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人生のどん底から~主体的に生きる

2014-08-15

おはようございます。 大阪市梅田は曇っています。 今朝も部屋の掃除と瞑想から始めました。 

 

…仏教の教えのなかに、生きていることは苦しみだという考え方があります。実際そう感じ、生と死の間をさまよいながらもがき苦しんでいる人も現代のストレス社会では多くいます。

 

「生きていても仕方がない」、「自分なんか生まれてこなければよかったのだ」という思いを拭い去れない人にとって、生きようという気持ちを持って、自分の人生を受け入れることができるようになるには、時には、長い時間と大きな試練が必要かもしれません。

 

生きるということは、本来、主体的なものでしょう。生きようという主体的な欲求を、外から押し付けることはできません。人生のどん底にある時、内なる対話を通して、<自分という存在>をどう捉え直すかが大切なような気がします。

 

生きたいという根源的な欲求をなくしてしまう場合は、大きく二通りあると考えられます。

 

一つは、喜びを与えてくれる存在がなくなった場合であり、もう一つは、自分のものではない生き方を強いられた場合です。例えば、幼いころの自身を想像してみてください。自由、愛情、関心を求めていたのではないでしょうか。そういう欲求は自然なことであり、安心が得られない環境は心を蝕んでいきます。

 

年齢によっても喜びの対象は変わってきますが、多くの人にとっては、人とのつながりや仕事の自己実現や没頭できる趣味だったりでしょう。

 

人は生きている間中、喜びを与えてくれる存在が必要なのかもしれません。それなくしては、生き甲斐を失ってしまうからです。

 

しかし、一方で手取り足取りの干渉を受け過ぎた人は、神経質になってしまい、人の顔色ばかりうかがって、自信が持てなくなってしまいます。手厚い世話と多くの楽しみを与えられても、心からの満足や喜びを知りません。

 

自分から求めたものを、自分で努力して手に入れる喜びが育っていないと、本当の喜びを味わうことはできないのかもしれません。歓びは、<主体性>と深く結びついています。逆に主体性を損なわれた人生はそうしても、空虚感が強くなってしまうでしょう。

 

自分の人生であって、自分の人生でないように思えてしまうからです。生きることが、無理強いされて、やらされたものと感じられる時、生きようとするモチベーションはしぼんでしまいます。

 

人生のどん底にあるときでも、人は生きる可能性を求めて、意識的に、無意識的にさまざまな試みを繰り返しています。

それは一見、自分を卑しめ、痛めつけているように見えることもありますが、生きようとする必死の試みなのかもしれません。

 

どんどん不利な状況に自分を追い込み、目を覆いたくなるような惨状に我が身を置こうとすることもあります。もちろん意識してそうなったのではないですが、いっそう事態を悪化させるようなことを、自らしてしまうことがあります。

 

それは、愚かしい破滅的な行為にも見えますが、救いを見出そうとする<隠れた意志>が働いているようにも思えます。とことん状況が悪くなって人生のどん底にある人が、そこから思いがけない展開に出会い、道が開けていくこともあります。

 

むしろ、どん底まで落ちて、地獄を見る体験をすることが逆に生きようという主体性を甦らせるということは少なくありません。人生のどん底は、人によって違いますし、その人その人にとって、さまざまな形を取ります。

ある人にとっては、刑務所に入ることかもしれませんし、ある人にとっては全財産を失って、日々のパンにも事欠く状況になることもあります。ある人にとっては、八方塞のなかで無気力になり、ふさぎ込み、思い詰めた状態かもしれません。

 

その状況のなかで逃げ出したくなるようなこともあります。何もかも諦めて、自分の人生を放棄したくなることもあるかもしれません。

 

しかし、その状況で<過去に起こったことをどう捉えるか>が大きな分岐点になるようです。人間のすることですから、失敗はつきものです。

何ごとも挑戦と失敗があってこそ身につくものであって、人はあやまちからしか学ぶことができないでしょう。

 

失敗をしたということは、原因は一つではなく、無数のからまった糸があります。一方的に誰かが悪いわけではなく、たくさんの原因があります。[無数の捉え方がある]ということを意味しています。身勝手で卑怯な人間ほど、他者依存、攻撃、否定をして平気で生きています。

 

過去の出来事をどう捉えるかは、これまでの生き方を見つめ直し、新たな生き方を主体的に見つける「きっかけ」になります。現在の私たちは、過去の思考の産物でもあるでしょう。

 

そして明日の私たちは、今日何を考えるかで決まります。

 

今置かれている状況をどう捉えるかで、これからの人生が大きく変わってきます。

 

主体的に生きて、世のため人のために少しでも貢献することができたら、振り返ってみて、【意味があったことだ】と感じられるのかもしれません。

 

ヒプノセラピー(催眠療法、前世療法、インナーチャイルド療法)でより多くの癒しや気付きをと願っております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。

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