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自己肯定感:自分には価値があると思えるために…

2015-07-01

 おはようございます。大阪市梅田は雨模様です。雨のせいか涼しくて過ごしやすいです。今朝も瞑想と部屋のお掃除から始めました。いい一日にしたいものです。

 

 

…人の悩みの大半は、対人関係だといわれています。そして、対人関係を複雑で歪んだものにしていることの一つに、他者を「評価」することがあります。

 

相手を絶賛したり、馬鹿にしたり、「理想化とこき下ろし」は人間関係を大きく歪めてしまいます。

 

そもそも「ほめる」、「けなす」という評価する行為は、能力がある人が能力のない人に対する行為であり、縦の関係にあります。そして評価する行為は、無意識に相手を操作することになります。

 

自分が相手より上か下かではなく、他者を対等な存在とみなすことが大切なのかもしれません。

 

 

ほめられる、けなされるということは、他者から「よい」「わるい」と評価を受けているわけです。そして、その行為が「よい」のか「わるい」のかを決めるのは、他者の物差しです。

 

もしもほめてもらうことを第一に望むなら、他者の物差しに合わせ、自らの価値観を封印するしかありません。

 

三大心理学者の一人アドラーは、「人は自分には価値があると思えたときにだけ、勇気を持てる」と述べています。

 

 

…私たちの悩みに「劣等感」がありますが、劣等感は「他者と比べての自分」であり、あくまで主観的なものです。

 

「自分には価値がある」と思えるか、それとも「自分は無価値な存在だ」と思ってしまうのか。

 

もしも「自分には価値がある」と思うことができたなら、その人はありのままの自分を受け入れて、自らの人生を切り開いていく勇気を持ち得るでしょう。

 

 

人は「自分は共同体にとって有益なのだ」と思えたときにこそ、自らの価値を実感できるといいます。

 

共同体、それは「家族」であるかもしれませんし、「学校」であったり、「地域」であったり、「職場」であったり、社会そのものです。

 

他者への働きかけにおいて「自分は役に立っている」と思えること。この使命感が重要なのでしょう。

 

他者から「よい」と評価されるのではなく自らの主観によって「わたしは他者に貢献できている」と思えることが大切なのかもしれません。

 

そう思えてはじめて、私たちは自らの価値を実感できるといいます。

 

そしてそれは「行為」のレベルではなく、「存在」のレベルで感じれないといけません。

私たちは往々にして、他者のことを「行為」のレベルで見て、それで判断しています。

 

つまり、その人が「何をしたか」という次元です。

 

もしその観点から考えると、寝たきりのご老人や、生まれたての赤ちゃんは周囲に世話をかけるだけで、なんの役にも立っていないようにきっと映るでしょう。

 

他者が「なにをしたか」で判断せず、そこに存在していること、それ自体を受け入れるのか、離れていくのか、取捨選択が大切なのかもしれません。

 

行為レベルで見ると、私たち全員は誰がどう見ても不完全なので、足りない部分がたくさんあったりします。見方捉え方によって、「理想化」と「こき下ろし」をまるでジェットコースターのように繰り返さなければいけません。

 

そうではなく、相手の存在そのものを認めていくことが大切なのだとアドラーは説いています。

 

もし相手の存在そのものを認められず、行為に固執するなら、その人に近づく意味など何もないでしょう。

 

そこには目まぐるしく変わる評価があり、「嫉妬」や「劣等感」、「歪んだ優越感」などに翻弄され、自分の精神レベルを貶めて賤しめてしまうばかりだからです。

 

 

私たちは他者を見るとき、ともすれば「自分にとっての理想像」を勝手にこしらえて、そこから引き算するように評価してしまっています。

 

理想像としての100点から、徐々に減点していきます。これが無意識にしている「評価」かもしれません。

 

そうではなく、ありのままの自分や相手を誰とも比べることなく、ありのままに見て、そこにいてくれることを喜び、感謝していくことが大切なのかもしれません。

 

理想像から減点するのではなく、ゼロの地点から出発する。そうすれば「存在」そのものに声をかけれるはずです。

 

自分に価値があると思えるためには、そんな人間関係をまず自ら構築していくことかもしれません。

 

相手の評価ばかり気にしたり、「相手にこう思って欲しい」という我欲にばかり振り回されていては、不幸の渦から抜け出すことはできないでしょう。

 

相手の存在を認めて、自分の存在を認めることが出来て初めて、豊かな実りある関係が得られるのかもしれません。

行為ではなく、相手の人そのもの、自分自身そのものに「価値」があるのかもしれませんね。

 

 

 

ヒプノセラピー(催眠療法、インナーチャイルド療法、前世療法)でより多くの癒しや気付きをと願っております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。

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