人を愛せない～インナーチャイルド甘えの抑圧
おはようございます。大阪市梅田は快晴です。今日も寒いですね。
…人は誰でも人を憎めます。国と国の関係でも、すぐに冷え込んでしまいます。
昨日まで悪くなかった関係もあっさり変わってしまいます。
嫉妬や執着や誤解が人を憎しみへとかき立てるのかもしれません。憎しみの連鎖はどうして終わらないのでしょう。
人は簡単に人を憎みますが、人は誰でも人を愛せるわけではありません。情緒的に傷ついた状態の人は特に、人を愛することができないかもしれません。情緒的に傷ついた人は、憎しみを抑圧された過去があるのかもしれません。
傷ついたインナーチャイルド、あるいは前世から受け継いできたなにか。もちろん、憎しみを抑圧しても、憎しみはその人の心から消えるわけではありません。
表現されない抑圧された感情は、その人の心の底に堆積していきます。ではどうして憎しみが抑圧されるのでしょうか。
いろんな原因がありますが、もっとも考えられることの一つに、甘えの欲求が満たされていないことがあると考えられます。重苦しい顔をしている人は、「俺の（私の）甘えの欲求を満たしてくれ」と心の中で叫んでいます。
自分の甘えの気持ちを誰もくんでくれないから苦しんでいるのです。「苦しい」と言っても色々あります。経済的に苦しいと言うと、人は理解します。また、目的に向かって頑張っている時に、「苦しい」と言っても、人は理解してくれます。
しかし、「心に必要なものが与えられなくて苦しい」と言うと、なかなか理解してもらえません。そして、心の苦しみを味わっている人は、多くの場合、自分の苦しさの原因が分かりません。周囲の人にも理解してもらえない。
生きることに疲れた人は切実なジレンマに陥っています。人は甘えたい時に甘えられないと傷ついてしまいます。甘えの言葉が拒否されたり、曲解されたり、誤解されたりすると傷つきます。
甘えの欲求に年齢は関係ないのでしょう。甘えの欲求は、子どもが親に対して持つものばかりではなく、親もまた子どもに甘えたい、というケースもあります。そして甘えられなかった子どもが大人になって親になり、甘えの対象として子どもを選ぶ。これはある意味、負の連鎖なのかもしれません。
人に断られる、批判される、賛同が得られない、共感してもらえない、ことに過剰な反応をして苦しみます。いくら「人は間違いをおかすもの。みんな失敗から学ぶ」と自分に言い聞かせても、やはり一歩踏み出すことが怖い。
その恐怖心と罪悪感で動けなうなってしまっているのでしょう。
今、目の前にいる人は、親じゃないのに、恐怖が残る、怒りを感じる、乗り越えられない壁を感じる。それが潜在意識の感情的記憶です。
これまでの経験でできたニューロン（神経系の細胞）のネットワークは、そう簡単には作り替えられるものではありません。
しかし、潜在意識の中にある感情的記憶を思い出して、解放していくことによって、根源的な感情を緩和させることはできます。
大切なことは、表面的な原因ではなく、根源的な原因を突き止めて、そこを癒していくことです。
抑圧をしているからしんどくなり、ふさぎ込んでしまいます。
心の底で何を抑圧しているのか、何があって、何を諦めて我慢するようになったのか、そこを紐解くことができたら、自分のルーツを正しく俯瞰できるようになるでしょう。
ずっとつながっていなかった点を、少しずつ線にしていく。
人の脳は「空白」を嫌います。脳の中でこれまでのことがストーリーとして一本の線になれば、次第にトラウマを遠ざけていくことができるでしょう。
甘えの抑圧を解放して、リラックスした対人関係が得られたら、生きている実感を深く感じられるかもしれません。
ヒプノセラピー（催眠療法、インナーチャイルド療法、前世療法）は潜在意識の浄化です。より多くの癒しや気付きをと願っております。
最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。
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