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潜在意識:高次元のメッセージを受け止める

2015-05-29

おはようございます。大阪市梅田は曇りです。いっきに夏のように暑くなってきましたが、皆さま如何お過ごしでしょうか。

 

 

…私たちは、普段強く意識していませんが、皆どこかの「共同体」に所属しています。

家庭であったり、学校であったり、趣味・習い事の集まりであったり、会社であったり、地域であったりします。

 

そして、みなそれぞれ国家に属し、もっと大きな地球という「共同体」に属しています。

 

私たちが心の中で目指すべきゴールは、共同体感覚なのかもしれません。

 

共同体感覚とは、他者を仲間だと見なし、そこに自分の居場所があると感じられることです。

 

例えば、定年退職した途端に元気をなくしてしまう人がいます。会社という共同体から切り離されて、肩書を失い、名刺を失い、名もない「ただの人」になること、すなわち「普通」になることが受け入れられず、一気に老け込んでしまう人がいます。

 

しかし、これは単に会社という小さな共同体から切り離されただけに過ぎません。

 

誰だっていろんな共同体に属しています。別に目に見える分かりやすいグループに属さなくても、この世には同じ波動の人、魂の仲間がいるでしょう。

 

スピリチュアルな世界では、私たちのすべてが「地球」という共同体に属して、「宇宙」という共同体に属しています。

 

 

目の前の共同体だけに縛られず、自分がそれとは別のソウルメイト、もっと大きな共同体において何らかの貢献ができているという気付きを得ることは大切なことかもしれません。

 

人生に行き詰まり、仕事を失い、友を失い、人付き合いを避けている人だって世の中にはたくさんいます。人間のエゴに、悪意ある人たちに出会ったら、辛い経験があれば誰だって、程度の差こそあれ、人間不信にもなるでしょう。

 

そういう人たちも生活のために、例えば一片のパンを買うでしょう。対価として1枚の硬貨を支払う。そこで支払った硬貨は、パン職人たちに還元されるだけではないでしょう。

小麦やバターの生産者たち、あるいはそれらを運んだ流通業者の人たち、ガソリンを販売する業者の人たち、さらには産油国の人たちなど、さまざまな方々へ還元されているはずだし、つながっているのです。

 

その目に見えないつながりを可視化していくことも大切かもしれません。

 

仮にいま、学生で「学校」に属しているとします。当然、その共同体のなかで何らかのトラブルに遭遇することがあるでしょう。授業についていけなかったり、嫌な奴にいじめを受けたり、友達ができなかったり、あるいはそもそも学校というシステムに馴染めなかったり。

 

つまり、学校という共同体に対して「ここにいてもいいんだ」という所属感を持てない可能性はたくさんあります。このとき、「学校こそすべてだ」と思っていると、どこにも所属感を持てないことになります。

 

そしてたとえば家庭のなかに逃げ込み、そこに引きこもったり、場合によっては家庭内暴力などに走ってしまう。そうすることによって、どうにか「所属感」を得ようとします。

 

しかし「もっと別の共同体があるということ」、特に「もっと大きな共同体があること」に意識を向けるべきかもしれません。外には、大きな世界が広がっています。そして私たちは皆、その世界の一員でもあります。もしも居場所がなければ、「外部」に別の居場所を見つければいいのです。

 

ひとたび世界の大きさを知ってしまえば、自分がいかに狭い世界に感じていた苦しみが、「コップの中の嵐」であったことが分かるでしょう。

コップの外に出てしまえば、吹き荒れていた嵐も、そよ風に変わります。

 

自分の世界に閉じこもるのは、コップの中にとどまったまま、小さなシェルターに避難しているようなものです。

もちろん、行き詰っている時に外に出ていくことは簡単なことではありません。その内面を探索する孤独な時間にも、さまざまな気付き可能性があり、豊かな世界が広がっていくでしょう。

 

私たちが対人関係のなかで困難にぶつかった時、出口が見えなくなった時、まず考えるべきは「より大きな共同体の声を聴く」というタイミングかもしれません。

 

身近な関係において、それぞれのごく限られた関係の中で答えを見つけようとすえれば、どんどんしんどくなり、迷走してしまいます。

 

その共同体には、その共同体だけに通用するコモンセンスがあって、それ以上のものはそこから生まれてきません。

 

合わなければ、付き合う必要もないでしょう。機嫌を取る必要もないでしょう。

エネルギーを奪うような共同体なら、むしろ積極的に、心理的にも距離を取っていきましょう。

 

 

「人間社会」は多様であって、いろんな個性をもった人がいます。波長が合う人もいれば、合わない人もいます。また、その苦しみを理解して共感してくれる人もいます。尊敬できる人も、一緒にいてリラックスできる人もいます。

 

人間社会の最小単位は「わたしとあなた」という二人の関係です。目の前に小さな共同体に固執することはありません。もっと他の「わたしとあなた」、もっと他の「みんな」、もっと大きな共同体は必ず存在するのですから。

 

より高次な共同体の声に耳を傾け、そこに所属感存在意義を見出せたら、かつてのつまづいた関係やかつての悩みもだんだん小さく感じられるのかもしれません。

 

ヒプノセラピー(催眠療法、インナーチャイルド療法、前世療法)でより多くの癒しや気付きをと願っております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。

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