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「ひらめき」はどこから来るのか?

2021-11-13

おはようございます。大阪市梅田は快晴です。急に寒くなってきましたね。

 

 

 

 

 

 

 

ニューヨーク近代美術館から始まった

ACOP(Art Communication Project)というプログラムがあります。

 

 

 

 

 

 

これは美術鑑賞プログラムで、

 

  複数の人で、ひとつのアート作品をみながら、

 

それぞれの「発見」や「感想」「疑問」を

話し合うプログラムです。

 

 

 

 

 

 

[みる・考える・話す・聞く]という4つのプロセスを経ながら、

考え方や発想 を深めていくものです。

 

 

 

 

 

 

なぜ今、このメソッドが注目されているのでしょう。

 

 

 

 

  今は多様化する社会で

 

 

 

  <明確な答えのない時代>なので、

 

 

 

 

 

私たち一人ひとりが 考え抜く力、創造する力 が、

求められているのでしょう。

 

 

 

 

 

 

1人で作品をみていると、

2つの目と1つの頭で、鑑賞することになります。

 

 

 

 

 

しかし、10人で作品をみていると、

20の目と10の頭脳が 動員されることになります。

 

 

 

 

 

 

複数の視点が交錯する ことで、

 

 

  自分が感じた以上の発見驚き

 

 

得ることができるのでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人間は同じような空間にいて、

 

 

   同じような生活をしていても、

 

 

驚くほど、脳は 一人ひとり違い ます。

 

 

 

 

 

 

 

 

解釈、感じ方、考え方、表現の仕方がいかに異なるかは、

 

自己中心性を「本能」「煩悩」として持つ私たちにとって、

 

非常に重要な学びになるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

脳は、キャッチボールをするかのように、

〈右脳〉と〈左脳〉の間を行き来しながら、

 

 

   ①インプット

 

   ②思考、ひらめき(直感)

 

   ③アウトプット

 

 

を繰り返しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

今日はそのなかの

ひらめき(直感)について、書こうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

まず、

 

 

ひらめきは、” 当てずっぽう ”とは違います。

 

 

 

 

 

 

 

ひらめきは、経験や知識に裏付けられたものであり、

興味、情熱、集中の延長線上にあるものでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

”単なる適当”とは違う、

この「意味ある偶然」はどうやって起こり、

どうすれば引き寄せることができるのでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

まず、経験知、外部からの情報は、

大脳皮質(脳の外側)に インプット されます。

 

 

 

 

 

 

 

自分自身にとって、身近で、大事な、

興味があることが「インプット」されるのでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

大脳皮質は、

知覚、思考、運動、推測、記憶など、

脳の高次機能をつかさどる部分 です。

 

 

 

 

 

 

 

そこで「情報の取捨選択」が行われます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、

脳全体では 1000億個 といわれる 神経細胞 があります。

 

 

 

  神経細胞同士は、[シナプス]でつながり合い、

 

 

複雑なネットワーク(神経回路)を形成しています。

 

 

 

 

 

 

 

これまでは、

この「シナプス」の活性化が重要だと考えられてきましたが、

 

 

 

    最新の脳科学では、

 

 

 

「シナプス」をつなぐ接着剤の役割をする

 

 

 

【 グリア細胞 】の働きが、世界的に注目されています。

 

 

 

 

 

 

 

この<グリア細胞>は、

 

 

  何の論理性もなく、突拍子もないもの

 

 

をつないでいきます

 

 

 

 

 

 

 

 

いわば、ひらめき(直感)の ”源泉” といえるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

独創的な発想で世界を変える「天才」たち。

 

 

 

 

そのなかでも、アインシュタインの脳は傑出していて、

平均的な人の1.7倍もの「グリア細胞」が発見されたそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

もちろん、〈ひらめき〉は、

 

 

 

   決して、特別な人だけのものではなく

 

 

 

 

 

どんな人にでもある、[ 第六感 ] です。

 

 

 

 

 

 

 

 

このひらめき、直感といわれるものは、

非常に真髄を得たもので、

『 直感が7割正しい 』と言われたりもします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よくよく過去を振り返ってみると、

 

 

 

 「あの時、うすうす感じていたけどなぁ」

 「分かっていたんだけどな」

 「なんで、ああしなかったんだろう」

 

 

 

ということは、誰もが幾つかあると思います。

 

 

 

 

 

 

 

そういう直感・ひらめきを、

 

 

  いかにキャッチして、ヒントを得て

  人生に 活かしていく かは、

 

 

非常に重要なことでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

この〈ひらめき〉の源泉 である

 

 

   ≪グリア細胞≫を

 

 

刺激し、活性化するには何が大切なのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

一見、バラバラで、関連がないことでも、

 好きなことをやる。

 

 

 

 

 

 

②いい意味でこだわりを持つ、諦めない

 繰り返しの 反復 が、その人の能力を高めていく。

 

 

 

 

 

 

 

何もしない、ボーっとした時間を持つ

 これが非常に大切。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

物理学者ルイス・アルヴァレズは、

 

 「素粒子」の研究だけではなく、

 

 ・ケネディ大統領暗殺事件の解明、

 ・隕石の衝突、

 ・ピラミッドの透視、

 ・中性子の研究など、

 

 

一見、まったく関連性のないこと をしていました。

 

 

 

 

 

 

 

ウィリアム・ショックレーは、

 「トランジスタの発明」で有名ですが、

 

 潜水艦技術の研究、

 太陽電池の研究もしていました。

 

 

 

 

 

 

 

例えば、

 

 

  アパレルの仕事をしながら、

  投資の勉強会に参加したり、

  釣りに行ったりする。

 

 

 

  好きなゲームをしつつも、

  ジョギングをしたり、

  算数の問題を解いたり、

  絵を描いたりする。

 

 

 

 

 

 

 

 

多岐にわたる興味の分散 が、

≪グリア細胞を活性化≫することが解明されています。

 

 

 

 

 

 

 

そして、«ひらめき»を鍛える最も大切なことは、

 

 

 

    何もしていない時間、

 

 

 

 

ボーっとしている時間 です。

 

 

 

 

 

 

 

今、世界中の脳科学者が注目しているのは、

何もしていない【デフォルト・モード】です。

 

 

 

 

 

 

” マインドフルネス ” が広がっているのも

その一環なのでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

<デフォルト・モード>は、

 

いわゆる ゆる~い時間

 

何もしてない時間です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何もしていない休んでいる時間に、

 

 

普段、日常生活で使っていない

 

 

  前頭前野の内側

  後部の帯状回

  頭頂小葉

 

 

が盛んに働きます。

 

 

 

 

 

 

デフォルト・モードは、

 

 

«ひらめき»には非常に大切で、

 

 

 

  マインド・ワンダリング(心の散歩)

 

 

ともいわれてます。

 

 

 

 

 

 

心がふらふらと

思いつくままに散歩している状態。

 

 

 

 

 

 

 

”マインド・ワンダリング”  では、

 

 

 心のふたが勝手に開き、

 さまざまな記憶や感情が浮かんできて、

 

 

そんな時に

 

 

 ある考えが偶然に組み合わされて、

 

 

 新しい何か を生み出していきます。

 

 

 

 

 

 

 

ニュートンは、庭でぼーっと休んでいる時に、

リンゴが落ちるのを見て、

「万有引力の法則」を発見しました。

 

 

 

 

 

 

古代数学者アルキメデスは、

お風呂に入っているときに、

物体の体積と浮力の関係を”ひらめき”ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

私たちが、普段の日常生活で使う脳 は、

 

 

 

  「 問題解決 」や「 課題解決 」のために

 

 

動いています。

 

 

 

 

 

 

 

 

特に、今は、高度に発達した社会で

 

 

膨大な情報があふれ、

 

 

 

  現代人は非常に忙しく、

 

 

 

 

  ぼんやりする時間 が足りていません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

脳は〈考える脳〉と〈考えない脳〉が、

 

 

 

  シーソーのように

 

 

 

  交互に 使うのが重要です。

 

 

 

 

 

 

 

 

デフォルト・モードは、

一日に1時間~2時間 が理想だそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

目の前の仕事から 完全に離れた時間、

 

 

 

    自由空想時間

 

 

 

何かをしようという意思のない時間 です。

 

 

 

 

 

 

 

そこに”ひらめき”という 源泉 があるのでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

休んでいるようで休んでいないのが

私たちの脳ですが、

 

 

 

 « デフォルト・モード »を大切にすることによって、

 

 

 

 

 

今後の「新しい気付き」や「新しい発想」も

 

自然とひらめいてくるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

クリエイティブな人は、

 

 

いつも <冷静> と <情熱> の間にいる人 なのでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

…自分らしさを大切に、

”ひらめき”という 第六感 を磨いていきたいものですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。

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