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インナーチャイルド:幼少期のトラウマ~劣等感と依存心

2014-08-14

おはようございます。大阪市梅田は曇っています。皆さま如何お過ごしでしょうか。

 

 

…意識しているかしていないかは別にして、人は幼少期の環境に大きな影響を受けています。親兄弟、親戚、学校の先生、周りの友達との関係のなかで、多くのことを学びながら、同時に傷つくこともあります。

 

発達心理学では、特に0歳から10歳ぐらいまでは、顕在意識の発達段階なので、感受性が豊かな分、傷つきやすいといわれています。

 

今日は「幼少期のトラウマによる劣等感と依存心」について書こうと思います。幼少期のトラウマを抱えたままですと、どうしても<自信>が持ちにくくなります。

 

一言で「自信」といっても、いろんな意味があって人によって違いますが、自信がないと何かに固執して自分の優越を示そうとします。

 

人によっては、過剰なまでに優越を示すことにこだわることがありますが、幼少期の頃、自分を育てた周囲の人に負けていたからだと考えられます。

 

もちろん、当時の自分は精神的にも体力的にも経済的にもあらゆる意味で弱い立場にあるので、大人と太刀打ちできるはずがありません。そうではなく、親自身が優越できない欲求不満を抱えていたということです。

特に、親が自分の劣等感の解消を子どもによって晴らそうとした場合は深刻な状態を引き起こします。無意識に、とてつもない生き辛さを抱えてしまうでしょう。

 

優越を示すことによって、人に気に入られようとします。

 

自分が受け入れてもらえず、他人と協調できないのは、自分の中に優越を示さないではいられない<劣等感>があるとは気付かず、逆にもっと優越を示さなければと勘違いをしてしまいます。

 

優越を示そうとするから受け入れてもらえないのに、「これが自分のやり方だ」「これしか知らないから」「自分はこういう人間だ」と優越を示すことにこだわり続けてしまうこともあります。

 

まず根源となる幼少期からのトラウマ、抑圧の解放を解決しない限り、どんなに努力しても、劣等感という恐怖からの優越にしがみつこうとしてしまうでしょう。人間の心は複雑で深遠です。その人が向き合おうとしない限り前向きな変化は得られないでしょう。

 

心の底では人とのつながりを求めているにもかかわらず、人を見下し、優越しようとする心理は、複雑なものでその本人自身をも苦しめてしまいます。

 

親に気に入られるために自分を抑圧した人ほど、ありのままの自分を表現することが出来なくなり、恐怖を感じてしまいます。インナーチャイルドが傷ついていればいるほど、その関係から逃れるのに困難を伴います。

心の葛藤の解決を必要としている人ほど、心の葛藤から眼をそらしてしまう傾向があります。

自分の劣等感を自分の問題として解決しようとせず、他人に対して不満をぶちまけようとする人は<依存心>の強い状態の人です。

社会的に見てどうであれ、そういう人は心理的に幼いものを抱え続けています。

 

依存心と攻撃心は表裏一体だといいます。依存心は何ほどかの攻撃心を含んでいるからです。

当時の自分は親から望んでいた愛情をもらえていなかったのかもしれません。

 

本当の愛情は、そこに矛盾がなく、真っ直ぐなものでしょう。もちろん完璧な愛情はなかなか現実的でもないでしょう。誰にでも、思い込みがあり、間違いもあり、その時々の心身の状態もあるでしょう。相性の問題もあります。

 

劣等感の強い人は、相手に過大な期待をします。器以上を要求します。自分からは逃げながら。

 

大人になった私たちが反省すべきは、そのような状態であった親を今なお求め続けている自分、今ある自分の弱さなのかもしれません。「自分の人生」を取り戻すために、親という権威を失わねばならない時があるでしょう。

 

ヒプノセラピーでは退行催眠で幼少期のトラウマを解放していくセラピーです。潜在意識の中にある記憶を顕在化させて、抑圧されたありのままの感情を感じ尽くして顕在化させることによって、幼少期のトラウマの呪縛から自由になることが大きな目的です。

 

幼少期のトラウマは放置しておくと、暴れ出しだり、深刻な生き辛さを抱え込んでしまいます。

 

気付かなかったとはいえ、自分で無意識に抱え込んだものをゆっくりおろすことが出来たら、随分と楽になることができるでしょう。

 

過去をひきずるのではなく、過去をうまく清算することが出来たら、自分なりの生き方を見出すことができるのかもしれませんね。

 

 

ヒプノセラピー(催眠療法)がそのお役に立てればと願っております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。

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