でだんだんと分かってきたり、賢くなっていくのが理想でしょう。
コンプレックスや後悔で傷つくなら、そのテーマを一つずつ克服して、コンプレックスがなくなれば、傷つくことがなくなる、ということなのです。
心がすぐに折れると悩んでいる人は、周りの人や他人のせいにするのではなく、実は心を折っているのは自分自身なんだと気が付くところから始まるのかもしれません。
コンプレックスは、ある日突然出てきたものでもなく、ある日突然降ってわいてきたものでもありません。必ず過去に失敗体験、愚かな過去など、心を傷つく体験をしています。
原因がしっかりあるのです。
そこをしっかり紐解いて、解放していかなければいけません。そしてその部分を癒していくことで、「本来の自分」を取り戻すことができるのでしょう。
ありのままの自分を感じることが出来れば、適切な自己肯定感を持ち、人生をもっと楽しむことができるのかもしれませんね。
ヒプノセラピー（催眠療法、インナーチャイルド療法、前世療法）でより多くの癒しや気付きをと願っております。
最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。
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