人と違う生き方~自分の人生を生きる
おはようございます。 大阪市梅田は雨模様です。 梅雨の季節がやってきましたね。皆さま如何お過ごしでしょうか。
…最近、仏教の本を読むことが多く、梅原猛さんや瀬戸内寂聴さんや稲盛和夫さんの本に啓発されています。紀元前500年ほどまえ、仏教の創始者である、釈尊とか釈迦と呼ばれる人が生きていました。
釈迦が言った言葉に「天上天下、唯我独尊」というものがあります。最初は、この「唯我独尊」という言葉の意味がよく分かりませんでした。なんとなく、「この世でただ自分一人が尊いのだ」と言っているように思えたのです。
この言葉の解釈はいろいろありますが、「世界中に自分という人物はたった一人の存在である、そのことゆえに価値があるのだ」と受け取っています。
「唯我独尊」という言葉は、「自分が自分だけの人間であって、ほかの人とは違う存在である」ということを伝えているようです。そのことを私たちはしっかり認識する必要があるように思えます。
自分という人間は誰とも似ていません。母親とも父親とも、兄弟姉妹とも皆、指紋が違うように異なっています。
そして、「昨日の自分」は「今日の自分」ではないということです。ともすれば、人と比べがちな世の中で、それが実はとても大事なことかもしれません。
自分は他人とは違うということ、今日の自分は昨日の自分ではなく、明日の自分でもないということ。
その刹那のなかで私たちは生きています。
そして、結局のところそこから出てくるのは、人間には一般的な健康法などないということだと思います。
例えば、平熱にしても、一人ひとりみな違っています。37.2度が平熱だという人もいれば、36度ちょうどで平熱という人もいます。
あるいは、「朝ごはんをきちんと食べると健康にいい」という説もあれば、「朝ごはんは食べなくてもいい」という説もあります。
肉体的なことだけではなく、心の捉え方も人によって違います。
<トラウマからの脱却>、<生き甲斐の創造>のプロセスも千差万別です。
世間で言われているスタンダードなものに対して、いや、自分は自分だ、他人と違っていてもいい、と考える独自のオリジナリティを持つことが大切なように思えます。
人間の値打ちというのは、どこにあるのでしょうか。それは、ほかに似た人がいないということかもしれません。
何かをしたから値打ちがあるとか、何かをしないから値打ちがないとかいうことではありません。
この世のたった一つの希少価値であるということです。
そうは言うものの、誰とも似ていないということを不安に思う人も多いでしょう。
「みんなと同じように」という画一的な教育システムの弊害が残っているせいか、「個性だ」「オリジナリティだ」と叫ばれてはいるものの、<他人の評価>が気になってしょうがない、という時代なのかもしれません。
雑誌やテレビなど、いろいろなメディアは、「今はこうあるべきだ」「健康になりたいならこうしなさい」ということをさかんに言います。その時代の流行に乗っていないと不安だ、という人も多いかもしれません。しかし、それはどこか間違っているように思えます。
「犀(サイ)のごとく独りゆけ」という釈尊の言葉があります。群れをなさず、ほかの仲間となれ合わず、ゆっくりとある方向へ向かって歩いていくサイの姿。
それは、なんとなく、人が生きる大事な姿勢を表しているような気がしてなりません。
たしかに、みんなと一緒、同じなら、一時は、寂しくないかもしれません。しかし、自分の人生を生きるということは、「人と違う生き方」をすることです。
生き方も死に方も一人ひとり違っていいのだと思います。どうしても「相手を変えよう」、「相手を分からせよう」「人の目が気になる」「失敗したらどうしよう」と人は思いがちですが、このエネルギーは無為なエネルギーともいえます。
大切なことは無為なことに囚われている自分を解放していくことかもしれません。<自分の生き方>を追求して、そこで出会える魂との触れ合いが私たちの人生を深めてくれるのかもしれません。
ヒプノセラピー(催眠療法、インナーチャイルド療法、前世療法)でより多くの癒しや気付きをと願っております。
最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。
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