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愛着パターン~インナーチャイルド・幼少期の心の傷

2014-10-22

おはようございます。大阪市梅田は雨模様です。今日もいい一日したいものです。。

 

 

…今日は「愛着パターン」について書こうと思います。

 

安定した愛着を育むには、たっぷりとしたスキンシップなどの愛情表現、心身の安全を守ることが必要なのでしょう。安心を与えてくれる人に、愛着を感じ、絆が形成されるからです。

 

発達心理学者のメアリー・エインスワースによると、大人の感受性と応答性が豊かなことが大切だそうです。感受性とは、相手の気持ちや欲求を感じ取る能力のことです。

 

気持ちを的確に読み取れず、自分の思い込みで的外れなことをしたり、自分本位で自分の都合を優先するような場合、愛着は不安定になりやすくなるといいます。インナーチャイルドが傷ついてしまい、怒り、自信喪失、恐怖、恥、コンプレックス、さまざまな負の感覚をもたらします。

 

愛着パターンが不安定なケースには、いくつかの代表的なパターンがあります。

一つ目は、無関心で、あまり注意を向けていない場合です。求められても、煩わしそうにして無視する。赤ちゃんなら泣いても、なかなか抱っこしない。こうしたタイプの母親をもつと、母親にあまり甘えず、いなくてもあまり悲しそうにもしません。

これは「回避型」と呼ばれる愛着パターンです。親は、わが子が自立して、手がかからないと勘違いすることもあります。まったくひどい勘違いです。

 

二つ目は、感受性や応答性自体は一見豊かに備わっているのですが、過剰になったりムラがある場合です。重いほどの愛情を示したかと思うと、急に拒絶したり無関心になったりします。概して、過保護なケースで起きやすいといわれています。神経質で不安の強かったり完璧主義が、過敏になり過ぎ、関わりが行き過ぎてしまう場合にも起きやすくなります。

アダルトチルドレンといわれる機能不全家族の定義はたくさんありますが、承認欲求が満たされていない愛情飢餓が共通点かもしれません。

 

 

本人が求めていないことまでやり過ぎたり、手を出し過ぎて、過干渉になってしまうでしょう。子供は親に依存する一方で、思い通りならないと強い怒りを示したり逆に拒否して親を困らせようとすることもあります。「抵抗型」といわれるケースです。

 

そして最も不安定なタイプは、「混乱型」とよばれる愛着パターンで、回避型と抵抗型が混じり合い、無秩序で予測不能な反応を特徴とします。このタイプは、親が不安定で、安全が脅かされている場合、虐待や気まぐれな支配を受けている場合に見られやすいと考えられています。

 

素直に甘えられず、近づきたいが、近づくのも怖いため、甘えたいが甘えられない正反対の思いに引き裂かれて、一見不可解な反応を示すこともあります。

 

三つ子の魂百までと言いますが、その人のセルフイメージや対人関係のパターンや基本的安心感、基本的信頼感といったものは、愛着形成が行われる歳半ぐらいまでの乳児期にほぼ決定されるといわれています。幼い頃の体験によって刻印された傾向は容易には変わりませんが、成長やその後の体験によって、ある程度補われて、安定を得る場合もたくさんあります。

 

愛着パターンの特性は、育てられる中で身につく後天的な要因が非常に大きいということです。医学的には、愛着の安定性は、養育などの環境要因が75%以上占めると考えられています。幼少期のかかわり方次第で、どちらにでも変わることが分かります。ただ、生まれ持った要因(遺伝要因)も、25%程度は影響するということです。この割合も専門家のなかでもさまざまです。

 

赤ちゃんでも、生まれたときから気難しく、よく泣き、育てにくい子と、育てやすい子がいます。別にそれがいいとか悪いとかではなく、その人の個性なのでしょう。不安の強い遺伝子タイプや、新しいものに対する好奇心が強い遺伝子タイプの子どもは、概して育てにくく、愛着が不安定になるリスクが高くなるともいわれています。

 

とはいえ、親(育ての養育者)が安定していて、思いやりのある関わりを行うことが出来た場合、こうした遺伝子を持っていても、安定した愛着が定着します。インナーチャイルドはとても繊細なのでしょう。

 

敏感なタイプの子ほど、養育環境に影響を受け、良い方向にも悪い方向にも強めてしまうのかもしれません。幼い頃の愛着パターンは人によって違うし、なかなか成人しても気づくことが難しいです。

 

生き辛さの原因は、幼少期の記憶の彼方にあることが多くあります。…悲しいことに過去に起こったことを変えることは出来ません。もし仮に養育者の親を恨んだところで、今の生き辛さが解消される訳ではありません。

 

しかし、深層心理にある怒りや不安や悲しみ、恐怖を解放していくことはとても大切なことだと思います。何を抑圧しているのでしょうか。何を抱え込んでいるのでしょうか。

 

過去をしっかり振り返り、ネガティブな感情を顕在化させることによって、心の安定を生み出すことは可能でしょう。少なくともその試みは自分を知る学びとなり、生きていく知恵となるでしょう。

自分の向き合って、心を癒し、学びを深めていきましょう。ヒプノセラピー(催眠療法、インナーチャイルド療法、前世療法)でより多くの癒しや気付きをと願っております。

 

愛着パターンによってできた幼少期の心の傷を癒して、苦しんでいる自分を助けることが出来るのは、自分自身以外にはありません。過去を正しく知り、心の膿を出し切ることがまず大切なことかもしれません。そうすることによって一段階ステージを登り、高次の観点から見つめ直すことができるのだと思います。

 

答えは私たち自身の中にあります。私たちはつい外に向きがちです。あの人はどうだ、この社会はどうだばかりになりがちです。潜在意識の中にある「本当の自分」を感じることで、幼少期の心の傷を乗り越えて、豊かな未来を創造していきましょう。

皆さまの潜在意識を応援しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。

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