生きる意味を見出す~逆境の心理学
おはようございます。 大阪市梅田は快晴です。 連休も終わり、だんだん暑くなってきましたが、皆さま如何お過ごしでしょうか。
…”逆境の心理学”—–オーストリアの精神科医であったヴィクトール・フランクルの心理学はそう呼ばれています。
フランクルは『どんな人の、どんな人生にも意味がある。この世に命ある限り、意味のない人生なんて一つもない』と述べています。
フランクルのこの考えは、いわば”絶対的な人生肯定の哲学”です。他の人が言っても、単なる気休めにしか思えない言葉なのかもしれません。
フランクルの言葉に重みがあるのは、ユダヤ人であるフランクル自身がナチスの強制収容所を体験したからでしょう。その強制収容所での体験をまとめた名著『夜と霧』は、今なお世界中で読み継がれている本です。
フランクルのまなざしは、強制収容所の生き地獄の中でなお希望を失わずに生きようとする人々の姿と、それを支える人間関係の気高さに注がれているように感じます。
悲惨極まりない環境の強制収容所で自殺を決意しかけた人を、フランクルは自らの言葉で何人も救いました。『”あなたを必要とする何か”がどこかにあり、”あなたを必要としている誰か”がどこかにいるはずです。そしてその”何か”や”誰か”は、あなたに発見されるのを待っているのです』とフランクルは説きました。
「どんな時も人生には意味がある」「自分を必要とする”何か”があって、自分を必要とする”誰か”が必ずいて、自分に発見され実現されるのを待っています。そして自分にも、その”何か”や”誰か”のために、できることがある。」
フランクルは来る日も来る日も説き続けました。
私たちは、”何のために生きているのか””この人生に意味なんてあるのか”と思い悩むことがありますが、ほんとうは、そういったことに悩む必要なんてないのかもしれません。
私たちがなすべきこと=実現すべき意味・使命は、私たち人間がそんなふうに思い悩むかどうかと関わりなく、”自分を越えた向こう”から私たちのもとに、常に既に送り届けられているからです。
「何のために生きているのか」という問いの答えは、私たちが何もしなくても、もう既に、与えられているという考え方です。
私たちはそれに気付いていないし、気付こうとしていないだけなのかもしれません。
その「意味と使命」を発見して、実現していくこと。
「自分の人生には、どんな意味が与えられていて、どんな使命が課せられているのか」—-それを発見して、実現していくことが私たちに問われているのかもしれません。
『人間は人生から問われている存在』だとフランクルが言うのは、そういう意味だと思います。
私たち人間の”なすべきこと””満たすべき意味””この人生で成し遂げるテーマ”…これらはすべて、今も、私たちに送り届けられているのです。あとはただ、私たちがこの素晴らしい真実に目を開くだけなのかもしれません。
人生のこの逆説的な真実を、フランクルの言葉は語りかけてくれているように思います。
過去のトラウマや心の傷があれば、しっかり解放して癒していきましょう。潜在意識が前向きになれば、フランクルの考え方生き方にも近づけるかもしれません。
ヒプノセラピー(催眠療法、インナーチャイルド療法、前世療法)がそのお役に立てればと願っております。
最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。
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