臨死体験~高次元の体験
おはようございます。大阪市梅田は快晴です。 今朝も部屋のお掃除と瞑想から始めました。いい一日にしたいです。
…昨晩家に帰ってから、「臨死体験」の番組を見ました。
ナビゲーターの作家、立花隆さんはわたしの尊敬する作家のひとりです。多岐にわたる分野の著作を読むと、その探究心、知識欲に本当に驚かされます。
昨晩の番組では、立花さんが実験の被験者となったり、世界最先端の脳科学者との対談が放映されていました。
脳科学は未知な分野がまだまだありますが、同時にどんどん解明されてもいます。臨死体験とは、事故や病気などで死にかかった人が、九死に一生を得て意識が回復した時に語る、不思議なイメージ体験です。今までの調査によると、心停止の状態から蘇生した人の4~18%が臨死体験を報告しています。
体験した人の証言は共通していて、光に包まれて、たいへん美しい光景を見て、人生観が変わるほどの深い感動に包まれるといいます。死の世界はスピリチュアルな領域で、信じられない人も多いのは事実です。
以前は臨死体験というものは、ややオカルト的なもので怪しいものとして、真面目に研究しようという人は少なかったそうです。
しかし、1980年代に入ると著名な研究発表が相次いでなされて、現在では、心理学者、精神・神経科医、脳科学者、哲学者がこの分野に関心を寄せています。
臨死体験の解釈としては、脳内現象として科学で説明できるとする「脳内現象説」と、肉体が死んでも“魂(もしくは自我を感じる「意識」)”が存在し続けるという「魂存在説」―――これら二つの説が互いに相容れない議論が続いてきました。
わたしの考えは後者で、肉体は仮のもので魂がそこには宿っていて、潜在意識のなかにある魂を浄化していくことが大切なことだと感じています。
ところで、昨晩のNHKスペシャルで一番興味深かったのは、脳の中にはフェイク(偽り)の情報とリアル(本物)の情報があるということです。私たちは、これまでの体験を通してそれぞれのフィルター(価値観)を持っていて、そのフィルターを通して「現実」を見ています。
そして、出来事を「真実」だと認識しています。その認識が「真実」だと信じ込んでいるのですが、そこには実は間違いや偽りがあるというのです。
例えば、行ったこともない場所を合成して背景にした自分の写っている写真を見続けていると、実際に行ったという「記憶」が出てくるのです。脳は騙されやすい部分があることが分かります。
このことはとても重要なことだと思います。私たちは日常で、いろんなことを考えています。
その考えをずっと突き詰めていると、そこには事実ではないことが混じってしまうのです。ですから、自分の頭の中だけで考えるのではなく、
常に現場に行き、人と会って、記憶と現実とを整合していくことが大切なのかもしれません。このように脳のいろんな働きが解明されてきています。
…臨死体験は私たち全員が体験できるものではありません。それは人種や宗教を超えた普遍的なものへの到達を意味するように思います。
実際、臨死体験者は、それを宗教的なものとは感じておらず、スピリチュアルなものだと感じています。体験後は、既成の特定宗教の立場を離れ、より普遍的な真理の探究へと向かう傾向にあるそうです。
臨死体験者はその体験後、日々の《当たり前のもの》を評価するようになり、思いやりが増し、物質主義から離れ、精神的なものを志向するようになる、などの変化が現れるといいます。
生死をさまようような体験は私たちを何か違う次元へと高めてくれるのかもしれません。自分を超えた存在を認識したり、感じたりすることは、日常に潤いをもたらしてくれます。
ヒプノセラピー(催眠療法)の前世療法は、臨死体験に近い概念であり、自分自身の根源を知って感じることが大きな目的です。
私たちはどこから来たのでしょう?そして死んだらどこに行くのでしょうか?
自分なりの答えがあれば、限られた現世の時間を充実させることができるのかもしれませんね。
最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。
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