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過去への執着が「苦しみ」を生む

2016-06-27

おはようございます。大阪市梅田は快晴です。

 

 

…「私は苦しむのが好きです」という奇特な人は、おそらくこの世にほとんどいないでしょう。私たちは誰しも、「苦しみたくない」「幸せになりたい」と思っています。

 

ところが、多くの人がいつも誰かを批判したり、自分を否定したり、誰かに愚痴を言ったりしています。

 

このことそのものが自分を不幸にしているとは気が付かずに。もちろん、理不尽なこと、不快なことがあれば誰だって、怒り、恐怖、嫌悪感がでてくるでしょう。

 

しかし、過去のことをいつまでもこだわっている人は、神経症的要求の強い人でもあります。

 

過ぎ去ってしまったこと、すでに起きてしまったこと、それらはもうどうすることもできません

 

カーネギーは、「過去への執着」を捨てるべきだというのを「おがくずをひこうとするな」と表現しました。

 

 自分にとって望ましくないことが起きてしまった、しかし、そのことが起きたということが、どうしても受け入れられない。

 

それはひとえに「そうあるべきではない」と頑なに思い続けているからです。

 

このように考えていれば、どうしても、そのようなことが起きたことを許せなくなります。

 

買った株が暴落してしまった。

彼女(彼)が去ってしまった。

仕事で失敗した。

あの人にこんなことをされた、言われた。

 

あのときああしておけば、あのときこうしていればと悔やみ続ける

 

誰でも思い通りにいかなかったら、くやしがります。

 

しかし心理的に健康な人は、あるところで諦めます。

 

それだけに、同じ失敗や損でもストレスが少ないのです。

 

 

心理的に健康な人が正しいのではなく、そうある方が、心が楽になるということです。

 

「そうであるべきではない」と考えている人は、いつになってもその損害を受け入れられません。

 

こぼれたミルクにいつまでもこだわるのは、「こぼれるべきではない」と感じているからです。

 

こぼれたミルクを前にして、いつまでも悔やみ続ける。

 

何かの事故に遭う。

 

誰でも事故に遭いたくなんかありません。

 

でも遭ってしまった。

 

そのために仕事に家庭に影響が出た。

 

するとまたそのことを悔やみ続ける。

 

あの事故さえなければと。。

 

またあるとき、病気になる。

 

それは人間だから仕方がない。

 

人間だから病気になることもあります。

 

しかし、病気になった時の反応は人によって違います。

 

この病気になりさえしなければ、もっと仕事ができて、人から認められたのにと、病気である自分を許せない人もいれば、もう実際に病気になったのだから仕方がないと受け入れて諦める人もいます。

 

そして当然、諦めて受け入れる人の方がストレスはずっと少ない。

 

ストレスの少ないほうの人は、自分だけが特別に病気のない人生を送れるという運に恵まれるわけではないと思っています。

 

しかし、神経症的要求を持つ人は、このように諦められません。

 

自分はいつも運に恵まれる資格が当然あると思っているからです。

 

わたしは正しい」「わたしは幸せであるべきだ」「わたしは運が良くなければならない」「わたしは健康でなければならない

 

そう信じ込んでいるから、思い通りにいかない「現実」や思わぬ「不運」を受け入れられないのです。

 

そして今の自分を、いつまでもくやしがる。

 

人のせいにし続ける。

 

自分だけは病気のない人生を送る当然の資格がある、と秘かに感じていればいるほど、病気になったことを諦められません。

 

またそのことによって生じた不利益を我慢できない。

 

病気でも、仕事でも、人間関係でも、大きな失敗でも、いくら残念がっても、いくら責めても、それで「現実」は変わらない

 

むしろ「過去への執着」がますます自分を不幸にして人生を暗いものにしてしまいます。

 

そして、周りの人を巻き込み「不幸」というばい菌を撒き散らすことになる。

 

あっさりと諦めて、リセットボタンを押せる人は、心理的に健康だし、回復も早いし、前に前に進んでいくことができる。

 

新しい自分を創造し、新しい出会いに感謝して、思いもよらぬ幸運を引き寄せることもできるでしょう。

 

 

神経症的要求の強い人は、過去への執着の強い人であり、潜在意識の中に非現実的な思い込みを持っています。

 

自分は病気や災難に遭うべきではないという要求は、非現実的なものです。

 

結局、どんな人でも苦手なことや欠点があり、人生でつまづくこともあれば思わぬ失敗もあります。

 

そのとき、どう向き合ってどう捉えるか。

 

うまくいかないときにこそ、その人の真価が問われるのだと思います。

 

自分の考え方、とらえ方は、潜在意識の中にある信念思い込みから来ていて、それそのものに「苦しみ」の原因があります。

 

過ぎ去った過去へ執着したり、相手を変えようとしたりせず、自分の中の原因と向き合っていくことが何より大切なのかもしれません。

 

自分が変わったとき、「現実」にもっと柔軟に対応でき、自分なりの幸せな生き方も見えてくるのかもしれません。

 

ヒプノセラピー(催眠療法、インナーチャイルド療法、前世療法)でより多くの癒しや気付きををと願っております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

皆さまの一日を応援しています。

最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。

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