苦しみ~苦しまない生き方
おはようございます。大阪市梅田は快晴です。今日から気温が一気に下がったようですね。皆さま如何お過ごしでしょうか。
…今日は「苦しみ」について書いてみようと思います。私は苦しむのが好きという奇特な人は、あまりいないでしょう。
私たちは誰しも、少なくとも主観的には「苦しみたくなんかない」と思っています。
しかし、心配しなくていいことを心配したり、怒らなくてよいことで怒ったり、後悔しなくていいことを後悔したりして、わざわざ苦しんだりするのが、私たち人間の姿なのかもしれません。
頭の中では「こんなことを考えてもしょうがない」「前向きになろう」と分かっていても、心は深層心理で「苦しみたい」という衝動が働いているのかもしれません。
「苦しみ」を感じると、脳内に分泌される物質が不快な刺激を与えます。
私たちは「嫌だ」と感じますが、心の仕組みにしてみると、「多量の刺激を得ることができて好ましい」と歓迎している側面があります。脳は常に刺激を求めているのでしょう。
これは私たちの生き物としての、生存本能と関わりがあるようです。
自分の生存にとってマイナスとなるような出来事から逃げ出して生き延びやすくするために、不快な状況に置かれると脳内に不快な神経物質が出され、「危険だ。逃げろ」という信号を出します。
生き物の仕組みとして、こうした不快な信号が出ることは生存に役立つことになっているため、脳は「不快信号が出ることは良いことだ」と判断するようにできているのかもしれません。
このように危険回避の信号は私たちを守ってくれる役割があるのは事実です。
しかし、失敗した仕事について「嫌だなぁ」と苦しみ始めると、大事な仕事に苦手意識がついて投げ出したくなり困ります。
対人関係でちょっと嫌なことを言われて「嫌だなぁ」と苦しみ始めると、人づきあいそのものに苦手意識がついて困ります。
そう考えますと、もともとは役立つはずだった危険回避が暴走し始め、「嫌なことが忘れられない」「苦手意識がこびりつく」という苦しみのるつぼにはまり込んでしまいます。
生き延びるために仕組まれていたはずの「苦しみ」は、それが麻薬的に神経を蝕んでいくので、放っておくと暴走してしまいます。
ブッタの考えは「四諦八正道」にまとめられますが、それは一言で表すと「苦しみの病原菌を見つけて治療しましょう」ということになるでしょう。
ブッタによると、「それが苦しみを増やすものなら間違っている。苦しみを無くすものなら、それが正しい」そうです。
物事を判断する際に本当に大切な物差しは、意外にシンプルなものなのかもしれません。
それは苦しみを増やすのか、減らすのかを心と体で確かめさえすればいいのです。
「苦しみ」のリトマス試験紙によって確かめて、自分が苦しまない選択ができれば、私たちは心穏やかに、幸福に生き抜くことが叶うでしょう。
しかし、そういった自分の内側に意識を向けずに、いいかげんに行動し、話し、いいかげんに考えていることがしょっちゅうあります。往々にして、私たちは無意識に、無自覚なままに、行動や言葉や思考を行っています。
それが無自覚であるがゆえに、本当は苦しまなくていいことを苦しんでいるのかもしれません。
そのことに気が付き、自覚して、自分の内側をよく知ることから、生き方の再構築は始まるのかもしれません。
潜在意識の中の自分は何を訴えているのでしょうか、何を望んでいて、どんなことに怯えているのでしょうか。
それを知り、「正しく自分と向き合う」ことが苦しみから抜け出す大きなきっかけになるのかもしれません。
ヒプノセラピー(催眠療法、インナーチャイルド療法、前世療法)は潜在意識に問いかけていくセラピーです。苦しみの正体を自分なりに紐解いていき、もっと自由で自分らしい本来の状態に戻っていきましょう。
より多くの癒しや気付きをと願っております。
最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。
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