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回避性の生き辛さ~無気力になる原因

2015-01-22

おはようございます。大阪市梅田は雨模様です。今日は昼と夜のセッションです。集中して臨みたいです。

 

 

…ここ何年も、回避性の傾向を持つ人が増えているといわれています。無気力で、チャレンジを避け、自分の世界にひきこもって暮らす傾向を持つ人が、若い人たちを中心に増えています。

 

ひきこもりの人たちの対話集会に何度も行ったことがありますが、こうした悩みを抱えている人は、母という病を抱えていることが少なくありません。つまり、インナーチャイルドに傷を負っている状態の人です。

 

親も不安が強くて依存的であるケースもありますが、むしろ、本人とは正反対に、とても前向きで頑張り屋さんということも多いです。ただ、その場合も、親の頑張りが裏目に出てしまっているようです。

 

親が義務感や向上心が強過ぎて、子どもの主体性を追い越してしまっているのです。回避性で苦しんでいる人たちの養育環境を詳しく調べてみると、親(または養育者)にある特徴が浮かび上がってきます。

 

母性がどちらかというと薄く、潔癖で完璧主義な傾向の人です。義務感や潔癖さというのは、「母性的な優しさ」とは正反対なものです。母性が高まった状態になると、優しくなるだけでなく、愛情を感じやすくなり、心が穏やかで広くなると考えられています。

 

承認欲求を適度に満たされていることが重要ですが、その状態は、損得や規則で考えるのとは正反対な性質を持ちます。潔癖で完璧主義になり、細かい問題が気になって、他罰的で、批判的で、排他的になります。

 

自分の身を守るのを優先して、利己的に生きるのであれば、愛情、思いやりなど乏しい方がいいというわけです。しかし、それでは、私たちの生存は成り立ちません。

 

潔癖過ぎたり、完璧主義に走り過ぎ、義務感や「~ねばならない」の思考で考えるときは、柔軟性がうまく働いていないということです。

実際、そうした性格傾向の環境では、人格の否定、強制、決めつけしてしまうリスクが高いことが知られています。

 

 

…回避性のある人は、失敗を恐れ、チャレンジを避けるために、自分の真価を発揮することがなかなかできません。ありのままの自分であることが受け入れられなかったからでしょう。

 

慎重さも大事ですが、思い切ってやってみる勇気も、人生を切り開いていくには必要なことでしょう。回避性の人たちに共通するのは、あまり褒められたり共感されたことがなく、正しいこと、あるべき姿ばかり伝えられてきたことです。

 

真面目で、義務感が強く、~するのが楽しいとか、~したいという気持ちよりも、~せねばならないという世間体やルールを重んじる環境です。

 

自分の自然な思いを表現しても評価されず失敗した時だけ責められては、何か行動したり、挑戦したりということが割に合わなくなってしまいます。自分の意志で何かやろうとして失敗すれば、それこそ何を言われるか分かりませんから。

 

それならと、非難を避けるために、意向に従って、「自分が本当に望んでいないこと」を選んでしまいます。そうした状態が小さい頃から続くと、無理なことはせず、現状維持を第一とするようになります。

 

インナーチャイルドが傷ついて委縮している状態です。どうしても、自分で意思決定するよりも、責任を逃れるために他の人に決定をゆだねてしまいます。

 

そうなると、本当にやりたいことが自分でも分からなくなり、虚無感に押し潰されてしまい、とても深い生き辛さを抱えてしまうこともあります。

 

回避性やひきこもりには、他にもさまざまな原因があり、一概には決めつけられませんが、過去のトラウマや愛情飢餓でインナーチャイルドが傷ついていることが考えられます。

 

不安の強い傾向も、親との愛着が不安定だった子どもに多く、親が白か黒かという両極端な反応をする場合に助長されやすくなります。このように幼少期からの関係の中で、不安定な愛着スタイルを身につけ、さらに否定的な支配によってがんじがらめにされて、主体的な意志や意欲を何重にも封じられてきたことが原因として考えられます。

 

そして、忘れてはいけないのが、親には何ら悪意もなければ、自分が子どもに何をしたのかという自覚もないことです。幼少期の愛情飢餓や抑圧はさまざまな「生き辛さ」の原因になります。

 

犯人探しをして、親のせいにして親を憎み追求することが目的ではなく、その時に感じていた怒りや不安、悲しみや恐怖の感情を解放していくことが必要です。

 

そして、心の中にいるインナーチャイルドを育て直していくこと。その過程の中で、素の自分を自己受容できるのだと思います。失敗を恐れて内にこもっていると、虚無感は雪だるま式に大きくなっていきます。

その根源を知り、気付き、俯瞰していくプロセスの中に、「真の自立」があるのかもしれません。。

 

 

ヒプノセラピー(催眠療法、インナーチャイルド療法、前世療法)で過去の呪縛から解放されて、より前向きに、より楽になっていただければと願っております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。

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