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アスペルガー症候群とは~その特徴

2014-11-23

おはようございます。大阪市梅田は快晴です。今日は朝昼晩のフルセッションです。集中して臨みたいです。

 

 

…今日はアスペルガー症候群について書こうと思います。

 

アスペルガー症候群に対する認識の普及が、診断される人の数を押し上げているのか、この十年間で有病率は7倍以上に、年率2割を超えるペースで増え続けています。

 

アスペルガー症候群は、かつては子供の問題とされていましたが、今は大人になってからも続く生き辛さの原因が問題になっています。

 

アスペルガー症候群は、プラスの面とマイナスの面があります。

 

独特の世界観で、普通の人と違ったユニークな視点を持っていて、ある分野に対する集中力はとても大きなものがあります。あるいは独特の世界観を持っていて、外からはなかなかうかがい知れない内面の深さを持っています。

 

ビジネスで成功している人にしばしば見られるように、独創的な仕事を成し遂げ、既成概念を打ち破って新しいものを生み出していく創造する力を発揮することが多くあります。

 

しかし、その一方で、敏感過ぎる神経やあまりにも頑固で一徹な気質は、自分自身を苦しめるだけではなく、時には周囲とも摩擦を起こすこともあります。

 

アスペルガー症候群は、社会適応という面で不利にも働きますが、優れた特性を有利に活かせば、大きな成功をもたらすこともできます。不利をいかにカバーして、特性を活かすことができるかが大切なポイントだと考えられます。

 

アスペルガー症候群の特徴はいくつかありますが、まず社会性の障害として、体や心が共鳴しにくいという面があります。「まるでたった一人の世界にいるように」周りの出来事に対して関心を示さず、孤立的に振る舞うこともあります。

 

自分の世界に入り込んで来たり、決まりごとに従うように強要されると、激しく拒絶反応や癇癪を起すことになります。

 

なかなか相手の視点に立って物事を考えるのが難しかったり、相手の感情や気持ちが分かりにくかったりします。心で感じることを「情動的共感」といいますが、アスペルガー症候群特有の過敏性のゆえに、相手と感情を共有して、心を響かせ合う能力が時と場合によって、弱くなってしまうと考えられています。

 

そしてそのことは、コミュニケーション能力にもつながっていきます。コミュニケーションが一方通行であったり、相手の話があまり頭に入らなかったり、ヒアリング能力に難があるともいわれています。しかし、こういう症状は個人個人によって全く異なります。

 

 

そもそも健常者と言われる人であっても、どんな人でも、さまざまな欠点を持っています。できないことがほとんどなのが人間ですが、アスペルガー症候群の人はバランスをとることが少し苦手なのです。

 

人間の神経は、ほどよい覚醒レベルが保たれることによって、適度に集中して、リラックスできます。過剰に冴え過ぎると、神経が過敏になってイライラして、暴発しやすくなるし、覚醒レベルが落ちると、ぼんやりしてしまいます。アスペルガー症候群では、このコントロールがうまくいきにくいのです。

 

刺激を受けると、過剰に興奮してしまいやすく、自分が興奮していることを自覚して、それを鎮めることができません。こうした感情や身体的感覚に対する無自覚さが、感情のコントロールがうまくいかずに、癇癪を起こしたりする原因だと考えられています。

 

またこのことはプラスの面にも発揮されますが、アスペルガー症候群の人は、ある領域に、非常に深い興味・関心を持ち、それに熱中する能力がずば抜けています。

 

何かに没頭した時の集中力はすさまじく、大きな研究実績やビジネスの成功、芸術的なセンスの開花などに発揮されて、社会的に高い評価を受けるケースも多くあります。

 

イマジネーションが非常に豊かで、一つの世界を創り出すような遊びに熱中したり、映像的な想像力に優れている場合もあれば、言葉や音で、世界を作り出す場合もあります。その想像力、感覚的なものは、常人の域を超えた素晴らしいものがあります。

 

特徴的にいえば、自分から作り出す「オリジナルな思考を生み出す能力」が優れている一方で、知識や技能を模倣して吸収する「機械的学習」は苦手だったりします。

 

独特の新しい視点から物事を見る能力や、物事の本質を見抜く観察眼、経験した事実を系統的に整理して、自分なりの理論を作り上げる能力に秀でています。

 

ですから、アスペルガー症候群だからといって、何も悲観することはありません。その人の大切な個性の一つですから。みんな顔かたちが違うように、個性もさまざまです。

 

過敏性や頑なさが一見誤解されることがありますが、秘めた長所をしっかり見つけ出して、しっかり伸ばしていくことが重要だと感じます。

 

今、発達障害がメディアで取り上げられて、診断を受けると「自分はアスペルガー症候群だったんだ」と分かり、「生き辛さの原因がやっと分かった」という人が非常に増えています。

 

 無理解で、不適切な環境は、過敏な心を傷つけ、ネガティブな感情に満たされてしまうことになります。一方で、理解と温もりのある支えによって、別人のように明るさや優しさやたくましさを取り戻すことがあります。人間誰でも環境に大きな影響を受けてしまうものです。

 

自分の非を振り返って、前向きな生き方を真剣に模索し出すと、希望を取り戻すこともできるでしょう。

自分のどうしてもできないこと、どうしてもそうなってしまうことに対して、ネガティブな評価やレッテルしか張らない意地の悪い人間からは、しっかり距離を取ることはとても大切でしょう。

 

アスペルガー症候群の人は、つまづきや失敗を数多く経験していますが、うまくフォローして、その失敗から学ぶことで、大きく人生を変えて、本来の力を発揮することが可能だと思います。その特性を知り、長所を活かし、自分らしい人生を引き寄せていきましょう。

 

ヒプノセラピー(催眠療法、インナーチャイルド療法、前世療法)は深い潜在意識レベルでの自分との対話です。自分に気付き、傷を癒し、肯定的に変わっていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。

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