院長ブログのトップへ

インナーチャイルドの傷:「幼児的願望」の苦しみ

2015-09-08

おはようございます。大阪市梅田は曇っています。涼しくて過ごしやすい一日になりそうです。

 

 

 

…今日は「幼児的願望」について書こうと思います。

幼児的願望とは、何かの出来事に対して「わーすごい」とか、転んで「痛かったねぇ」と、感心・共感を持たれたい願望のことです。

 

これは誰にでもあることで、満たされれば幼児的願望は次第に薄れていきますが、逆に満たされるまで消えないものだといいます。

 

人から認められたいという「承認欲求」は、年齢を問わず誰しもが持っていますが、幼児的願望が満たされていないと、インナーチャイルドが傷ついているので、そのトラウマのせいもあり、

承認欲求が過剰に強くなってしまい、自分も周りも苦しみをもたらしてしまいます。

 

 

フロイトは「幼児的願望を抑えることはできるが、消えることはない」と述べています。

3歳4歳のが、15、30、50歳になっても満たされません。幼児的願望は年齢に関係なく、満たされない限り、あるいは解消されない限り、抑圧は続き、なかなか消えないものでしょう。

 

そしてそれは、必ずしも幼児期に満たされるものではありません。

 

「大人になりきれない人」が増えているともいわれていますが、インナーチャイルドの未処理の感情、求めても求めても得られなかった愛情飢餓を、ずっと抱えて苦しんでしまいます。

 

決してその人が幼いとか、おかしいわけではありません。

幼児的願望は、誰もが皆持っている欲求の「根幹」にあたるものだからです。

 

自分を「認めて欲しい」、「愛して欲しい」、「共感して欲しい」という欲求は、程度の差こそあれ、誰の中にもある自然な欲求です。

 

うつ病や双極性障害、対人恐怖、対人不安、自己肯定感の低さ、虚無感…さまざまな症状の背景に、この幼児的願望が満たされないこと、インナーチャイルドの傷が大きな原因の一つとして考えられます。

 

 

精神的追い詰められている人の心理状態は、外から見えません

 

一見、普通にしている人でも、精神的にギリギリの場合だってたくさんあります。

 

擦り切れた神経のままで、仕事をしたり、周りの人と接したり、普通の日常を送ることが、どれほど膨大なエネルギーを消耗していくかは想像を絶するものがあります。

 

幼児的願望が満たされてない人は、周囲の人から安心して生きてこなかった人です。

 

周囲から愛されていないどころか、周囲の人は、感情を表現できなくて言いなりになることをいいことに、負担を押し付けてきました。

 

皆で利用されたのです。特に幼少期などは、不当に押し付けられた負担に抗議できません。

そして、抗議できないから、心の底で知らぬ間に、周囲にあるいは自分の生きることそのものに、恨みを持ってしまいます。

 

インナーチャイルドが傷ついた人は、その憎しみを表現できないまま、どうしようもならなくなっていたのです。実際に動くことができなくなる人もいます。

 

それは、憎しみを持つ相手から、愛を求めていたからなのだといいます。そういう無意識の欲求から、依存、憎しみ、恐怖、逃げなどさまざまな歪みが出てくるのでしょう。

 

人間はそもそも自由我が儘自己中心的な欲求を強く持っています。

 

その全てを満たすことはもちろん無理ですし、そんなことをしてしまうと、逆に非常に傲慢な人間になってしまうでしょう。

 

その欲求をうまい具合にバランスを取って満たしていくことが大切なのかもしれません。

 

 

幼児的願望が満たされなかった人は、楽しむ能力が傷ついています。

 

生きることを楽しくするためには、「憎しみ」や「悲しみ」、「怒り」や「恐怖心」を解放していかなければなりません。

 

根雪のように心の底に凍りついた感情解放して癒してあげなければ、何を得たとしても、喜ぶことができないでしょう。

 

体の怪我は見えますが、心の怪我は見えません

アダルトチルドレンとしての生き辛さ、インナーチャイルドの傷を背負っている人は、心理的に崖っぷちに追い込まれています。

 

その崖っぷちで何かをしているということが理解できないと、なかなかその言動は理解できません。

外側だけを見ていても、その内側にある生き辛さは見えてこないからです。

 

幼児的願望が満たされなかった人は、周囲に誤解されて生きています。

 

周囲の人はまったく分かっていません。そして、周囲に合わせて、「誤解された自分」を演じるのに疲れてしまっているのでしょう。

 

 

…何が今の苦しみの原因なのか、その原因をしっかり自分なりに腑に落としていくことが大切なのかもしれません。

表現されなかった抑圧されたものを解放していくことで、だんだんと自然な感情が芽生えてくるでしょう。

 

潜在意識の中でずっと抱えていたものは何でしょうか。

 

抑圧されたものを手放していけば、必要以上に人に求めなくなって、もっともっと「自分らしく」生きていくことができるのかもしれませんね。

 

ヒプノセラピー(催眠療法、インナーチャイルド療法、前世療法)でより多くの癒しや気付きををと願っております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。

***********************************************************

潜在意識からのヒーリング関西催眠療法

前世療法インナーチャイルド療法なら、

大阪梅田ヒプノセラピー Pure Solution

************************************************************

セラピーについてご質問、ご不明な点がございましたら、どんなことでも結構ですので、お気軽にお問い合わせください。いかなる場合でも、24時間以内に御返事させていただきます。

ヒプノセラピー(前世療法・インナーチャイルド・願望実現)によって、潜在意識に働きかけ、肯定的で前向きな人生を手に入れましょう。

Tel078-862-1865(完全予約制)

「pure solution」は、人間の催眠状態を利用した最新の心理療法である「ヒプノセラピー」によって、通常はアクセスできない潜在意識に働きかけ、問題解決や自己成長を促すセラピールームです。

ヒプノセラピーPure Solution

Copyright© 2012 Pure Solution All Rights Reserved.