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幼少期からの生き辛さ~インナーチャイルドの傷、愛情飢餓

2015-08-24

おはようございます。大阪市梅田は快晴です。今朝は少し涼しい風が吹いていました。いよいよ夏休みも終わりですね。

 

 

 

…インナーチャイルドは、愛情という安全基地があることで、安心して探索活動を行って、認知的、行動的、社会的に成長をしていきます。

 

愛情は、あらゆる発達の土台なのでしょう。

そのため、愛情飢餓があると、発達の問題を生じやすくなるといいます。当人に深刻な生き辛さをもたらすケースも多くあります。

 

愛情飢餓は、インナーチャイルドが求めている愛情を与えなかったり、一方通行で親の都合が優先されたり、適度な関心共感承認がなかったときに、起こります。

 

目には見えないものですが、インナーチャイルドの心を深く傷つけ自己に対する評価が著しく低くなってしまったり、対人関係でうまくいかなかったりして、「その後の人生」の生き辛さの原因になってしまいます。

 

発達の問題は、基本的な行動のコントロールから自律神経の制御、さまざまな学習、関心を共有したり、協調したり、トラブルに対処したりといった社会的コンピテンスの獲得まで多岐にわたります。

 

その一例は、困難やストレスにぶつかった時の対処能力でしょう。

 

安定した愛情をもらっている子どもは、自分一人では手に負えない問題に対して、助けを求めたり、相談したりすることがスムーズにできやすかったりします。しかし、愛情飢餓状態にあると、それがうまくできなかったりします。

 

自力で対処しようと極限まで我慢して、結果的につぶれてしまうこともあります。

 

また、愛情飢餓で育つと、向上心自己肯定感を持つことが困難になります。そのため目標に向かって努力しようという意欲が湧きにくくなります。

 

しかし、愛情飢餓で育ち、愛着の障害を持ちながら、その「負のエネルギー」を昇華させて、幸せに生きている人もたくさんいます。

 

例えば、歴史上の人物で言えば、文豪、夏目漱石、ヘルマン・ヘッセ、ミヒャエル・エンデは幼い頃、行動上の問題が深刻だったといいます。また、アップルの創設者で偉大な経営者だったスティーブ・ジョブズも、そうした人の一人でしょう。

 

ジョブズは、生後数週間で、生みの親から離されて養子となりました。幼い頃から多動で、衝動的な傾向を示し、殺虫剤を味見したり、コンセントにヘアピンを差し込んだりして、何度も病院に担ぎ込まれています。

 

その革新的で天才的なインスピレーションとカリスマ性の背景には、生涯を通して、ある種の頑なさ、衝動的な怒りを持ち続けていたといいます。

 

また、ドイツの文豪ヘルマン・ヘッセは、ものを壊したり火をつけたりという悪戯がひどかったといいます。学校から逃走して、自殺未遂までしたため、施設に入れられることもありました。両親とも宣教師で、ヘッセに「良い子」であることを強要し続けました。

 

その結果、ますます自暴自棄になり、親との関係は悪化の一途をたどるばかりでした。

 

このような偉人たちは、類いまれなる才能と、それに自ら気付く力と、ひたむきさ献身がありました。だからこそ偉業を成し遂げることができたのでしょう。

 

しかし同時に、生涯、とてつもない生き辛さを抱え続けた人たちでもありました。

 

 

インナーチャイルドの傷、愛情飢餓というものが、どれほど深刻なもので、その人の生涯を貫くかは想像を超えたものがあります。

 

「自分が自分であること」、一見、当たり前に思われる自然な感覚が得られない深い迷走状態

 

自分はどうすればいいのか、何に適性があり、どういう人間なのか、考えても考えても答えが出ない苦しみ。そして、その苦しみの多くは周りの人に理解されないものです。独り悶々と抱えている生き辛さ。

 

光の見えないトンネルを歩き続けているようなものです。

 

 

しかし、今の生き辛さには、必ず過去に「原因」があるはずです。

 

天から授かった先天的なもの、現世での環境、その後の出来事に対する自分の認知

 

インナーチャイルドの傷が深刻でトラウマになってしまうと、ある人はうつ病になり、ある人は強迫神経症に、またある人は対人恐怖に苦しみ、ある人は無気力になってしまいます。

 

その症状の根っこの幹の部分には、承認欲求が満たされずに愛情飢餓でつらい思いをしている「幼い自分」がいます。それがインナーチャイルドです。

 

怒り悲しみ不安恐怖、表現のしようがない衝動性。その感情を解放していくなかで、自分という存在を俯瞰していき、自分自身を深く知ることができるでしょう。

 

そして、本来の自分を知り、その延長線上にある未来に思いを馳せていく。

 

だんだんと自分の使命や役割が分かってきて、「進むべき方向性」が見えてくるでしょう。

 

 

愛情飢餓の苦しみから抜け出して、天命を知り、新しい生き方を選択する力は、誰の中にもあると思います。抱え続けて、もう抱えきれないぐらいになった苦しみを一つずつ降ろしていきましょう。

 

傷ついたインナーチャイルドを助けてあげましょう。

そうすることによって、今この瞬間を生きるエネルギーがだんだんと得られるのかもしれません。

 

ヒプノセラピー(催眠療法、インナーチャイルド療法、前世療法)でより多くの癒しや気付きををと願っております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。

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