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「良い子」であるトラウマ~アダルトチルドレン:親が重たい

2015-07-10

おはようございます。大阪市梅田は快晴です。今日も新しい一日が始まりました。いい一日にしたいものです。

 

 

 

…「親子関係」は、あらゆる人間関係の中で根幹となるものだといわれています。

 

私たちが生まれてきて、最初に関係を築いていくのは「親との関係」です。

 

その関係が”安心”や”希望”や”自信”の種になればいいですが、そうではなく”怒り”や”恐怖”や”自己嫌悪”を育んでしまうこともあります。

 

幼ければ幼いほど影響を受けやすく、マイナスのものであれば、それが根深いものになってしまいます。インナーチャイルドが傷ついてしまうのです。

 

私たちはみんな「親」から生まれて、親からの「遺伝子」を受け継いでいるはずなのに、親とまったく気質は異なっていたり、そのが大きなストレスやトラウマになったりすることがあります。

 

まだハッキリと自覚されないうちは、何かしら違和感や反発があったとしても、「うちの親はこういうものだ」と、それを敢えて疑問視することもなく、丸呑みしています。

もちろん、完璧な親はいませんから、皆誰しもが多かれ少なかれ、愛情飢餓や思い込み、誤解によるインナーチャイルドの傷があると思います。

 

 たとえは悪いかもしれませんが、濁った臭い空気でも、それを毎日吸っていると、それが特別なものとは思いません。小さい頃からずっと吸っていれば、なおさらかもしれません。

 

しかし、青年期になり、少しずつ社会に出て外の空気を吸うようになると、自分の家の空気の”違和感”に気が付くようになります。

 

ずっと当たり前と思っていた親の考え方や言葉、行動の偏りに気が付くようになります。

 

自分自身や自分が置かれた境遇というものを、相対的なものとして眺め始めるからです。

 

自分が受けてきた扱いや、親から言われ続けてきた言葉が、別の角度から光を当てられて、別の陰影をもって浮かび上がり始めます。うちは、おかしかったんじゃないか…と思うようになります。

 

親の言葉や行動の矛盾が目につき始め、そのことに黙っていられなくなります。これまで黙って従っていた親の意図や説教に対しても、疑問反発を感じるようになります。

 

これは、とても自然な自立へのプロセスでもあります。

 

しかし、「母という病」を背負ってきた人は、親に対する反抗や反発が抑えられてしまいます。親の機嫌をついついうかがってしまう。親に見捨てられやしないか、内心ビクビク気をもんでしまいます。

 

ましてや、良い子で、母親を喜ばすことを「生きがい」に頑張ってきたような場合、母親に反抗するなど、恐ろしくて考えることもできません。

 

親の苦労が分かっているから、親の大変さが分かっているから、そこは我慢しなければならないと思ってしまいます。親の苦労話や泣き言に、すっかりマインドコントロールされてしまっているのです。

 

 親の言葉や行動に矛盾を感じていても、反発して親を傷つけるぐらいなら、自分の中の思いを握りつぶした方がましだと思うのです。そうやってインナーチャイルドは委縮して、さまざまな感情が抑圧されるので、あらゆることが良く分からなくなったり、自分をコントロールできなくなったりするのでしょう

 

アダルトチルドレン(機能不全家族)で苦しんできた人は、大きく二つに分かれるといいます。

 

小さい頃から何かと問題を起こして親を困らせてきたかあるいは逆に、手のかからない良い子で「反抗期がなかった」と言うくらい、見かけ上、関係が良かったか。

 

早くから問題が出るケースは、それだけ問題が深刻なことが多いですが、必ずしも、結果が悪いわけではないと考えられます。

問題を噴出させることで、否応なしに親がかかわるようになって、状況が改善して、大人になった頃には、だいぶ落ち着いているというケースも少なくありません。

 

一方で、良い子を続けてきたケースは、一見問題はそれほど深刻ではないように見えます。

 

しかし、長年我慢して、問題の噴出を遅らせた分だけダメージが広がって、取り戻すのが容易ではない面もあります。

 

親が自分の非を顧みず、子どものせいだけにして、変わろうとしない場合は、回復の過程はより難しいものになります。残念ながら、こうしたケースの方が圧倒的に多いのが実情でしょう。

 

幼少期からの影響力は、大人になっても大きいもので、よほど自分と向き合い、気付き、手放していく作業に取り組まないと、大きな変化が現れるのに、なかなかそれも得られないこともあるでしょう。

 

その場合には、大人になった「今の自分自身」が親代わりになって、幼少期の自分を育てなおすか、あるいは、親代わりになってくれる存在、安全基地を心の中に作らなければならないでしょう。

 

そうした存在との関係の中で、自分に不足したものを補い、自分を苦しめている自分の歪みを修正していくことが大切なのかもしれません。

 

本来は、親との間でなされるべきことを、親代わりの存在との間で成し遂げて、失われた時間を取り戻していくのです。傷ついたインナーチャイルドを助けていくのです。

 

「過ぎ去った過去」を変えることはできません。変えることができるのは、今の自分のとらえ方だけなのでしょう。

 

ずっと気づかなかったけど、ずっと一人で背負いきれないぐらいのものを背負ってきたのだと思います。その「荷物」を降ろして、手放していくことで、心はまた「柔軟性」と「自信」を取り戻すのかもしれませんね。

 

 

ヒプノセラピー(催眠療法、インナーチャイルド療法、前世療法)でより多くの癒しや気付きをと願っております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。

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