ヒプノセラピー(催眠療法):許すこと
おはようございます。 大阪市梅田駅は快晴です。皆さま三連休は如何お過ごしでしたでしょうか。
…ヒプノセラピー(インナーチャイルド療法、前世療法)は過去を癒して、
過去のトラウマを手放していくセラピーです。
人が変わっていく過程で大切だといわれていることは「許し」だと考えられがちです。
しかし、ここに大きな落とし穴があります。人間の潜在意識は理屈に合わないことを無条件に納得できるようにはできていません。
許さないといけないから、という理由で無理やり許したことにしてしまっても、それは自分をだまして偽ったことになります。
そのもっとも危険な点は、閉じ込められた感情がそのままになってしまうということです。それで怒りが本当に消えたわけではなく、心の奥に押し込められただけなのです。
自分の身に起きたことの”責任”は、自分にあるか誰か他の人にあるかのどちらかしかありません、
顕在意識レベルで考えるとますますそうなるでしょう。
考えれば考えるほど、「二者択一」で単純化されていきます。
例えば、あなたが誰かに傷つけられた時、そうなったのはあなた自身の責任か、それともあなたを傷つけた人の責任かのどちらかしかないのです、ある意味。。
コントロール、押しつけ、無関心、排除排斥、否定は、人生を大きく歪めてしまいます。そのような境遇で育った人が「許さなければ」と必死に考えるのでは、無理をして相手の責任を免除した結果、自分がその責任を負うことになります。
そして自責の念や自己嫌悪に陥り、または抑え込まれた怒りや悲しみが原因で心身にさまざまな生き辛さを引き起こしてしまいます。
真実(もちろんすべてバイアス、解釈でしかありません)を見つめて問題に取り組むというのは非常につらい作業であるため、その苦しさから逃れるために「許し」に逃げ込んでしまう場合もあります。
そういう人は、相手を「許し」さえすればたちまち気分は回復して、元気になれるとでも思っているかもしれません。そして「もう許したから」といって心の治療を早々にやめてしまい、後になって以前よりひどいうつ病や不安症に苦しむケースもあります。
このように、心の奥では消えていない本当の感情を無視して自分をだましている限り、その感情はことあるごとに噴出してきます。
許しがたいことは実際に世の中にあって、深刻かつ異常な出来事は、トラウマとして心の傷を深めてしまい、とんでもない生き辛さを与えます。
「もう許した」と思った時には一時的に心が洗われるようになって、心身の健康が急激に好転することもありますが、それが長続きしなければ、何かが抑圧されているのでしょう。なぜなら、潜在意識の中で本当に感じていることは違うからです。
…誤解がないようにつけ加えておきたいのですが、決して「許すな」と言っているのではありません。本当に許すことができるのなら、それは素晴らしいことでしょう。
しかしそれは「心の掃除」という道のりを経て、すべての整理がついたうえで、お互いの和解や尊重があって初めて結論としてそうなるのであって、まず最初に「許すことが大切」というのでは順序が逆かもしれません。
ひどい思いをさせられた人は、「怒り」「不安」「恐怖」という感情を抑えておかずに、外に出す必要があります。
もちろん、適切な場所で、適切な相手にしなければ、とんでもないことになります。
場所、相手、タイミングは非常に重要な要素です。
例えば、望んでいた愛情を与えられなかった人は、悲しみ、孤独、自己否定、他者不信という感情を潜在意識の中に抑えておかずに、解放していく必要があります。
「自分にされたことを矮小化」することは、生き辛さからの回復を拒絶していることと同じだからです。
解放して、捉え方を少しずつ変えていく、軌道修正していくなかで、本来の自分(インナーチャイルド)は個性と尊厳を取り戻していくのでしょう。
ヒプノセラピー(退行催眠療法)でより多くの癒しや気付きをと願っております。
最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。
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ヒプノセラピー(前世療法・インナーチャイルド・願望実現)によって、潜在意識に働きかけ、肯定的で前向きな人生を手に入れましょう。