親から受けた傷~インナーチャイルドの癒し
おはようございます。大阪市梅田は快晴です。今日は朝と昼のセッションです。集中して臨みたいです。
…今日は「親から受けた傷」について書こうと思います。
母性はよく「海」に喩えられますが、何もかも受け止めてくれる寛容さと懐の深さは、その後の人生で安心感をもたらしてくれるのかもしれません。
私たちは生まれたとき無力で、すべてを親など周りの人に依存しなければいけない状態でした。
発達心理学では、6歳ぐらいに自我ができ始め、10歳、15歳、20歳と成長するに従い自我は強固に固まっていくと考えられています。
一番弱く影響を受けやすい幼少期にどのような環境であったかは、その後の人生を大きく変えてしまうほどの力を持っています。
優しさや愛情でその子を包めば、言葉で何も言わなくても、その子の中には、自然と力がみなぎってくるのでしょう。
しかし、母性や父性がうまく機能していない環境では、それとまったく違うことが起きてしまいます。
「正しいこと」や「すべきこと」を要求し、理屈を並べて、力づくで動かそうとします。インナーチャイルドはいろんなことで傷ついてしまいます。
例えば、思い通りに支配して、コントロールしようとしていくケースも多いです。
義務感や正論、理屈や物事の筋道、白黒や優劣にこだわり過ぎるという時点で、それは、本来のリラックス状態とは正反対のものになってしまいます。
正しいことを説いているつもりでも、結果的に行っていることは、インナーチャイルドを脅かし、自信を奪い、その力を弱らせ、将来にまで「否定」を刻み込んでいるに過ぎません。
そうした人ほど、自分がどんなに献身的な親で、努力したにもかかわらず、相手の方がその思いに背き、恩を仇で返されたと思っています。まったく解釈が180度違うのです。目の前の真実を見てこなかったから、今更自分と向き合っていく勇気もないのかもしれません。
結局、相手を観察することなく、自分の価値観だけで上から目線で接するから、どんどん取り残され、自信を失い、生きるエネルギーを奪われてしまうのでしょう。
不安定な人というのは、自分の安定を図るために、しばしば盲目的に信仰や価値観、迷信的なものに頼ろうとすることもあります。あるいは、学歴や世間体、社会的地位、収入などの「外面」に過度にこだわり続けます。
ほどほどにならば、さして害になりませんが、それが人生の根幹になるほど肥大して、そこにインナーチャイルドも巻き込まれることになると、影響は少なくありません。
受けた傷で苦しんでいる人の多くは、偏った極端なまでの思い込みに振り回され、不快で、苦痛に満ちた体験を味わってきています。それだけトラウマや心の傷が深いから、抑圧されたものが違う形として表出されてしまうのでしょう。
そしてこのような体験は、自分という存在をなぎ倒してしまうほどの大きな力を持っています。
もちろん幼少期からの影響だけではありません。兄弟姉妹、親戚、近所の人、周りのクラスメイト、学校の先生、その後に出会う多くの人との関係の中で、自我は形成されていきます。
多くの人が不安定な心を抱え、過酷な時間を過ごすことが増えている現代においては、うつ病や対人恐怖、不安神経症、人格障害など様々な形として現れてきています。
表面的なことの根幹には、傷ついた自我であり、過去の体験の中に未解決な問題があります。
その未解決な問題に焦点を当てて、インナーチャイルドの傷を癒していくことが大切なのかもしれません。その過程のなかで、怒りや不安や恐怖や罪悪感が出て来るでしょう。
抑圧された感情、誰にも共感されなかった思いに自ら気付き、労わり育てていくことが、根本的な解決につながるのだと考えられます。
今の自分はどんなことに負の感情に陥ってしまうのでしょう。そこに解決すべき課題があり、癒すべき傷が隠されているのかもしれません。
受けた傷があれば、しっかり癒して、自らの人生に「責任」と「喜び」を感じられたら、心の在り方はまた違ってくるのかもしれませんね。
ヒプノセラピー(催眠療法、インナーチャイルド療法、前世療法)でより多くの癒しや気付きをと願っております。
最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。
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