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「人に対する執着心」が”エネルギー”を奪う

2015-08-31

おはようございます。大阪市梅田は雨です。だんだん夏も終わりになってくるのでしょうか。

 

 

 

今日は「人に対する執着心」について書こうと思います。

 

自分については、欠けているところばかりを意識を向け、他人についてはその恵まれたところばかり意識を向ける。

 

このような人は、「自分の不運」を他人のせいにする人だといいます。

 

「原因他人説」をとる人。

 

よく「隣の芝は青い」といいますが、人に執着心を燃やす人は、「自分の不運」と「他人の幸運」を比較します。心理的に過剰な依存心を持っていて、そのこと自体に気が付かない状態の人です。

 

自分はこんなに辛い思いをしているのに、あいつはなんでうまくいっているのか、という思い。

 

 

自分のコップの水を見るときは、「半分しかない」と思い、他人のコップの水を見るときは、「半分もある」と考える。

 

コップの中の水が「半分しかない」と思う人は、不安な人だといいます。もっと言えば、自我が肥大してしまっている状態にあるのかもしれません。

 

そういう人は、水は一杯である「べきだ」と思い込んでいます。

 

自分は完璧であるべき、高く評価されるべき、幸せであるべき、と固く信じています。

 

だから「無い方」の半分に意識が集中してしまうのかもしれません。

 

 

もっともっとという強迫性にいつも悩まされています。

 

 

 

不安は人は、「こうでなければならない」という非現実的な基準を持っているといいます。

 

怒りや復讐心も同じです。自分の思いだけに埋没するから、過剰になって異常なことをしても平気でいられるのです。そういうターゲットにあっている人も世の中には沢山います。

 

そして、その基準に達しない部分に意識を集中してしまう。

 

少しでも足りないところに、過度に意識がいき、不幸を感じてしまいます。

 

「こうでなければならない」という信念を潜在意識の中に頑なに持ち続けていることが、原因なのかもしれません。

 

それは、自分の情緒的未成熟を、外側の体裁で補足しようとしてきた結果なのかもしれません。

 

だから非現実的な基準を自分の中に持ってしまっているのでしょう。

 

アメリカの心理学者シーベリーは、「多くの窮状は打ち負かすのではなく、自分自身が大きく成長していくことによって、乗り越えられる」と述べています。

 

その本質的な部分から逃げるのでは、何の解決にもならないでしょう。

 

よく「ネガティブな感情を感じたときに、そこに成長の芽が隠されている」といわれます。

 

何か潜在意識の中の「思い込み」があっても、私たちは普段、その存在になかなか気付けません。

 

何かネガティブな感情が起こるということは、そこに何か不適切な思い込みがあるからです。

 

 

それを全体化一般化してはいけません。ある人が現れると、その人に注意がいくというのはいいでしょう。しかし、その人への自分の注意を、自分でコントロール出来るか出来ないかは大きな問題です。

 

また人を判断するとき、ある人の欠点気を奪われるということもあります。好き嫌い、許す許さないもあるでしょう。その思い込みだけで、自分を正当化するから、何も深まらないし、同じような考えを持つ人ばかり周りに集めていくのでしょう。

 

よく喧嘩、トラブルで多いのが、自分がしたことを棚に上げて、「されたこと」ばかり周囲の強調して、自分の不満を周囲に撒き散らす人がいます。

 

「適切な自我」を確立している人は、決してそのようなことはしません。過去のある一点にこだわり、執着を持ち続ける。自分の思いだけに埋没していくことで、自分から逃げているのでしょう。

 

自分の恵まれている点ではなく、不運な点ばかりに気を奪われる人は不幸な人です。

 

デール・カーネギーは、悩むことをやめて、新しい生活を始めることの大切さを、著書『道は開ける』の中でいくつも挙げていますが、そのうちの一つに「あるものを数えて、ないものを数えるな」という言葉があります。

 

原文は「Count your blessings, not troubles 」です。

 

トラブルにこだわり、固執して執着を持つことは、「最大の悲劇」だとカーネギーは説いています。

この傾向を持っているなら、自ら不幸を選択しているようなものです。

 

 

どうしてこのように自分にないものばかり数えるのかというと、「自分はもっと幸せになれるはずだ」という思い込みがあるからではないでしょうか。過度の自己中心性を持っているからでしょう。

 

 

自分はもっといろいろなものに恵まれていいはずだと思い込んでいるから、欠けているものばかりに気を取られてしまう。

 

仕事もうまくいき、素晴らしい人と結婚をして、財産形成も幸運に恵まれ続け、友人・仲間にも恵まれている。

 

そうなるはずだと強く考えていればいるほど、「欠けたもの」ばかりに意識がいってしまいます。

 

 

 

結局「今ある自分」を否定していても、幸せにはなれないのかもしれません。

 

人に執着しているなら、その人から離れていくことが大切です。積極的に離れていくのです。世の中にはいろんな人がいますから、エネルギーを奪う人、自己中心性の強い人、エゴの塊の人からは離れていきましょう。

 

いつまでも執着を持っていても、他人過去は変えられませんから。それよりも、「自分の思い」や「想念」をクリーニングしていきましょう。

 

自分を見つめ直して、クリーニングしていくことが大切なことかもしれません。そうしたら、もっと新しい現実を、良い出会いを引き寄せることができるのかもしれませんね。

 

ヒプノセラピー(催眠療法、インナーチャイルド療法、前世療法)でより多くの癒しや気付きををと願っております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。

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