「空気」に支配される生き辛さ
おはようございます。大阪梅田は快晴です。
今日は日本人の気質といわれる
「 同調圧力 」
について書こうと思います。
同調圧力は、
「ふつうは〇〇だ」
「本当は〇〇と思っているけど、
口にすると不利になるから言えない」
「なんとなく○○はいえない」
という実態のないもので
個人の考えや行動を 制限 されるのが、
〈同調圧力〉です。
これは家庭や学校、職場など
あらゆる集団や組織において、
そして社会全体に
自然発生的に起こるもので、
いわば「 空気 」そのものです。
日本では「空気を読め」といわれますが、
この空気を読むことが
暗黙のルール になり、
「空気を読める人」が適応力が高く、
雰囲気やムードを察して行動することが
「出来る人」
「物事が分かる人」
と評価されたりします。
この能力は、
学校生活、就職、職場、地域、親戚の付き合いなど
あらゆる場面で、重視されることが多く、
他人との調和が重んじられ
集団の”雰囲気”を
乱さないようにすることが 重要視 される、
日本独特の特徴の一つでもあります。
同調圧力がなぜ問題なのかは、
その影響が個人や社会にとって
ネガティブな結果
をもたらす場合があるからです。
その主な理由として以下が考えられます。
- 個人の自由意思が抑圧
同調圧力は、個人が自分の意見や価値観を「表現する自由を制限」します。<暗黙の了解>に合わせざるを得ないため、自分の本音や個性を押し殺してしまいます。
- 不健全な集団思考
同調圧力が強いと、全員が似たような意見や行動をする傾向が生まれます。これによって、異なる視点や批判的な意見が「排除」され、結果的にグループ全体の思考が柔軟性を失い、客観性を失っていきます。そして間違った決定に流されるリスクが高まります。
- 精神的ストレスの増加
同調を求められる環境では、他者からの評価を気にし過ぎたり、プレッシャーを感じることが多くなります。
言いたいことが言えない、間違ったことがまかり通る抑圧や不満が、ストレスとなり、怒りとなって、場合によってはメンタルにダメージを与えることがあります。
- 社会的な排除やいじめの原因
同調圧力に従わない人が「空気を読めない」などと批判され、「排除」されたり、「いじめ」の対象になることがあります。
これによって心の傷を負って、トラウマとなり人間不信や孤立を招く可能性があります。
- イノベーションの阻害
同調圧力が強い社会では、新しいアイデアや「革新的な行動が抑制」されます。新しいアイデアや、異なる考え方や価値観が尊重されなくなります。
個性や現状突破する枠にとらわれない発想が、否定されて排除されるので、進歩や変化が「停滞」してしまいます。
〈対処方法やバランスの取り方〉
もちろん、同調圧力の全て悪いわけではなく、
「生産的な目標」を共有する集団の 結束力 を高めたり、
調和や協力を促すという ポジティブな側面 もあります。
しかし何ごともそうですが、
過剰にならないようにすることは重要なのでしょう。
- 個人の価値観を尊重する
一人ひとり指紋が違うように、考え方も価値観も違います。自分なりの考えをしっかり持つと、他者との違いが認識できます。
自分の考えを表現する勇気を養うことで、他者の意見にも耳を傾ける姿勢を持つことができるからです。
自分とは合わない他者への共感力、想像力を働かせることが大切です。
- リーダーシップの工夫
集団のリーダーが、自由に意見を述べられる環境を作ることで、過度な同調圧力を減らすことができます。歪んだ人間が影響力を持つと、集団にいる各々個人が無茶苦茶になります。
どういう人間がトップに立ち「影響力」を持つかが、あらゆる集団や組織のなかで問われます。
そして影響力を受ける、その集団や組織には合わない人、そぐわないと考える人が、自由にそこから離れられることが大切なのでしょう。
以上のように、過剰な同調圧力は、
個人レベルだけではなく、
社会全体に深刻な弊害をもたらす可能性があるため、
[ 適切なバランス ]が必要です。
私たちは、
なんとなくの「空気」に惑わされないためには、
他者の期待に過剰に応じることを、
どこかで、止めないといけない のでしょう。
他人の期待はその人自身の価値観や
思い込みに基づいていることが多いので、
それが必ずしも、自分に当てはまるとは限りません。
人との交流を活発にするなら、
たとえ意見が異なっても
尊重し合える人と交流をすることが大切なのでしょう。
たんに寂しさからやみくもに人とつながったり、
世間体ばかりを意識すると、
他人の期待に答え続ける人生
になってしまいます。
空気を支配する人間に、
隷属する生き方 になってしまいます。
「空気」という得体の知れないものに
惑わされることなく、
過去の自分から学び、
他者からも学ぶことで、
≪ 自分らしさ ≫
というものが見えてくるのだと思います。
人は失敗する生き物です。
ある心理学者によると、
人は失敗からしか学べない、
失敗という経験を通してでしかなかなか賢くなれない
ともいわれています。
そのためには あらゆる経験を都度振り返り、
自分と向き合っていく
ことが大切なのでしょう。
向き合うことで、
自分なりの考え方、生き方、価値観 が分かり、
どう活かしていくのが良いのか
というヒントやきっかけを得られます。
ヒプノセラピーは 潜在意識 に問いかけていく心理療法です。
生き辛さを内側から解放して、
本来の生き方を実現されるために、
そして 同調圧力という「空気」に支配されないために、
より多くの癒しや気付きのある機会を
ご提供できればと願っております。
皆さまの一日を応援しております。
最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。
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