願望を実現させるために
おはようございます。大阪市梅田は快晴です。まだまだ寒い日が続きますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
今日は「願望実現」について書こうと思います。
願望実現というテーマは、一見すると自己啓発の領域に思えるかもしれません。
しかし、心理学や脳科学の視点から見ますと、
願望実現は「気合い」とか「ポジティブ思考」ではなく、
心と脳の仕組みに沿ったプロセスです。
セラピストとして多くの方と向き合う中で感じるのは、
「できない」のではなく、
「脳が守りに入っている」ということです。
なぜ願望は叶わないのか ― それは 脳の安全装置 です。
私たちの脳は、最後のフロンティアとも言われてきましたが、
今は飛躍的に脳科学の研究が進んでいます。
まず私たちの脳は、
生存を最優先に設計
されています。
脳の奥にある〈扁桃体〉は危険を察知し、
変化を「リスク」と判断します。
たとえそれが昇進、独立、出会い、自己表現といったポジティブな目標であっても、
「未知」であれば警戒します。
脳科学者のジョセフ・ルドゥーが明らかにしたように、
扁桃体は理性的判断よりも速く反応します。
つまり、「やりたい」と思った瞬間に、
「でも失敗したら?」という感情が
先に立つのは自然な反応なのです。
目標達成が難しい理由の一つは、
この“安全装置”が 過剰に働く ことにあります。
過去の失敗体験、否定された記憶、
親や教師や周囲の無意識のメッセージ。
それらが
『今の自分を超えないほうが安全』
という信念をつくります。
過去の刷り込みが、
現状維持という名の 地盤沈下 をもたらすのです。
「現状維持」というのは、
能動的に変化を与えない、
行動や思考を成長させないのに、
周りの現実や環境はどんどん変化していくので
取り残されてしまい、そのうちにやる気を失って、
結局、退化してしまいます。
つまり、自分は現状維持をしているつもりでも、
じわじわと知らぬ間に、沈んでしまっていきます。
そこで大切になってくるのが、
「自己効力感」です。
心理学者のアルバート・バンデューラが提唱した『自己効力感』は、
目標達成における中心概念です。
これは[自分にはできる]という感覚のことです。
興味深いのは、能力そのものよりも、
この“できる感覚”のほうが行動を左右するという点です。
同じような能力を持っていても、
自己効力感が低い人は挑戦を避けますが、
高い人は 学び続け ます。
才能が開花するかどうかは、
資質以上に ≪ 挑戦を継続できるか ≫ にかかっているのです。
向上心や探求心、好奇心を
持ち続けることが出来るかどうかです。
では、この自己効力感はどうしたら育つのでしょう?
それは、小さな小さな成功体験の積み重ねです。
脳は成功の記憶を報酬系に刻みます。
ドーパミンが分泌され、
「またやろう」という回路が 強化 されます。
これが 神経可塑性 です。
才能は「快」の方向に伸びます。
そして才能は、特別なものではありません。
歌が天才的にうまいとか、
世界のトップアスリートであるとか、
超人的に頭が良いとか
ごく限られた人のことではありません。
そもそも才能は誰かと比べるものではなく、
内的世界(深層心理)のことです。
つまり才能は表面的なものというより、むしろ
『努力している感覚が少ないのに、続いてしまうこと』
にあります。
そこに ヒント があります。
それは人によっては
ゲームかもしれないですし、
楽器かもしれませんし、
今の仕事かもしれませんし、
誰か憧れている人の活動なのかもしれません。
あなたの脳が無意識に興味を持っていることが、
続きやすい対象であり、
そこからどう 発展 させていくかが大事です。
内発的なものから、
目標となるものを見出していくのです。
ポジティブ心理学を提唱したマーティン・セリグマンは、
人は自分の強みを使っているときに、
最も活力が高まる
と述べています。
フロー状態に近い感覚です。
脳科学的には、前頭前野と報酬系の協調が高まり、
集中と満足感 が同時に生じます。
逆に、「やるべき」「やらなければ」という義務感だけでは
ストレスホルモンが優位になり、
創造性(自由度)は下がります。
もしあなたが
「頑張っているのに成果が出ない」と感じているなら、
方向性が合っていない可能性があります。
才能は「苦しさ」よりも「自然さ」の中にあるからです。
¨自分らしさ¨のなかに答えがあり、
誰かより優れている云々より、
才能はその人自身の使命や役割に非常に密接に関係しています。
・何に啓発されるのか
・何に突き動かされるのか
・モチベーションの源泉はどこにあるのか
答えはその人自身の潜在意識のなかにあります。
往々にして、
前向きなこと(目標や夢、世のため人のためになること、人生を豊かにすること)は、
潜在意識のなかに 埋もれがち です。
なぜなら、恐怖や悲しみ、怒りや自己否定など
ネガティブな方が
大きく 生存を脅かしている からです。
願望実現は、
何でも望むことを埋め込めば叶う
というものではありません。
もし 強いブロック があれば、
まずは、ネガティブな抑圧された感情や記憶を解放し浄化しないと
砂上の楼閣 になってしまいます。
「本来の自分」を知り、
良い面も悪い面も合わせて 統合 していき、
それを 安定 させ、
安心感やリラックスを
土台 にすることが先決でしょう。
そのうえで 無意識 を書き換えていくと非常に有効です。
ヒプノセラピーはまさに潜在意識に直接働きかけていきます。
もちろん、ご本人様が望んでいないことは、潜在意識が受け付けません。
これは手放すもの、浄化するものでも同じです。
たとえ、それがネガティブな思い込みであっても、
その人にとって自分を守る「生存戦略」になっているのであれば、
そこの ブロックを解除 していかないと、
前に進んでも結局また、同じ思考パターンに戻ってしまい、
変化や成長、願望実現へとつながっていきません。
実際、セラピーの現場で重要なのは、
顕在意識よりも 無意識へのアプローチ です。
「認知行動療法」の創始者であるアーロン・ベックは、
私たちの感情は出来事そのものではなく、
「解釈」によって生じると示しました。
「どうせ無理」「自分には価値がない」という
自動思考 が、
行動を止めています。
この思考を丁寧に言語化し、
検証し、現実的で 柔軟なもの へと再構成する。
これが認知の再構成です。
脳は繰り返しによって、回路を強化します。
否定的なセルフトークを続ければ、
その回路は太くなります。
逆に、《新しい解釈》を繰り返せば、
神経ネットワークは書き換わります。
これが 神経可塑性の力 です。
そして、最後になりますが、
願望実現は「自分との和解」でもあります。
多くの人が、目標を
〈今の自分を否定する手段〉
にしてしまいがちです。
しかし、脳は自己否定を「ストレス」として受け取ります。
願望実現の本質は、「足りない自分」から出発するのではなく、
『 すでに持っている資源 』
を認識することです。
安心感の中でこそ、脳は 挑戦 を選べます。
才能開花も目標達成も、
特別な人に 限定 されたものではありません。
あなたの脳に 変化する力 があり、
心には 回復する力 があります。
もし今、立ち止まっているなら、
それは怠惰ではなく、防衛 なのでしょう。
責めるのではなく、理解することから始めましょう。
変化は、
「自分への優しさ」と「構造の理解」の
両方がそろったときに起きます。
心が安心して方向性が定まると、
きっと素敵な 人生の地図 を受け取ることが出来るでしょう。
そしてセラピーは、その道のりを一緒に歩く伴走です。
願望は、無理に叶えるものではなく、
整った心の延長線上に自然に実現していくものです。
潜在意識を浄化して、
良い未来を引き寄せていきましょう。
皆さまの一日を応援しております。
最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。
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