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なぜ人は「思い込む」のか

2022-07-25

おはようございます。大阪市梅田は快晴です。

今日は「思い込み」について書こうと思います。

 

 

 

なぜ、人は「自分の理想世界」を信じ切り、

他人を追い込むのでしょう。

 

 

 

 

どうして、理想世界に目を輝かせて

「信じる」のでしょう。

 

 

 

 

 

 

また、なぜ人は「連帯」すると、

 

  権力のピラミッド構造ができ、

 

上下関係をつくり、支配しようとするのか。

 

 

 

 

 

 

「理想世界」の際限なき拡張

 

 

そしてそれに対抗するための思想、

 

思い込み]という深い闇の中に埋没していく人たち。

 

 

 

 

 

 

取り組むべき問題は、

 

環境破壊や資本主義の危機 だけではなく、

 

〈人間の本質的な部分〉への理解、洞察かもしれません。

 

 

 

 

 

 

人間が 人間に 語りかけるとき、

自己陶酔≫という 魔物 に吞み込まれる瞬間 があります。

 

 

 

 

 

 

この魔物には、ストーリー(物語)があり、

 

 

 その裏側に

 

「自己保身」「恐れ」「偽り」

「怒り」「嫉妬」「被害妄想」というものがあり、

 

 

その表には、

 

人の情に訴えかけていくというものがあります。

 

 

 

 

 

 

自己陶酔という<魔物>の存在に自ら気付き、

その危うさ、もろさ、愚かさを知ることは、

非常に重要なことかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

自分の中にいる「魔物」を

 

 

 

 どうしたら、少しでもうまく、

 

 

 

 飼いならすことができるのか、

 

 

 

 

そう考え、向き合い、試行錯誤し続ける人と、

 

 

 

 

 

 安易に物事を信じ、自己中心的になり、

 同じ価値観の人と群れ、

「同じ情報源」ばかりに偏る人とでは、

 

 

 

 

おのずと、学び生き方も異なってくるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

人間の脳は、非常に知的ですが、

同じぐらい 脆弱 にできています。

 

 

 

 

 

 

“脳”は それほど強くないので、

日々考えたり、問い続けないと、

すぐに「分かりやすさ」に流されてしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

ある哲学者によると、

人間の「正常」と「異常」は 紙一重 だといいます。

 

 

 

 

 

個人で冷静なときには、変だと分かっていても、

状況さえ変われば、簡単に巻き込まれたり、

 

一瞬で愚かなことをしてしまうのが、

人間の持つ一面でもあります。

 

 

 

 

 

その瞬間、人と人との間(ま)がもたらす

幻想に憑依されるかのように

 

 

 

 

 

 

 

今の時代は、

 

 何でも合理性

 

  エビデンス主義 の風潮が、非常に強いです。

 

 

 

 

 

 

気候変動でも、コロナ、格差問題、政治と宗教、戦争…

 

 

 

    あるいは、

 

 

 

個々の他者に対しても、

 

 

 

 

 映像、音声、AIやデータなどの、

 

 

 

 

 ≪科学的実証性≫さえ 依拠 すれば、

 

 

 

 

我が主張は正しい」となります。

 

 

 

 

 

 

 

人間の脳は常に「分かりやすさ」を求めるのでしょう。

 

 

 

 

 

 

脳科学・心理学的に考えますと、

 

 

 

 

 

 

その〈対象〉が何であれ、

 

 

 

【なるほど】というものが 3つ以上 あれば、

 

 

 

[自分の中で、強い説得力] を持ち始め、

 

 

 

 

  あたかも、それが全てをあらわし、

 

 

 

 

  それがあたかも真実かのように

 

 

 

脳は受け取ります。

 

 

 

 

 

 

 

「脳」は空白に耐えられないので、

つねに「結論」を求めるのでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

分かりやすければ 分かりやすいほど、

自分の中で説得力を持ち始め、

 

 

そして、

 

「好きか、嫌いか」

「合うか、合わないか」

「気に入るか、気に入らないか」という

 

 

 

   [感情論]で

 

 

 

 結論 が決まってしまいがちです。

 

 

 

 

 

 

今はネット社会ですので、

 

その[結論]はあっという間に拡散され、

 

 

受け取る個々の内側で共鳴し、

 

 

「結論」は 野放図に強化され続け ます。

 

 

 

 

 

 

その論拠となる理由探しには、

人生をもてあますぐらい、

ほぼ無限に、情報が溢れています。

 

 

 

 

 

 

簡単に、悪の所在を見つけ出した と叫び、

 

 

その悪を叩けば  世界はよくなるのだ

 

 

その悪の所在を 自分は知っているのだ

 

 

という安直さ。

 

 

 

 

 

 

これほど恐ろしいものはありません。

 

 

 

 

 

 

 

そこには「感情論」から逆算した

 

何度も通ったレール(思考過程)しかないのに、

 

 

 

 

潜在意識は「現状維持」を望む せいか、

 

 

 

ともすれば人は簡単に、

 

 

  自ら強固に築き上げた[思い込み]という

 

 

牢獄から出られなくなってしまいます。

 

 

 

 

 

 

しかし、きっとおそらく、

 人間はそんなに簡単に、

  物事を断定できないはずです。

 

 

 

 

 

 

≪ 安易な正義 ≫ に飛びつくほど、

危ういことはないでしょう。

 

 

 

 

 

 

人間には、<自意識>というものがあります。

 

 

 

 

<自意識>とは、ある価値判断を下しても、

 

 

  すぐさまそれに「反対命題」が頭にひらめき、

 

 

≪決定的価値≫ を持ち得ないことを意味します。

 

 

 

 

 

 

 

「絶対に正しいと決断を下した」と思う間もなく、

たちまち、悔恨に責められなければいけない、

 

 

 

   そんな不断の動揺に対応するには、

 

 

 

[深く自分と向き合う]精神的な営みが必要になるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

抑圧された感情、記憶があれば、

 

それは 無意識に 増幅され、

 

やり場のない毒素が内側に留まります。

 

 

 

 

 

そして自分を、周りを苦しめ、卑しめます。

 

 

 

 

 

 

ある説によると、

人間は 朝起きてから 寝るまでの間に、

9千回、無意識に「選択」をしているそうです。

 

 

 

 

人は皆、限られた時間のなかで日々、

〈小さな選択〉を重ねて、生きているのでしょう。

 

 

 

 

その小さな選択に 気が付いていく ことは、

きっと 人生に大きな違いを もたらすでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

エンパシー(empathy)と

シンパシー(sympathy)という言葉がありますが、

 

日本語では2つとも

「共感」と訳されることが多いです。

 

 

 

 

 

しかし、両者は全く別物であり、

混同してはいけないと思います。

 

 

 

 

 

[エンパシー]とは、

 

その人の立場であったら

 

 自分はどう感じ、

 

 どう考えるだろう 想像する能力 のことです。

 

 

 

 

 

 

他方、

 

[シンパシー]は同情や共鳴

「わかる、わかる」という感覚です。

 

 

 

 

SNSの「いいね」ボタンに 近いかもしれません。

 

 

 

 

「シンパシー」は瞬時に沸く感情ですから、

 

 

注ぐ対象は

 

 

 かわいそうな人、

 同じような思想を持つ人、

 境遇が似ている人など、

 

 

どうしても « 限定的 » になります。

 

 

 

 

 

 

一方[エンパシー]は、対象に制限がありません

 

 

 

 

たとえ、

かわいそうと思えなくても、

共鳴できなくても、

自分には 分からない環境で 暮らしている他者にも、

 

 

 

 『もし自分が、その人の立場であったら』と

  想像力を働かせる能力を意味します。

 

 

 

 

 

 

[エンパシー]には、

多角的な視野、柔軟な捉え方や、

この人生を 俯瞰 する力があるでしょう。

 

 

 

 

 

 

同調する「同じ考えを持つ人」とだけ話をしていても、

[エンパシー]は育ちません。

 

 

 

 

あるいは、

 

自分に有利な、

納得しやすい≪情報≫にばかり接していても、

 

 

「思い込み」という[執着]に、

 どんどん 埋没 してしまうでしょう。

 

 

 

 

 

 

エンパシーは、シンパシーよりも奥深い体験であり、

多くのエネルギーを必要とします。

 

 

 

 

 

 

自分にとって分かりやすい、

自分の価値観に合う考え、思いに共鳴するより、

 

 

 

 なかなか分かり得ない考え方、

 

 

 

 価値観の異なるバックグランドの境遇を

 

 

 

想像し、その思考過程をたどることは、

それほど簡単なことではありません。

 

 

 

 

 

 

難しいことでもありますが、

 

 

違う角度から、物事を捉える試みは、

 

 

執着という 魔物 から離れる]ための、

 

 

大切なプロセスかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

人は誰でも、自己保存という欲求を〈本能〉で持ってっているので、

「自分は正しい」と思いたがる生き物です。

 

 

 

 

 

 

いかに俯瞰するか、

 

 どれくらい抽象度を上げていくか、

 

どれだけ多角的に考え、客観視するかによって

 

 

自分のなかに居座る魔物]への捉え方も

 少しずつ変わっていくでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

より深く 自分を知り、相手を知り、

 

 

  物事の本質 を見極めようとする姿勢が、

 

 

魂の学びとなり、

 

[生きる知恵]になっていくのかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。

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