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トラウマからの克服~潜在意識から癒す

2022-05-12

おはようございます。大阪市梅田は雨模様です。

 

 

今はあらゆることが急変し、複雑さを増す時代で、

 

一人ひとりの〈気持ち〉や〈精神性〉が

置き去りにされることが多いかもしれません。

 

 

 

 

 

思うがまま、

  感じるがままに生き、

    迷うことなく 日々の営みに熱中できれば、

それにまさることはないでしょう。

 

 

 

 

しかし、そんなふうに生きれる人ばかりではありません。

 

 

 

 

生きることに迷いや違和感を感じ、

本当はどうしたいのか、どうすればいいのかと

揺らぎ続ける人もいます。

 

 

 

 

自信が持てず、いわれのない罪悪感や恐怖に

押しつぶされそうになる人もいるでしょう。

 

 

 

 

理不尽な状況で、長年の悪意に耐え切れず、

怒りと無力感で疲れ切っている人もいます。

 

 

 

 

本来なら安心できる場所があってもいいはずなのに、

不信感を感じてしまい、

心を閉ざしている人も。

 

 

 

 

あるいは、幸運な人生を送っているはずなのに、

生きることに、なぜか空しさや無意味さが

付きまとう人もいるでしょう。

 

 

 

 

 

 

あらゆる悩み、苦しみの根底には、

〈人が生きる〉という 根源的な問い があるでしょう。

 

 

 

 

 

 

人生のある時期、あるいは長年にわたって、

自分の心の問いに対する「答え」を探し求めようと、

七転八倒することがあります。

 

 

 

 

 

そのとき、

科学や理屈では答えが出ない問題、

 

つまり〈 答えのない問い 〉に

私たちは向き合っているのでしょう。

 

 

 

 

 

間違いのない答えが出ないからといって、

答えを出さないわけにはいかないのが

人生かもしれません。

 

 

 

 

 

 

たとえ答えは出なくても、

〈自分なり〉の 選択 決断 をし、

この瞬間を、生きていかなければいけません。

 

 

 

 

 

 

重い困難ほど、

 深刻なトラウマになり、

 

それを乗り越えるためには、

 形而上の精神的な営みが必要になってくるでしょう。

 

 

 

(形而上:形をもっていないもの。

     感覚的な経験だけでは知り得ないもの。

     有形の世界の奥にある、究極的なもの)

 

 

 

 

 

そこには[合理的な正解]などなく、

むしろ、合理的な正論を説いても、

問題はこじれるばかりで、

何の役にも立たないかもしれません。

 

 

 

 

 

 

哲学者ウィトゲンシュタインは、その著書を、

 

『語ることができないことに、

 人は沈黙しなければいけない』

 

という一節で締めくくりました。

 

 

 

 

 

論理は、死にたいと言っている人に対して、

何も説得するものを持ち得ないでしょう。

 

 

 

 

 

 

しかし同時に、

 

一片の言葉に、あるいは

 些細であっても 何かの考え方に、

 

救い光明を見い出そうとする 営み

人間が持つ 特別なものなのでしょう。

 

 

 

 

 

たとえ曖昧であっても、

なにがしかの答えを見い出そうとする姿勢のなかにこそ、

 

その人の 真実 があり、その人の輝きがあるのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

理不尽な世に、

 

  試練の多い人生に、

 

なんらかの 意味 を汲み取ろうとすることは、

私たちの魂の呼吸なのでしょう。

 

 

 

 

 

 

トラウマは、その人自身が感じるもので、

客観的な尺度がある訳ではなく、

自分以外の他者が、正確に完全に知り得るものではありません。

 

 

 

 

 

 

誰かに言葉で論理的に説明する為のものではなく、

 

内側の心の叫び(恐怖、怒り、罪悪感など)であり、

素の感情、ありのままの感覚です。

 

 

 

 

 

 

トラウマによる後遺症(PTSDの症状)は、

主に3つあると考えられます。

 

 

①脅威感 

②再体験

③回避です。

 

 

 

 

①脅威を感じるので、神経が高ぶり、

 心拍数が高くなり、心身共に硬直してしまいます。

 

 

 

②トラウマの体験時の記憶が、

 勝手によみがえり、

 自分にとって辛い場面が自動反復されます。

 

 

 

③トラウマ体験を想起させるような状況を

 極端に避けようとします。

 

 

 

 

 

「複雑性PTSD」という言葉を

聞いたことがあるかもしれませんが、

複雑性PTSD は、以下のような症状が多いといわれています。

 

 

 

 

⑴感情の調節、コントロールが出来なくなったり、

 自分の気持ちが分からなくなる。

 

 

 

⑵ネガティブな自己概念が、無意識に強化されてしまい、

 自分や他者に対して、世界への見方が変わってしまう

 

 

 

⑶対人関係の障害。他者との関係を維持し、

 安心して、親しくなることが難しくなる

 

 

 

 

 

トラウマは、その瞬間だけではなく、

その後の人生を変えてしまうことがあります。

 

 

 

 

 

頭(脳)の中で、 反復増幅 されることが、

非常な苦しみをもたらし、

それはとてつもなく辛い状態です。

 

 

 

 

 

外から見ても、その人のトラウマは分かりません。

 

 

 

症状によって異なるので、一概にはいえませんが、

 

 

街をふつうに歩けたりもしますし、

買い物にも行けたり、

 

一見ふつうに通学ができたり、

 

仕事が出来ていたりもします。

 

 

 

 

 

基本的に、トラウマを抱える人は、

それを日常で身近な場面で出そうとはしません。

 

 

 

 

 

そしてトラウマを克服しよう、癒したいと考えても、

適切な環境、手段は未だ情報も少なく、

社会的な認知・理解に至っては、

全く追いついていないのが現状です。

 

 

 

 

 

トラウマの反応は、

人によって表出のされ方が異なりますが、

心理学で[3つのF]といわれる反応がでてきます。

 

 

 

①Fight(闘争) 

 

 危機に立ち向かい、脅威を与えてくる人や状況に、

 攻撃し、打ち負かそうとすることで現状を打破

 する反応。 

 

 

②Flight(逃走)

 

 危険な状況、異常な嫌悪感、恐怖心を感じる状況から、

 逃げ出す反応。人づきあいを避けるといった回避行動

 にも現れます。

 

 

③Freeze(凍りつき)

 

 あまりの恐怖に立ちすくみ、凍りついたように

 動けなくなる状態。

 心理的、肉体的に闘うことも、

 逃げることができない状態での唯一の方法。

 

 

 

 

 

 

トラウマは、危険が去っても元に戻らない状態をいいます。

 

 

 

そして、そのトラウマの

冷凍保存された記憶 が 「 」 を乱してしまいます。

 

 

 

 

 

強烈すぎる体験、

 

長年の愛情飢餓、否定、攻撃、

 

理不尽で、一方的・画一的な環境では、

 

 

 

  脳は 情報を処理 することが 難しくなり

 

 

 

そのときの五感、感情、認知、思考は

そのまま冷凍保存 されてしまいます。

 

 

 

 

 

この冷凍保存された記憶を、

溶かすことが必要になります。

 

 

 

 

 

回復の過程は一本道ではなく

 

  らせん階段を上がるように、

 

認知、感情、思考を 拡大 していく

プロセスが必要になるでしょう。

 

 

 

 

 

 

過去に支配されない ≪ 今 ≫ を取り戻すには、

 

 

①抑圧された感情の解放

 

 

 

抽象度を上げて、客観的に自分の状態を知ること

 

 

 

③過去の自分がどうであれ、自分の味方になり、

 自分を労わってあげること。

 

 内面の深い部分とのつながりです。

 

 

 

 

この3つの段階が非常に重要だと考えられます。

 

 

 

 

 

脳は大きく分けて、

[ 情動脳 ] と [ 理性脳 ] に分かれます。

 

 

 

[ 情動脳 ]は、

脳の中心に位置し、偏桃体、脳幹を含み、

感覚の情報〉を集め、理性脳に送る役割があります。

 

 

ホルモン分泌や自律神経の中枢にあり、

ストレスへの反応に深くかかわっています。

 

 

 

一方、[理性脳]は、脳の外側にあり、前頭前野を含み、

思考、認知、判断 を司る部分です。

 

 

 

 

 

トラウマは、「情動脳」が 過剰に 働いている状態なので、

 

 

理性脳を強化」していく必要があります。

 

 

 

 

そのために、できるだけリラックスした状態で、

意識的に「今」とつながることも大切でしょう。

 

 

 

 

 

過去は変えられないですし、

 忘れることもなかなかできませんし、

  トラウマを与えた相手を変えることもできません。

 

 

 

いずれも不可能か、天文学的に難しいでしょう。

 

 

 

 

 

 

「生傷」を「傷あと」に変えるには、

 

最終的には、仮にその場面を思い出しても、

平常心でいれる状態 もっていかなければいけません。

 

 

 

 

 

医療による薬物治療を含め、

たくさんの心理療法もありますが、

 

ヒプノセラピー(催眠療法)は 潜在意識 から

トラウマを癒し、克服するための、

非常に効果的な手段の一つです。

 

 

 

 

 

 

いろいろな治療方法はありますが、

多くの治療に [ 共通 ] していることは、

 

 

①心理教育(トラウマや、トラウマの影響を知ること)

 

 

 

②静かに自分と向き合うこと

 

 

 

③感情の解放(恐怖、罪悪感、恥辱感、怒り、悲しみ)

 

 

 

④認知処理、再構成 

 (俯瞰する、新しい意味づけをする)

 

 

 

⑤記憶処理

 (言葉にしにくいトラウマ記憶を、

  首尾一貫した「物語」として 編成し直し

  トラウマを「物語の記憶」にしていく)

 

 

などでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

トラウマは「凍結した記憶」によって、

脳がハッキングされている状態です。

 

 

 

 

 

とどこおったエネルギーを流し、

 

 

「そうならざるを得ない何かがあったのでは…」

 

 

「もっと高い視点、深い学びをする

 タイミングがきているのかも…」

 

 

などの気付きが 内側から自然に湧き上がってくると、

 

 

だんだんと 視野 も拡がり、

 

 

 

 

    認知や思考が根源的な部分でやわらいできて、

 

 

 

 

新しい意味 を見いだすことができるでしょう。

 

 

 

 

 

 

生き辛さを超えて、

自分らしく生き抜くための「勇気」と「知恵」を体得したとき、

その人はそのトラウマから解放されていくでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。

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