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嫌われる恐怖症の克服~自分と仲直りする

2015-10-19

おはようございます。大阪市梅田は快晴です。今朝も部屋のお掃除と瞑想から始めました。いい一日にしたいものです。

 

 

…人の悩みの大半は、「人間関係」だといわれています。

 

孤独であることも楽しめれば悩みになりませんが、孤独というものに自分を責めるような感覚があれば、辛いストレスになります。

 

私たちが持つさまざまな悩みの中の一つに、「人に嫌われたくない」というものがあります。

 

今日は、嫌われ恐怖症の克服について書いてみようと思います。

 

「嫌われたくない」という願望の裏には、「自分は愛されていない」という欠乏感があります。

 

私たちが人間関係で悩むとき、この欠乏感が「根っこ」なのかもしれません。

 

「愛されたい」「認めて欲しい」「褒めて欲しい」、満たされない欠乏感がさまざまな問題を作り出しているといいます。

 

これが嫌われ恐怖症を助長し、深刻なものにしていきます。

 

逆に言えば、「嫌われることが怖くない人」は、心理的葛藤が少ないです。

 

「いい人」を演じてしまう人に共通するのは、子供の頃に、親の期待に応えるために、先生から褒められるために、周りに嫌われないために、欠点を克服しようと頑張ったり、「本音を言ってはいけない」「ダメを見せない」など我慢することを覚えてきた過去の辛い体験があるといいます。

 

そうやって自分の居場所を確保するしか、生きる道がなかったのです。

 

「言うことを聞けない自分」、「すぐに泣く自分」、「空気を読めない自分」、「周りを気にせずはしゃぐ自分」、「ぐずぐずする自分」など、ありのままの自分であることが許されなかったのです。

 

そして、過去に「ダメ出しされた」自分を、「そんな自分であってはいけない」「この一面だけは見せてはいけない」と、否定し、禁止し、抑圧してきたのです。

 

何かに役立たないといけない。

 

能力魅力を向上させないといけない。

 

そういうことにもがくばかりで、いつもいつも自分の「できないこと」「不要なもの」に焦点を当ててしまいます。

 

これはとても辛いことです。

 

他人の目を気にして、動けなくなってしまっているのです。

 

嫌われ恐怖症の人は、そうやって自分をずっと監視しています。

 

自分を監視するのではなく、「自分は愛されていない」という欠乏感をいち早く埋める必要があるでしょう。

 

「欠乏感を埋める」ということは、自己を実現するということです。

 

これを「自己実現」と言います。

 

「自己実現」というと、何か目標を達成したり、なりたい自分になるといったイメージを持たれる人も多いと思いますが、わたしはその真逆が「自己実現」だと思っています。

 

つまり、自己実現とは、「過去の自分を肯定すること」です。そして未来を必要以上に憂いないことです。

 

「過去の自分を肯定する」ということは、今まで「見ないようにしてきた」「なかったことにしていた」本当の自分と仲直りするということ。

 

過去に捨ててきた「ダメな自分」「嫌われ者の自分」を拾い集めるということです。

 

私たちは、生まれてから今までの間にさまざまな経験をして、さまざまなことを教えられて育ちます。

 

その中で「あれをしちゃダメ」「これをしなさい」「なんでできないの」なんていう言葉をもらい続けると、無意識のうちに自分をダメ出しをして、自分を禁止し、否定し、抑圧し始めます。

 

自己実現とは、そんな「ダメ出し」をしてきた自分も、「自分の一部なんだ」と認めることなのかもしれません。

 

そしてこれが、自分を信じる「自信」につながるのです。

自分には、できる部分もあるし、できない部分もあります。

 

冷たい部分もあるし、優しいところもある。だらしないところもあるけど、しっかりしているところもある。真面目な部分もあれば、ふざけた部分もある。

 

人は、0か100かの存在ではありません

 

丁か半か、右か左かで判断するから、無茶苦茶なことになります。

 

「プラスとマイナス両方があるのが自分なんだ」「良い方の自分だけでなくていいんだよ」ということを受け入れて、「ダメな自分」になっていくことが、本当の意味での自己実現なのかもしれません。

 

嫌われ恐怖は、意識が他人や周りの状況など「外」に向かっていると考えられがちです。

 

しかし、実際はそうではなく、自分への囚われだといいます。

 

もの凄い自己否定葛藤わだかまり怒り怨念が自分の中で渦巻いているのです。

 

そんな自分への呪縛を解いていきましょう。

 

「独り闘っている自分」、「孤独な自分」、「怖がって怯えている自分」を助けてあげて、「過去の自分」と仲直りできたら、もっともっと自然体で自分らしく生きることができるでしょう。

 

すべては、自分の自分自身に対する捉え方なのかもしれません。

 

…嫌われ恐怖症の克服のポイントは、こんなところにあるのかもしれませんね。

 

ヒプノセラピー(催眠療法、インナーチャイルド療法、前世療法)でより多くの癒しや気付きををと願っております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。

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