愛着形成~インナーチャイルドの傷
おはようございます。大阪市梅田は雨模様です。今朝も瞑想から始めました。
…人間が幸福に生きていくうえで、大切なもの—–それはたくさんありますが、そのうちの一つに「安定した愛着形成」があります。
愛着とは、人と人との絆を結ぶ能力であり、人格のもっとも土台を形成している部分だといわれています。
人はそれぞれ特有の愛着スタイルを持っていて、「個人差」があります。
どういう愛着スタイルを持つかによって、親子関係、恋愛を含む対人関係のみならず、仕事の仕方や人生に対する姿勢まで大きく左右されるものです。
安定した愛着形成を持つことができた人は、人生の様々な局面に高い適応力を示すと考えられています。
人とうまくやっていくだけではなく、適度な距離感を保てたり、信頼関係を築き、それを長年にわたって維持していくことで、人生を豊かにすることがより容易になるのかもしれません。
自己主張でき、同時に不要な衝突や孤立が避けられたら、不必要なストレスもきっと少なくなるでしょう。人に受け入れられ、人を受け入れることで、成功のチャンスをつかみ、それを発展させることもできるのかもしれません。
かつては、愛着形成の問題は「子どもの問題」で、そこには個人差があり、それも特殊で悲惨な家庭環境で育った子どもの問題として扱われることが多かったです。
しかし、近年では、一般の家庭にも当てはまるだけではなく、大人にも広くみられる問題だと考えられるようになってきました。
愛着形成は、インナーチャイルドを傷つけたりして、人生を左右する大きな問題だということを痛感させられます。
例えば、うつ病や不安神経症、過食症や拒食症、アルコールやギャンブルなどの依存症、さまざまな人格障害(パーソナリティ障害)などの精神的なトラブルの多くにおいて、その要因になっています。
それは内面的なものだけではなく、離婚や家庭の崩壊、虐待やネグレクト、結婚や子どもを持つことの回避、社会に出ることへの拒否、非行や犯罪といったさまざまな現実的な問題の背景にもなります。
根底にある問題として常々感じるのは、「どういう愛情環境、養育環境であったか」ということです。
インナーチャイルドの傷を放置していると、人生に大きなストレスと生き辛さをもたらしてしまいます。もちろんそれがすべてではありませんが、大きなファクターであることは間違いないでしょう。
愛着の形成(インナーチャイルド)には個人差がありさまざまです。
愛着の安定は、対人関係や親密さだけではなく、その人の生き方そのもの、恋愛や仕事、ストレスに対する耐性や生涯の健康にまで関わってきます。
意識しないところで、無意識に知らずしらずその人の心理と行動を支配しているからです。
他の生き方もできたはずなのに、なぜ、この生き方をしてきたのか。その疑問は、その人の愛着形成や特性を理解した時に、多くの部分で氷解するでしょう。
新しい気付きと学びによって、どうすれば人生がもっと生きやすく実り豊かなものになるのか。
どうすれば、今抱えているさまざまな問題を良い方向に解決していけるのか。どうすればもっと幸福な人生に近づいていくことができるのか。
その問題を、もっとも根本的なところで左右するのが、愛着(インナーチャイルド)の傷をいかに克服して、安定した愛着スタイルを持つことができるか、不安定な部分をいかに補えるかなのかもしれません。
そのために必要なこと、できること、それはこれまでの生き方を振り返って、トラウマを一つずつ癒していくことでしょう。
過去の自分を知ることは、ただ原因を知るということではなく、もっと大きな自分になるための大切なプロセスなのかもしれません。
どういう傷を負って、どう感じていたのか、、それは自分の先天的な気質、特性について、自分自身について、人生について多くのことを教えてくれるでしょう。
過去と向き合って、清算して手放していくことができたら、今を生きるエネルギーが次第に感じられるのかもしれませんね。
ヒプノセラピー(催眠療法、インナーチャイルド療法、前世療法)でより多くの癒しや気付きをと願っております。
最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。
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