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自分の心の中(潜在意識)の「認知」

2015-01-30

おはようございます。大阪市梅田は雨です。今朝は時間をかけて部屋のお掃除をしてました。綺麗になったように思えると、気持ちがいいです。

 

 

…日常いろんなことが起こりますが、例えば、隣の家の人の音がうるさかったら、「ああ、うるさい」なとイライラする——-そのような状態は心の悪魔の「軍隊」に攻め込まれている状態なのかもしれません。

 

心の中へ軍隊がいきなり攻撃してきて、攻め落とされてしまう。攻め込んできた軍隊は「音」そのものではありません。「音」に対してイヤだと考えなければ、苦しみませんし、攻め込まれないのですから。

 

私たちは生きているといろんな出来事に出会います。

出来事そのものは「良い」も「悪い」もないのかもしれません。

 

ただ私たち自身が頭の中で「悪い」と決めることによって、苦しくなり、悪魔に攻め込まれてしまいます。悪魔とは、「出来事」ではなく、その出来事をきっかけにして自分の中に生まれた「不満」や「怒り」です。潜在意識のなかにある認知のことです。

 

悪魔の軍隊は外から来るものではなく、外から来た情報を受け取って脳に送り、「なんて非常識な人なんだ」とネガティブな情報処理をした結果として、自分の中で生み出されるものなのかもしれません。

 

そう考えてみますと、私たち自身の認知が苦しみの生んでいるのかもしれません。

 

戦国の世において、敵の城を攻め落とすために効果的だったのは「埋伏の毒」という攻め方でした。自分の配下の者を長年、敵方に潜り込ませて、仕えさせておきます。敵方の重臣にさせ、城攻めの時に裏切らせれば、敵は一気に崩れていって、最後には城を陥落させることができます。

 

私たちが外からインプットされた情報に対してイライラしたり、動揺したりすることは、この「埋伏の毒」と似ているのかもしれません。

 

外から攻撃されても、批判される逆境に立たされても、それに対して心の中の悪魔の軍隊が内通して「怒り」が湧くことさえなければ、城は落ちないからです。自分が穏やかになるには何が大切かを私たちは学ばなければいけないのでしょう。

 

理不尽なことがあれば、こちらの心が怒り、不満を持ってしまうことで、自分の心の中に不満という「裏切り者」が出ると、心身ともに疲れてしまい、内部からもろく崩れ去ってしまうのでしょう。よくよく考えてみると、周りが何をしようとも、何を言おうとも、それに対してこちらが心を動かさない限り、攻め手は一切中に入ってこられないのです。

 

ブッタは心の悪魔は、自らの<欲望>であり、<不満>であり、<渇愛>だと考えました。渇愛とは、何かが足りなくて渇いている状態、渇くにしたがって、ああ苦しいッ、と求めている状態をいいます。

そして<怠惰>であること。例えば、「仕事がつまらないせいで眠くてダルい」と感じることがあるかもしれません。しかし、その仕事に対して「つまらない」という脳内情報処理をしているがゆえに、ダルくなっているのでしょう。

 

そういった思考をせずに、目の前のことに集中していたら、同じ仕事でも楽しくなってくるでしょう。ですから悪魔は「つまらない対象」ではなく、「対象がつまらないと考えて怠け心」なのでしょう。

 

そして<恐れ>があります。この恐れを生じさせているのは、妄想だといいます。恐れは脳の中で最も大きなものへと変化していきます。例えば、真っ暗闇の中を歩く時は、つい過剰に警戒して、周囲に何かあるのではないかとビクビクしてしまいます。見えないところに、存在しない恐れの対象を作り上げてしまいがちです。こうした恐怖が心に攻め込んでくると、平静さを保てなくなり、混乱してしまいます。

 

さらに、<ごまかし>と<強がり>と<インチキによって得られた利益や名声や尊敬>と、<自分を褒めて他人を見下すこと>…心の邪悪さには多くのものがあります。

 

私たちはいつも、ほぼ無意識に自分のイメージを操作しようとしています。例えば、相手に気に入られたい時は、無意識に自然な自分を偽ったり、本当は疲れ切っているのに無理に親切にしたり、笑顔が多くなったりするもので、「いい自分」を演出してしまいがちです。

 

しかし、そうやって素の自分を偽って、尊敬や好意を得ても、それは演技なので、心の中に喜びは得られないでしょう。

 

…よく思い通りにいかないこと、腹が立つことがあると、何でも人のせいにする人がいます。しかし、相手がどうしたこうした、相手がどう思っている、というのは相手の課題であって、自分の心の在り様は自分の課題です。

 

ここをごっちゃにすると「相手の課題まで背負ってしまう」ことになります。

それが苦しみを生んでいるのかもしれません。

 

相手を正しく観ることにもまして大切なことは、他ならぬ自分の認知、自分の心を正しく観ることかもしれません。相手がしたことゆえに自分の城が攻め込まれていると思うかもしれませんが、それを気にして、動揺して、怒りを感じているのは自分の心です。

 

そこに動揺しなければ、きっと相手が何をしようとも心に毒は侵入しないのでしょう。ここに生きる難しさや、世の中にあるさまざまなエゴがあるのかもしれません。

 

本当は、相手がしたことに対して嫌悪したり、腹を立てたり、疑惑を覚えて混乱するのは、自分の中にいる悪魔の軍隊に攻め込まれているのだと考えてみたらどうでしょう。確かに相手は無理な要求をしてきたかもしれません。

しかし、そのことをいつまでも覚えていて苦しみを脳内でこねくり回しているのは、どうやら自分自身のようです。

 

相手が今、目の前にいるわけでもないし、こちらに対して「何度も思い出して苦しみなさい」と命令できるわけでもありません。

 

もしかしたら、「無理な要求」ゆえに苦しんでいるのではなく、「無理な要求を何度も思い出して不快な刺激をリピートしたいマゾっ気のある心」ゆえに苦しんでいるのかもしれません。

 

悪魔は相手じゃなくて、この弱い己の心なのでしょう。そんな具合に腑に落として、相手への怒りという悪魔が静まったら、きっと己の城は堅固に守られるでしょう。

 

すべては自分の心の在り方なのかもしれません。弱き心を認め、心をクリーニングし続けることが、私たちに求められているのかもしれませんね。

 

 

ヒプノセラピー(催眠療法、インナーチャイルド療法、前世療法)でより多くの癒しや気付きをと願っております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。

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