インナーチャイルドの傷:親との確執~うつ病の原理
おはようございます。大阪市梅田は快晴です。今朝も長めのウォーキングをしてきました。一会入魂でセッションに臨みたいです。
…親との関係でうつ病を幼少期から患っている人が多くいます。インナーチャイルドが愛情飢餓で傷ついています。
そしてその大半の人は、そうだということに気付いていません。生き辛さの原因は沢山あり、人によって違いますが、なかなか分からないものでしょう。
親との関係は人間関係の第一歩であり、最初の対人関係になります。
そこでつまずいたり、搾取されたり、コントロールされたり、虐待されると、当然心を固く閉ざしてしまいます。
親のいない子を普通の人は「かわいそうに」と言います。しかし、うつ病になるような人から見れば、「親のいない子はなんて幸せなんだろう」ということになります。
もし幼少期からインナーチャイルドが傷ついたままであるなら「親から心理的に搾取される」ということが理解できないと、うつ病、生き辛さの原因を理解することはできないでしょう。
もちろん、うつ病には様々な原因があり、親との関係はそのごく一部でもあり、また同時にその全体にも関係しています。
インナーチャイルドの愛情飢餓でうつ病になる人は、「環境さえ違えば」、何とかもう少しまともに生きられたと感じています。
脳がダメージを受けるぐらい苦しかったと知っても、普通の人はなかなかそれを理解しようとしません。
偉大な精神病理学者であるフロム・ライヒマンが言うように、うつ病者は”愛”を求めていたのです。
これをすれば、愛をくれるだろう、これに耐えれば愛をくれるだろうと、子どもは親に尽くし続けたのです。
恋愛でも同じです。悪い男(女)に引っかかった女(男)を考えてみれば分かります。愛を求めているから、相手に言いなりになる。あるいは自分が意地になる。
歪んだ愛は、悪い相手から搾取し続けます。搾取され続けます。
恋愛も親子関係も同じかもしれません。
「愛を求めている側」が弱い立場です。
これをすれば「良いと言ってあげる」ということで、インナーチャイルドは自分を曲げて頑張り続けます。
「こうなれば愛してあげる」ということで、子どもは親にとって都合の良い子どもになる。そうしているうちに、心は憎しみでズタズタになってしまいます。
憎しみの感情は、脳を変形させるほどの力を持っています。
幼児期、少年期、青年期を通しておかしくなった脳は、とてつもない生き辛さを生み出してしまいます。
吐き出されない憎しみの感情に支配されることで、その人は最後には心理的に閉じこもります。
もう誰も分かってくれないと閉じこもるのです。
周囲の人は、その人がどうして閉じこもっているのか分かりません。
その人がなぜ憎しみを持ったのか理解しません。
その人が何を求めているかも分からないのです。
愛を求めているがゆえに閉じこもったのに。愛を求めているが故に憎んだのです。
抑圧された感情が憎しみであれ、悲しみであれ、恐怖心であれ、その人の人間性を蝕み、その人自身を大きく傷つけてしまいます。
その過程での心の傷やトラウマを癒していくには、感情の解放が何より重要だと考えられています。
「インナーチャイルドの傷」は、その人の対人関係、社会性、人間性を変えてしまうほどの影響力があります。
心の傷の原初まで戻って、傷を癒していくことで、だんだんとうつ病の症状も和らいでいきます。
心理的な依存状態から抜け出して、自分という存在を深く知り、俯瞰することが出来れば、心は自ずと楽になってくるでしょう。
「今ある状態」は、過去の膨大な体験の積み重ねにあるというのが、退行催眠の前提にあります。
心の傷をさかのぼって、癒すことによって本来の自分を取り戻していきましょう。
ヒプノセラピー(催眠療法、インナーチャイルド療法、前世療法)でより多くの癒しや気付きををと願っております。
最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。
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