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インナーチャイルドの傷:自然な感情が抑圧される

2014-04-15

おはようございます。 大阪市梅田は快晴です。今日は昼と夜のセッションです。

 

…今日はインナーチャイルドの傷について書こうと思います。インナーチャイルドは幼いころの自分とは限りません。遠い昔の記憶があるかないかの自分ではなく、今の自分に直接影響を与えている本来の自分のことを言います。

 

インナーチャイルドはさまざまな出来事によって傷ついたりしますが、多くは人間関係で傷ついてしまいます。なかでも親子の関係で悩んでいる人は多くいらっしゃいます。親子関係は一番近い関係の一つですから、相性が悪いとどうしても歪んでいくのでしょう。

 

幼少期からのトラウマで、自然な感情や欲求を抑圧してしまうケースもあります。私たちが生きていく上で、最も恐ろしいことの一つに、自然な感情の流れを失ってしまうことがあるでしょう。

 

支配的な環境で、感情を押し付けられて育つと、どうしても自らの自然な感情や欲求を見失ってしまう傾向があります。まず自然に自分が「ある対象」に対して「ある感情」を抱くのではなく、それ以前に、その対象に対して持つ「べき」感情を押し付けられたりします。

 

あることが好きであるか、嫌いであるか、自分の自然な感情に従って感じるものではなく、まず「好きであるべきこと」「嫌いであるべきこと」があります

自分の実際の感情の流れに従えば、つまらないのに、これは面白い「はず」だから、「面白い」と「感じて」いたりします。

自然な感情や欲求に従えば「面白い」のに、つまらない「はず」だから、つまらないと「感じる」のです。

 

自分にとってはくだらないことでも、他者にとっては面白いことがたくさんあります。人それぞれ好みもタイミングも違うということでしょう。そんなとき、支配的で我執の強い人は、「こんなことはつまらないから、あっちへ行こう」と言います。

「あっちの方がずっと面白い」、「あなたのためになる」、と事あるごとに言い続けます。

 

そして他者が思い通りになびかないと、我執の強い人は怒り出します。そして更に悪質な人は、それを誰かと共有したがります。その怒りが怖いから、自分の自然な感情や欲求の流れを止めてしまいます。

 

こういう心理的な圧迫もインナーチャイルドを大きく傷つけてしまい、生き辛さをもたらします。アダルトチルドレンの生き辛さは深刻なものがあります。自然な感情を殺して、「持つべき感情」を持たざるを得なくなってしまうからです。

 

我執の強い人は、こうである「べき」という虚像をその人の内面の中に強く持っています。多かれ少なかれ誰にでもありますが、その思いが強すぎて、他者支配、他者コントロールになっていくのです。しかもすべて無意識にやっています。

 

組織であれば立場の弱い人、あるいは家族であれば子どもはその我執(エゴ)の強い人間が持つ虚像に自らを当てはめられていきます。

 

自然な自分を、歪んだ自己像に合わせて作り直すのです。だから自然な感情や欲求が抑圧されて、本当の自分が見えなくなってしまうのかもしれません。

 

「つまらないなあ」も「面白いなあ」も、自分の自然な感情を殺して、必死の努力で作り上げた感情なのです。強欲な人たちによって。支配的な人、我執の強い人ほど、共感性がなく、多様性を受け入れず、他者の感じ方までにも強い要求を持っています。

 

それは自身が依存心が強く、それに気が付かず、幼児性を残したままであることを意味しています。自らの幼児性を、道徳とか規範という名において正当化してくるから、非常に厄介なケースも多くあります。こういう心理的背景が世を歪め、理不尽を増幅させているのでしょう。

 

自分の期待通りに感じたり、動いたりしない時に、「どうしてお前は…」と道徳を持ち出して責めてきます。自然な感情や欲求はこのような過程で抑圧されているのだと思います。

 

 

他者を変えることは難しいかもしれません。変えようとする人は無意識で、他者を排斥しています。幼児性を残した人にそのことを気付かせることは至難のわざです。その人がそこにしがみついて、それを必死に守ろうとしている限りにおいて。

 

 

できることは、自分の未熟さと向き合い、苦しみや怒りを顕在化させ開放していくこと。それは、ありのままの感情を素直に表現することといえます。怒りは喜怒哀楽の自然な感情です。

 

抑圧していると、ますます自分が分からなくなってしまいます。体の毒素を出し切るように、心の膿を出し切る。そして、苦しんでいた過去の自分に愛情を注いで、心をかけてあげたり、言葉をもらったりする…

 

辛い体験を一緒に体験する…そして客観視して、抽象度をあげていきましょう。それが自分を育て直していくプロセスなのかもしれません。物理的に時間を巻き戻すことはできません。しかしトラウマは、心が捉えた「解釈」です。「新しい意味づけ」をすることによって、潜在意識の傷は癒されていくでしょう。

 

抑圧された過去を解放して、自分の本当の感情や欲求を知り、「自分らしい生き方」に誇りを持って生きていきたいものですね。

 

 

ヒプノセラピー(催眠療法、前世療法、インナーチャイルド療法)がそのお役に立てればと願っております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。

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