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なりたい自分になる~「無意識の抵抗」の克服

2014-11-30

おはようございます。大阪市梅田は快晴です。今朝は長めのウォーキングをしてきました。

 

 

…今日は「無意識の抵抗」について書こうと思います。

 

私たちは生まれて以降、親や教師、メディア、政府などの「権威」によって、「これが正しい」という一定のルールや常識を、知らぬ間に押し付けられています。

 

特に、心が成長途上である幼少期、思春期、どちらかと言えば受け身である時期にプログラミングされたものは、心の奥底に入り込み、その人の考え方や価値観に大きな影響を及ぼすと考えられています。

 

例えば、「人に嫌われたくない」という気持ちが必要以上に働くのは、一番身近な親から「人に好かれるようなことをしなさい」と刷り込まれたことが大元にあるのでしょう。私たちは無意識に、周りの影響力のある人の言葉をそのまま潜在意識に持ち込んでいたりします。

 

「人に嫌われたくない」のは「親に嫌われたくない」気持ちの延長線上にあり、それが大人になってから、「社会は正しい」という価値観につながっていくのかもしれません。

そして、「社会に認められることこそ正しい」と強く信じ込むのです。これが社会を歪ませている原因でもあるでしょう。

 

人の目が気になってしょうがないと悩む人は多くいますが、「他人の目に、自分はこう映っているんだろうな」と思う時、それは勝手な思い込みに過ぎないのでしょう。

 

例えば、「上司に振り回される」と感じるなら、それは自分自身が作り上げた、頭の中にある「他人」に振り回されているのであって、現実に目の前にいる「他人」に、意図的に振り回されているわけではないのかもしれません。

 

このように、私たちは「勝手な思い込み」をいろいろ抱え込んでしまっていることがあります。この思い込みを手放して、「自分を変える」という作業がとても大切なのでしょう。

 

しかし、そう簡単に自分を変えることはできないというのも現実です。なぜなら、「思い通りの自分」「なりたい自分」に変わろうとすると、現状を維持しようとする力、「無意識の抵抗が生まれるからです。

 

自分の意志では変わろうとしているのに、そう思う気持ちと同じところから抵抗が生まれて、そして、変わろうという思いが強ければ強いほど、「無意識の抵抗」も強くなってしまいます。

 

「ホメオスタシス」(恒常性維持機能)という言葉があります。生体がより長く生きながらえるために、安定的な状態を維持しようとする傾向のことです。私たちの身体は、体温維持機能や免疫機能など、さまざまな「ホメオスタシス」によって守られています。

 

健康な時は「ホメオスタシス」が健康状態を維持しようとするので、そう簡単に病気にはなりません。ところが、いったん病気になると、逆に病気に「ホメオスタシス」が発揮されてしまいます。病気にかかった状態を「正常」だと認識してしまい、健康に戻ることに抵抗が生まれるのです。

 

「無意識の抵抗」も同じ働きをします。この抵抗はなかなか頑強でやっかいなものだと思います。

 

何かを変えたい、こうありたいと望んでいるとき、それと同じぐらいの強さで、現状維持を望む「無意識の抵抗」が心理的に働くからです。

 

では、「無意識の抵抗」を克服して、乗り越えていくにはどうしたらいいのでしょうか。さまざまな方法がありますが、例えば、「できる」という演技をすることも有効な手段の一つでしょう。

 

「無意識の抵抗」は形を変えて、日常のいろいろなところに現れます。例えば、人間には誰でもやりたくないことや、やらなければならないことがあります。それに対して「恥ずかしくてできない」という心理が働くことがあります。

 

これも「無意識の抵抗」の一つです。日本人が英語をなかなか上達しないのは、こういった「恥の意識」が邪魔をしているからだといわれています。完璧な英語を話さないと恥ずかしい、という勝手な思い込みから、機会があっても話そうとしません。

 

ヨーロッパや他のアジアの人、南米の人たちは、たとえ下手な英語であっても気にせずしゃべりまくります。彼らにとって、それは恥ずかしいことではないからです。ブロークン・イングリッシュであろうが何だろうが、どんどんしゃべります。だからどんどんしゃべれるようになるのです。

 

「下手な英語を使って笑われたくない」、「まだ話せるレベルじゃない」などといって、せっかく機会があってもしゃべらないなら、いつまで経っても上達しないでしょう。

 

 こういった「笑われるのが恥ずかしい」という「無意識の抵抗」を、「演技」で乗り越えるのです。

例えば、英語を問題なくしゃべれる演技をするなどです。下手な英語を積極的にしゃべってもし笑われたとしても、あくまで演じているのですから、「本当の自分」ではありません。

 

役者が、映画やテレビで奇妙奇天烈な人物になれるのも、演技だからです。本当の自分ではない。だから平気で出来るのです。脳は「演技」をすることで、いい意味で騙すことが出来ます。ポイントは「なりきる」こと、なのかもしれません。

 

「恥ずかしい」「できない」ばかり考えていると、実際うまくいかないし、上達することはないでしょう。日本人には恥の文化といわれていますが、恥に対する過敏性を和らげていく取り組みが大切なのでしょう。

 

 

自信がないことで悩んでいる人は、自信を持っている「ふり」で一日を過ごしてみましょう。それを繰り返すことで、「無意識の抵抗」を克服することが出来ます。なりたい自分を演じ、なりたい自分を強くイメージすることが、自分を変えていく近道なのかもしれませんね。

 

 

ヒプノセラピー(催眠療法)は潜在意識にダイレクトに働きかけていく心理療法です。インナーチャイルド療法では現世を、前世療法では過去世を思い出し、傷を癒して、ヒントやメッセージを受け取っていくセラピーです。

 

「無意識の抵抗」を乗り越えていくためにも、より多くの癒しや気付きをと願っております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。

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