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PTSDの治療~トラウマからの回復

2014-11-21

おはようございます。大阪市梅田は快晴です。今朝も部屋のお掃除から始めました。凡事徹底を大切にしたいです。

 

 

…PTSD(心的外傷)はさまざまな症状を引き起こします。

 

特に、異常な状況によって記憶を失うほどの体験をすると、フラッシュバック(記憶の自動再生)が起こり、生きるエネルギーを奪ってしまうほどのダメージを受けます。

 

トラウマになる出来事は様々ですが、人間の悪意による行為は、もしかしたら自然災害よりも、深刻なPTSDを被害者に与えます。意図的に悪意の対象にされたトラウマの傷は、情動の神経回路に「記憶」としてくっきり刻み込まれます。

 

その結果、人間に対する信頼は砕かれて、世の中を安全な場所と思えなくなります。それがどれほど辛いことかは世の中でまったく分かっていないことの一つでしょう。記憶に刻み込まれた恐怖—-過剰な警戒心が適切に治療されなければ、生涯消えずに残ることがあります。

 

それはユダヤ人のホロコーストを生き延びた人たちの証言からもわかります。餓死ぎりぎりまで追い詰められて、愛する家族を殺されて、ナチスの強制収容所で二十四時間恐怖にさらされた経験は、六十年を経てもなお、記憶は消えないといいます。

 

PTSDというと、戦場での体験が最も典型的ですが、何もそれに限ったことではありません。

 

虐待、イジメ、職場で過酷な環境、プライベートでのトラブル、脅迫、挑発、監視は、他人からしたら大したことはないように感じるかもしれませんが、深く当人を傷つけている場合が多くあります。

 

特に「自分の力ではどうすることもできない」状況は、無力感を痛感させ、精神的ダメージが深刻になります。被害者にとって、その出来事を「主観的に」克服しがたいものにしてしまうのです。

 

脳の中ではどのようなことが起こっているのでしょうか。PTSDは、扁桃核を中心とする大脳辺縁系の神経回路に影響を与えることが分かっています。

 

なかでもカギになるのが、アドレナリンとノンアドレナリンの脳内分泌を調整する青斑と呼ばれる部分の変化です。その場面を想起させるようなものに出会うと、脳内化学物質が異常に多く分泌されてしまいます。

 

青斑や扁桃核は、不安、恐怖、過剰な警戒心、興奮しやすさ、攻撃・逃避反応の起こりやすさと関係しています。

 

ハーバート大学のジュディス・ハーマン博士は、PTSDから回復するまでには3つのステップがあると述べています。

 

第一のステップは、安心感を得ること。第二のステップは、出来事を詳細に思いだし、出来事がもたらした喪失を嘆き悲しむこと。そして最後のステップは、普通の人生を再建していくこと。

 

この3つのステップの順序は、人生が非常事態の連続ではないことを、脳が再び学習する「過程」を反映しているように思います。

 

安心感を取り戻すには、すぐに驚いたり悪夢にうなされたり異常な警戒心がとぎすまされたりパニックに陥ったり、といった症状がPTSDのせいであることをまず理解することでしょう。

 

そして「自分は現状に対処できる」という自信を持つことが必要です。日常の生活に脅威はないということを繰り返し確認していくことから始まります。

 

第二のステップは、取り戻した安心感のなかで、出来事を再構築して物語っていく作業です。このプロセスが最も大切でしょう。情動の神経回路は出来事を現実的に理解し、客観的に捉え直していきます。

 

出来事の細部にいたるまで物語り再現し始めると、事件の記憶は情動をつかさどるによい影響を与えることが解明されています。

 

ただし、被害者が事件のことを語り始めるタイミングが難しいと考えられます。PTSDというトラウマから回復していくには、治療を受ける人が自然に語り始める場合と同じようなペース配分で進めることが大切だからです。

 

安心感のある環境で、事実と感情の両面から再現することによって、情動の再学習が達成されます。「たえまない恐怖」のかわりに「安心感」のもとで恐ろしい体験の記憶を再現することが可能なのです。

 

そして、事件がもたらした肉体的な傷、精神的ダメージ、人間関係の断絶、人間全般に対する信頼が裏切られたこと、などを嘆き悲しむ時間が必要でしょう。事件を再現していくうちに湧いてくる悲しみは、つらい記憶を手放す準備が整いつつあることを示す重要なしるしです。

 

被害者の精神が過去の一点の記憶に永久に縛られるのではなく、将来に目を向けて、希望を持ち、PTSDの呪縛から解放されて、新しい人生を再建できる兆候なのです。恐ろしい記憶の再生が落ち着き、恐怖という情動がやがて消えていくことが最大の目的です。

 

さまざまな生理的反応がコントロール可能なレベルまで鎮静化して、恐ろしい記憶に伴う感情に耐えることができる、などの兆候が見られたら、PTSDはだいたい克服され回復してきたと考えられます。

 

次第に、事件の記憶が本人の意思と無関係に噴出することはなくなり、事件以外の記憶と同じように本人が思い出したいと思ったときだけ思い出せるようになり、忘れていたいときには忘れてられるようになります。

 

PTSDというトラウマは、人生の根幹を揺るがす深刻なものです。しっかりと治療をして、少しでも早く過去を清算していくことが大切だと思います。

 

たとえ深く傷ついても、情動の再学習はいつも可能ですから、PTSDというトラウマに苦しむ人にはあきらめずに共に改善していってほしいです。トラウマを与えた人は、なんのことか全く分かっていません。平気に生きていて、逃げて、歪んだ優越感に浸って、群れています。

 

そんな人たちの波動はとてもどんよりとしていて、自分たちの愚かさに気が付いていない人たち特有の自己正当化があります。

 

そういう悪いエネルギーからは積極的に離れて、自分らしい生き方を構築していきましょう。そして世の中にたくさんの仲間がいるということを思いだしていきましょう。トラウマも捉え方を変えたら、学びにもなっているでしょう。試練がを磨いてくれるのですから。

 

ヒプノセラピー(催眠療法)はトラウマなどの潜在意識の記憶を浄化していくセラピーです。PTSDという辛い状況から一人でも多くの方が脱出されて、今を生きることを安心できるようになっていただければと願っております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。

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