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〈レジリエンス〉を活かす

2023-03-26

おはようございます。大阪市梅田は雨模様です。

 

 

 

 

今はストレス社会で、

うつ病や様々な心の病いが大きな社会問題になっています。

 

 

 

 

 

その理由の一つに、

 

いちど人間関係がこじれたら、

 

 そこから逃げることができない 底なし沼 が、

 

あちこちにあるからでしょう。

 

 

 

 

 

 

家族、親族、恋愛、学校、職場、

友人知人、地域、趣味、ネット空間、

 

 

 

 人間関係 はたくさんあるようにみえますが、

 

 

 

 

人一人の人間が、

 

 

  一生のうちに出会ったり、

  付き合ったりする人数は、

 

 

決して多くはなく、限られています。

 

 

 

 

 

 

 

運よく、良い環境で、風通しのいい人たち、

相性の良い相手であればいいですが、

 

 

 

必ずしもそうとは限りません。

 

 

 

 

 

人間が集まると妙なパワーバランスが働いたりもします。

 

 

 

 

 

しがらみがでてきたり、

妬みそねみ、好き嫌い、

自分のエゴ、相手のエゴがでてきたりすると、

 

 

 

あっという間に 人間関係の罠 に落ちて、

身動きができなくなってしまいます。

 

 

 

 

 

過労死も突き詰めると 濃密な人間関係 からきていて、

今や欧米でも広がっていて「karoushi」という

英語にもなっています。

 

 

 

 

 

 

驚異的な科学の進歩で、

 

今や世界中の人々がスマホを持ち、

 

人と人との距離]が一気に縮まっています。

 

 

 

 

 

 

 

多くの人が、どんどん濃くなる複雑な人間関係に疲れ果てて、

 

プライベートくらい、一人になりたいと思っています。

 

 

 

 

 

 

こうして世界中で「ソロ化」が進んでいたりします。

 

 

 

 

 

 

 

 

私たちは、基本的に、自由な社会に暮らしています。

 

 

 

 

お店で何を注文するか、

どんな服を買うか、

余暇をどう過ごすか、

 

選択肢はたくさんあります。

 

 

 

 

 

 

しかし、そんな選択肢の多いはずの社会でも、

自由にならないのが人間関係です。

 

 

 

 

 

 

あらゆる人間関係のトラブルは、

「選択できること」がなくなることから発しています。

 

 

 

 

 

いじわるな隣人も、いばり散らす上司も、

さっさとさよならができるなら

思い悩むことがないでしょう。

 

 

 

 

 

 

人間関係は、幸不幸の 一つの大きな要素 ですが、

 

どうすれば私たちは[幸せ]になれるのでしょう

 

 

 

 

 

 

これが永遠のテーマなのは、

 

それがものすごく難しいからです。

 

 

 

 

 

 

 

なぜなら

 

そもそも、私たちは、

 

 

幸せのみ が長続きしないように

 

 

設計されている からです。

 

 

 

 

 

 

もちろんあまり悲観することでもないでしょう。

 

 

 

 

 

私たちは、不幸を跳ね返すことができる、

 

レジリエンス>というものを持っています。

 

 

 

 

 

 

誰でも事故やトラブル、諍いがあれば

その直後は、

大きな衝撃を受け、不幸に打ちのめされます。

 

 

 

 

 

あまりにもひどいと、

このまま生きていたってしょうがないと

絶望したりもします。

 

 

 

 

 

しかし には、ネガティブな出来事を、

 

ポジティブに 変えていく力 があります。

 

 

 

 

 

これが人が 生まれながら持っている

 

 

  レジリエンス(反発力)という能力です。

 

 

 

 

 

 

レジリエンスがあるからこそ、

不幸を乗り越えて、前に向かって進むことができます。

 

 

 

 

 

 

しかしその一方で、

 

 レジリエンスそのものが、

 

  幸せが続かない要因にも なります

 

 

 

 

 

例えば、宝くじに当たった人の幸福度を調べると、

最初は、天にも昇る心地がしますが、

 

ほとんどの場合、

その幸福度はだんだん減っていって、

 

2、3年すると、当せん前以下のレベルになってしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

レジリエンスというのは、

 

 

 

  「不幸」にも「幸福」にも 慣れてしまい

 

 

 

元の水準に戻ろうとする、脳の仕組みです。

 

 

 

 

 

 

 

すごく幸せなことがあっても、

 

いつしか、そこにはあまり幸せを感じなくなり、

 

 

レジリエンスが働き、

 

 

幸せとは逆方向に、ベクトルが向いていきます。

 

 

 

 

 

 

足りないもの、気に食わないことがでてきて、

 

それを放置していると、

 

不幸、不満の方が、 知らぬ間に 大きくなっていくのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

…人によって「幸せの水準」は異なります。

 

 

 

 

 

そしてその人固有の「幸せの水準」は、

よほどのことがない限り一生変わらないともいわれています。

 

 

 

 

 

これを前向きに言い換えると、

いますぐ幸せになろうと、必死になならくてもいい

ともいえるでしょう。

 

 

 

 

 

 

もちろん、若くして幸せの絶頂を手にすることは

素晴らしいことでしょうけど、

 

そうであっても、いずれ慣れてしまい、

退屈な日々が必ずやってくるからです。

 

 

 

 

 

 

 

人間は「不幸な状態から幸せに向かって、

   上昇しているときが一番幸せ」です。

 

 

 

 

 

 

挫折のときの衝撃は大きいですが、

それで落ち込み、人生を放棄してはいけません。

 

 

 

 

 

長くゆっくりと幸せになっていけばいいのですから。

 

 

 

 

 

 

それと〈幸せの研究〉で明らかになっているのは、

 

人は「モノ」より、「コト」の方が幸福度は長く続く

ということです。

 

 

 

 

 

モノは、例えば、高級ブランドの服やカバンのような、

かたちのある商品のことです。

 

 

 

 

 

しかし「モノ」は、レジリエンスの作用によって、

すぐに、元の水準に戻ってしまいます。

 

 

 

 

 

去年のバッグだと流行遅れで笑われるんじゃないかと

不安になって、衝動的に新作を買ってしまう。

 

 

 

 

 

そして新作を買うと、一瞬、幸福度が上がって…

 

というのがブランドビジネスですが、

 

本質は「依存症の心理」と非常に近いです。

 

 

 

 

 

 

 

他方で、「コト」というのは出来事、

つまりイベントのことです。

 

 

 

 

 

初めて家族で見に行った花火大会、

友だちと泊りがけで行ったコンサート、

恋人と見た夕焼けなど、

 

 

 

印象的な体験は、それぞれのこころに刻まれて、

会話が繰り返されて、

人生の物語をつくっていきます。

 

 

 

 

 

かたちのあるモノはどんどん老朽化して、

しょぼく感じてしまいますが、

 

 

「こころのなかにあるコト=物語」は、

 

   脳のポジティブな作用によって、

 

逆にどんどん美化されていきます。

 

 

 

 

 

ですから、できるだけいろんな

体験をした方が、人生は深まります。

 

 

 

 

 

 

より多くの経験をした人ほど、

 

    あるいは

 

試練が深ければ深い人ほど、

 

 

 

 

学びが 知恵 となるので、

 

 

   生きる選択肢が増え、

 

 

本質的に強くなっていきます。

 

 

 

 

 

 

 

いろいろな人に会ったり、

 

  いろんな舞台や映画を観たり、

 

  たくさんの小説を読めば、

 

 

いろいろな〈疑似〉体験も増えて

その分、視野が広がっていくでしょう。

 

 

 

 

 

 

もちろん、生きていると嫌なことがあったり、

とんでもないこともあるかもしれませんが、

 

レジリエンスの力で、いずれ楽しい思い出にも

変わっていくでしょう。

 

 

 

 

 

 

これはいい例えかどうか分かりませんが、

友人との会話でいちばん盛り上がるのは、

みんなでヒドイ目にあった体験だったりします。

 

 

 

 

 

 

 

いずれにしても、

形のある分かりやすい「モノ」ではなく、

 

コト(物語)をたくさん積み上げることが、

 

 

   人生を豊かにしてくれるのでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

物語が増えれば、

  それだけ 俯瞰する力 も増していきます。

 

 

 

 

 

 

レジリエンスの〈作用〉〈反作用〉を知り、

 

[今の自分の立ち位置]をうまく活かしていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

自分と向き合い

 

いろいろなことが分かってくると、

 

 

 

 

 「物語=自分の引き出し」が多くなり、

 

 

 

 

  人生の可能性が広がり、

 

 

 

 

前向きな自分を 強化 していくことができるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。

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