「理想」に囚われない:気付きと癒し
おはようございます。大阪市梅田は快晴です。だんだん年末が近づいてきましたが、皆さま如何お過ごしでしょうか。
…私たち人間の心ほど複雑なものはないでしょう。
自己肯定感は、高過ぎても低過ぎてもいけません。ほどよい自己肯定感を身に付けるのはなかなか難しいものです。
今日は「理想の自分」「理想の相手」について書こうと思います。
自己否定を抱えた人ほど、それから逃れるために、「理想的なもの」「完璧なもの」を求めようとします。心理的には自然な反応かもしれません。
完璧な自分は、良い自分。不完全な自分は、悪い自分。
その二つしかないから、狭い価値観の中に押し込められている状態です。
完璧な自分ならば、周囲も認め、評価してくれると思うから、背伸びしてでも、無理をしてでも完璧であろうとします。しかし、世の中に完璧なものなど存在しません。
「完璧な自分」や「完璧な相手」を求めるほど、実際に見出すのは、不完全で、ダメな自分、ダメな相手でしょう。
そうするとすぐに、自己嫌悪と不満と怒りの渦に巻き込まれてしまいます。
もしかしたら、それは、他者の願望や期待を映し出した幻なのかもしれません。
「ありのままの自分」に自信が持てなくて、「ありのままの自分」を隠すための仮面なのかもしれません。
相手に求めるものはすべて「自分に対する要求」の写し鏡だといいます。「理想の自分」と比べて、「現実の自分」がみじめだと私たちは思ってしまいがちです。
「良い子」「完璧な自分」に未練があるのは、愛情飢餓だったかったから、周りに凄いと思わせたかったからかもしれません。
「完璧な自分」に縛られている限り、過去の支配、呪縛から脱することはできないでしょう。
「未熟な自分」「足りない自分」「間違っていた自分」もまた、大切な自分であるということを受け入れた時、人は一人前に一歩近づくのかもしれません。
「ダメな自分」と向き合って、とことん受け入れていく作業はとても大切なことです。
罪悪感や心細い気持ちが襲ってくるかもしれません。人はそもそも未熟な存在であり、間違いや失敗から学んでいく生き物です。
他人との関係も同じことでしょう。「理想の相手」「完璧な相手」を求めれば求めるほど、実際出会うのは、不完全で、まやかしの存在ばかり。そして、いずれ待っているのは失望と訣別です。
「完璧な人間」なんて、この世に存在しません。生身の人間にそれを求めると、失望し不幸になるばかりでしょう。
幸せになりたいと思うなら、自分にも相手にもあまり求めないこと。
100点でなければ納得しないなら、90点でも幻滅し怒り狂う人生になってしまいます。自分と相手を不幸にするだけの無残な結果しかありません。
50点、ちょうど真ん中、ほどほどで満足する自分を体現していくことが、何事も大切なのかもしれません。
50点で満足できると、人生はずっと楽になるでしょう。60点だったら上出来だと思う。100点なんて、不自然でしかない。
自分にも相手にも完璧を求めるのは、終わりにした方がいいでしょう。
大人として円熟するということは、完璧へのこだわりを離れていくということなのかもしれませんね。
ヒプノセラピー(催眠療法、インナーチャイルド療法、前世療法)は潜在意識に問いかけていくセラピーです。
より多くの癒しや気付きをと願っております。
最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。
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