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思いが人生をつくる:潜在意識から変わる

2014-10-15

おはようございます。 大阪市梅田は快晴です。 朝晩は少し冷えますが、皆さま如何お過ごしでしょうか。

 

 

…今日は「思い」「感情」「考え方」について書いてみようと思います。

 

「感情とは、人が自分自身に与えるメッセージから生じるもの」、というのは認知行動療法の原則です。

 

実際、思考の多くは、人生における現実の出来事よりも、はるかに私たちの物の感じ方に大きく関わっています。こうした考え方は何も新しいものではありません。

 

今から2千年ほど前、ギリシャの哲学者エピクロスは「人は物事によってではなく、自らの考え方によって悩み苦しむ」と述べています。

また、シェイクスピアは『ハムレット』のなかで「良いものとか、悪いものとかは存在しない。すべては考え方次第だ」と表現しています。

 

このように、この考え方自体は、随分前から存在していますが、深刻な抑うつ状態に陥ってしまうと、なかなかそのことが理解できなくなってしまいます。人は、気分が憂鬱になると、その原因を、自分に生じたよくない出来事に求めがちです。

 

仕事に失敗したり、愛する人に拒絶されると、それを理由に、自分は劣っている、不幸となるべき運命にあるのだ、と考えはしないでしょうか。自分を不甲斐なく感じ、無能な思いに駆られるのは、自分に何か欠陥があるからだと考えてしまうかもしれません。

 

あるいは、思い通りいかない人生を他者の責任にして、幸せになれないのも、満足できないのも、すべてあの人が悪いから、あの人が○○だから、と不幸の原因を他人のせいにする。

 

時に、陰湿な嫌がらせや攻撃をして、憂さ晴らしをする。弱い人間の持つもっとも醜い部分かもしれません。

周りを巻き込んで陰で悪質なことをして平気な人は、とてつもないカルマを背負い込んでいるのでしょう。

そのターゲットになっても、そういう雰囲気にのまれても、自分がこのように否定的に感じるのは、愛情に欠けていた、もしくはトラウマ的だった子供時代の結果ではないだろうか、何か悪い遺伝子を受け継いでしまったからではないか、と考えるかもしれません。このような考え方が実際にあるのは確かかもしれません。

 

悪いことは起こるものであり、私たちのほとんどが、時として、人生によって散々に打ちのめされることがあります。実際、多くの人々が悲惨な喪失体験を経験して、痛烈な個人的問題に直面しています。

 

遺伝子やホルモン、過去の経験が、私たちの物の考え方や感じ方に大きな影響を及ぼすことは確かです。

 

煩わしい人、残忍な人、傍若無人な人、傲慢な人、そのような残念な魂を持つ人が周りにいることもあります。自分の嫌な気分の原因をめぐって、加害者ですら、自分を犠牲者と捉えようとする傾向があったりします。

 

もしずっと犠牲者の立場を貫くなら、お互い生き辛さという蟻地獄から抜けられないでしょう。もちろん、言語道断の無茶苦茶なことを許す必要はないですが、原因を他に求めてしまうことそのものが、自分を苦しめてしまうでしょう。

 

自分の思いばかりを優先していても解決にはならないからです。相手には相手のトラウマや考え方があって、最終的には相手の立場に思いを馳せて、そこから学んでいかなければいけないのでしょう。

 

しかし、心的外傷となるほどとトラウマでは、なかなかそうはいきません。心の傷は眼に見えないから、通り一遍の社会通念では、とても分かることができません。

 

その人の心の内にはとても深刻な傷が入っているのかもしれません。そこが周囲の人に分かってもらえないから、深刻な悩みを抱えている人ほど、孤立へ孤立へと向かってしまいます。

 

心的外傷の回復には、その原因を含めてストーリーとして語り尽くしていくプロセスが大切です。そしてそのストーリーを分かってもらえる、共感してもらえる体験が必要になってきます。

 

何も万人と分かり合えることが大事なのではありません。自分が波長が合う人、一緒に居て居心地が良い人、自分が成長を感じられる人とつながっていくことが大切なことなのかもしれません。

 

過去に起こったことを変えることはできません。

 

ラッシュアワーの他人の運転の仕方、幼少期の自分の扱われ方、遺伝子やホルモンの体質を変えることは不可能かもしれません。一方、物事についての自分の考え方を変えることは可能です。

 

自分の基本的価値観や信念をも変えることはできます。一人ひとりステージは異なります。

大事なことは、今ある魂を少しでも高次元へと磨いていくことかもしれません。

 

何十年と慣れ親しんだ感覚から、覚醒していくには自分と正しく向き合っていかなければいけないのでしょう。根深い不安や怒り、恐怖や罪悪感は他人から見えません。

 

他人が安易に判断できるものではなく、その人がどのように感じたかがすべてです。自分と向き合って、善と悪の狭間で揺れ動きながら、時にもだえ苦しみ、のた打ち回り、その過程の中で「真実」が見えてくるのでしょう。

 

思いが人生をつくります。思うことが罪であり、思うことが幸せにつながり、すべては思いから始まります。

 

良き思いが芽生えてくるよう、毎日毎日心の栄養を与えて自らを育んでいきたいものですね。

ヒプノセラピー(催眠療法、インナーチャイルド療法、前世療法)は潜在意識に直接働きかけていく心理療法です。

 

トラウマから少しでも離れて、より自分らしい人生へと役立てていただければと願っております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。

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