潜在意識~幸福のパラドックス
おはようございます。 大阪市梅田は快晴です。 今朝もお掃除と瞑想から始めました。いい一日にしたいものです。
…私たちはふつう、人生を”自分のしたいこと”をしていく場だと考えています。「自分の夢を実現する」「希望や願望を実現して、目標を達成していく」…。そんなところだと考えがちです。
もちろん、自分のしたいこと、やりたいことを実現していくことは、それ自体素晴らしいことだと思います。しかし、「幸福になりたい」という人間の欲望には際限がありません。
ある地位を手に入れたら、もっと高い地位が欲しくなります。ある程度成功したらもっと名声を、と思ってしまう。それが私たち人間のエゴです。
だから”幸福になりたい”という欲望に駆り立てられる人は、どこまでいっても心の底から満たされることはありません。絶えず”何かが足りない””どこか満たされていない”という欠乏感を抱いて、「永遠の不満状態」に陥ってしまいます。
幸福は、それを求めれば求めるほど、私たちの手からスルリと逃げ去ってしまう、というこの逆説的なこと。古来から、哲学者たちはこの人生のことを説き、その罠に陥ることのないよう諌めてきました。
ナチスの強制収容所を生き延びた精神科医のヴィクトール・フランクルもまた、人生のこの罠から人々を解き放とうとしました。フランクルは”人生の基本的な構え”基本的な人生哲学”を180度、転換することを求めています。
”自分のしたいことをするのが人生だ”という人生観から、”自分のなすべきこと、この世に生まれてきた意味と使命を実現していくのが人生だ”という人生観へと転換することをフランクルは考えました。
こうした生き方の転換が、”欲望の虜”や”永遠の不満状態”に苛立ちながら生きることから抜け出させてくれるのかもしれません。
「自分はなすべき時に、なすべきところで、なすべきことをしている」という深い”生きる意味”の感覚に満たされることが大切だと、フランクルは説いています。
「自分は、この人生で何をすることを求められているのだろう」
「自分のことを本当に必要としている人は誰だろう。その人はどこにいるのだろう」
「その誰かや何かのために、自分のできることは、何があるだろう」
ヒプノセラピー(催眠療法)は潜在意識の自らへの問いかけでもあります。私たちは本来、このような問いを自問しながら生きようとしています。
被害者の立場に固執して、生き続けるのか。 あるいは、
自分の使命を感じながら、新しい生き方を模索していくのか。
私たちはいつも選択を求められているのでしょう。
病気や障害。人間関係のトラブル、リストラによる失職。 借金による困窮。 不登校や家庭内暴力…。こうした出来事は、いったい何を意味しているんでしょう。
これらの出来事を通じて、人生は私に、何に気付かせ、何を学ばせようとしているのでしょうか。
これがフランクルの心理学の本質だと思います。
生きているといろんなことがあります。時には一人で背負いきれないぐらいの苦しみがやってきます。これでもかというほど、繰り返し繰り返し。そのような出来事であっても、そこには何か意味があって、何かに”気付き”何かを”学ぶ”よう促してくれているのかもしれません。
人生とは、そのような”学び”や”気付き”を得ていく、魂の成長の機会であり、試練の場なのかもしれません。ヒプノセラピー(催眠療法、インナーチャイルド療法、前世療法)でより多くの癒しや気付きをと願っております。
最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。
***********************************************************
************************************************************
セラピーについてご質問、ご不明な点がございましたら、どんなことでも結構ですので、お気軽にお問い合わせください。いかなる場合でも、24時間以内に御返事させていただきます。
ヒプノセラピー(前世療法・インナーチャイルド・願望実現)によって、潜在意識に働きかけ、肯定的で前向きな人生を手に入れましょう。
