いい人を演じる~インナーチャイルド:生き辛さの原因
おはようございます。大阪市梅田は快晴です。今朝も時間をかけて部屋のお掃除をしました。充実した一日にしたいものです。
…今日は「いい子を演じる苦しみ」について書こうと思います。
自分の周囲の人が自分のことを思って行動してくれた体験がないまま育てば、その人は人の好意をなかなか信じることができないでしょう。
大人になって、人が自分のことを考えて行動してくれても、それを好意と感じることが難しくなってしまいます。それが「人を信じることができない」ということかもしれません。
「こうしたら子どもが満足するだろう」と考えて行動する親がいます。そうした親を持った子どもは、大人になって人の好意を信じることができるでしょう。
しかし一度としてそのような体験がなくて育ったなら、人の好意を信じられなくなるのも自然なことかもしれません。
誰かが自分のことを守ってくれた体験を持つ人と、自分で自分を守る以外に生きる方法がなかった人では、ものの感じ方が違います。どちらが正しいとか正しくないとかの問題ではありません。
一日を生きるエネルギーも違います。
誰かが自分のことを守ってくれた体験を持つ人は、安心感を持って生きられます。そうでない人は、不安に怯えながら、もの凄く緊張しながら生きています。ただ生きるだけでエネルギーが消耗したりします。
生きることに疲れた人はこのようなタイプかも知れません。
最も安易な「自分で自分を守る」ということは、相手のお気に入りになることです。それがよくいわれる「いい人」です。
心の葛藤に苦しみながら、社会的には過剰に適応しています。
「いい人」は、対価なしに何かをしてもらえるという体験が少なかったのかもしれません。自分が何らかの犠牲を払わなければ、人は自分に何かをしてくれないと感じています。だからいつも人の機嫌に怯えてしまいます。
それはとても過酷なことであり、問題は潜在化していき、目に見えない形で人生を苦痛に満ちたものにしていきます。
大人になって初めて気づくケースもたくさんあります。大人になってその人の周囲の現実は、小さい頃と違っていても、その人の感じ方は変わりません。
小さい時に感じた人に対する怯えは、潜在意識の中に隠れてしまい、無意識で人に対して防衛的になってしまいます。
怯えながら生きる一日は膨大なエネルギーを必要とします。不安に怯えている人は何もしないでも疲れてしまいます。生きているだけで消耗するのです。
「生き辛さの原因」をさかのぼっていくと、幼少期の環境に行きつくことも多くあります。安心できる家庭環境で育てば、子どもも安心して自分らしく成長することができます。しかし、不安な環境で育つと、子どもの人格に大きく影響が及ぼされます。
機能不全状態となった家族の中で傷つきながら育ち、成人になってもそのトラウマを抱えている人を「アダルトチルドレン」といいます。
「機能不全家族」とは、どんな家族なのでしょう?
アルコール依存、虐待、育児放棄、離婚など、目立った問題がある家族ばかりとは限りません。
家族の形は保たれていても、しつけやルールが厳しすぎる、もしくは基本的なルールがない、他者や地域との関わりが薄い、笑いや会話がない・・・・・・こんなことから家庭環境が殺伐とし、子どもが安心して成長できない家族が「機能不全家族」と考えられています。
いい人を演じ続けてきた人はまさに、そのような生き方を選択してきた人かもしれません。
今の「生き辛さの原因」は人によって違います。
もちろん幼少期の環境が全てではありません。人生はそんな単純なものではないし、さまざまな事が起こります。
いずれにしても原因があり、そこを癒すことからすべてが始まるのかもしれません。
ヒプノセラピー(催眠療法、インナーチャイルド療法、前世療法)でより多くの癒しや気付きをと願っております。
最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。
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