潜在意識:思い込みの解放
おはようございます。 大阪市梅田は雨です。 この雨でまた一歩春に近づくのでしょうか。
…様々な悩みや生きづらさの解消のためにたくさんのアプローチがあり、その一つがヒプノセラピー(催眠療法、インナーチャイルド療法、前世療法)です。
ヒプノセラピーは何千年という歴史があり、欧米では最もメジャーな心理療法です。
ところで、悩みや苦しみはどこからくるのでしょう。私たち人間が抱く苦しみは、「自らの欲望が思うようにならない」ことから始まると考えることもできます。
例えば、誰かがあなたをバカにした言葉をかけてきたとしましょう。その相手がどうでもいい人間なら、あなたは気にもとめないかもしれません。しかしそれが、これまで目をかけてきた部下だったとしたら、どうでしょうか?あなたは彼に信頼されていると思ってきたし、彼はあなたをサポートする忠実な部下であったはずでした。
その相手が、なぜかあなたのことを否定して、バカにする言葉を投げかけてくるのです。身近な人間の豹変を目の当たりにして、あなたは気分をひどく害するでしょう。そんなことが度重なれば、当然、心穏やかではいられなくなるに違いありません。そして「生意気な」とか「何様のつもりなんだ」と、相手に敵意を持ち始めるかもしれません。
もしも、そんな人間関係が権力闘争にまで発展したとすれば、「あんなに目をかけたのに、私を裏切った」と、心は煮えくり返り、深く傷つくでしょう。その挙句に、「あいつのことは決して許さない」、そんな思いに囚われるのではないでしょうか。
相手のことを許せないと思うのは、「自分は相手にこれだけのことをやってきたのだから(あるいは、されてきた、という被害感情)、自分の思い通りになって当然だ」と考えているからです。人間は、肉体をまとっている動物ですので、考えを突き詰めていくと、どうしても自己中心的になったりするでしょう。
頭の中には、それが正しいことであり、そうあらねばならないという”信念”があったりするわけです。その信念を相手に否定されることによって、「決して許せない」という強い怒りの感情になるのでしょう。
そうした考えに根っこには、必ず「自分は常に正しい」という認識があります。逆に、少なくともその瞬間は「自分が間違っているかもしれない」「相手の方が正しいかもしれない」という考えはほとんどありません。
しかし冷静に考えてみると、みんなそれぞれ違う考え方があり、自分の思いに応えなくてはならない、ということはありません。
「裏切られた」「あの人が悪い」「信じられない」「あり得ない」…どうして私たちは「自分の思い」の世界から抜け出せないのでしょうか。
自分が考えている”思い”が、他者から見てとんでもない考え違いであることは、往々にしてあります。みなそれぞれの思い込みというフィルターを持っているからです。潜在意識のなかにはたくさんの思い込みがあります。
ヒプノセラピー(インナーチャイルド療法、前世療法)ではそのフィルターを客観視して、不必要なものを手放していく心理療法です。
どうして人間は考え違いをするのでしょうか。それは「自分は正しいのだから、自分が思っているようにならなければいけない」と考えているからです。
先にふれたように、それは自分の「信念」であり、自我そのものでもあるのでしょう。自分にとって、その自我が維持される状態が最も快適ですから、人間はその状態を維持しようとして、考え違いであることに、なかなか気付くことが出来ません。
このことは、悲しい体験や恐ろしい体験などのトラウマにも当てはまるかもしれません。「なぜ私だけがこんな目に遭わなくてはいけないのか」と、自らの不運を嘆き、それがトラウマとなるくらいの体験なら、その思いに囚われて深く悩んだとしても不思議ではありません。
しかし、自然災害や病気、障害は、発生が予期できない不確定要素が高くて、発生は「確立の問題」でもあるでしょう。過去に自分が正しく生きてきたか、悪事を働いてきたかは、少なくとも表面的には、無関係と感じるかもしれません。
厳しい言い方をすれば、「ふつうに生きていたのに、なぜこんな目に」と考えること自体が、悩みや苦しみを深めているのでしょう。無意識に、潜在意識は自己防衛をして、独りよがりになっているのかもしれません。
私たちは「なぜ自分だけ」「どうして私なのか」と嘆きます。嘆くだけではなく、ともすれば人生を狂わせてしまいます。人生は頭で考えてしまうと、きっとおかしくなってしまうのでしょう。忘れたり、解釈を変えていかないと、呪縛の渦にはまってしまいます。
ヒプノセラピー(催眠療法)では、潜在意識のなかの呪縛を解いていくことも大きな目的の一つです。
「正しく生きてきた私たちがそんな目に遭うわけがない」という身勝手な思いが、自らの力で立ち上がる邪魔をしているのかもしれません。
悩みや苦しみに出会えば、自分を振り返り、独りよがりの”信念”がないかどうか自らに問いかけてみることが大切でしょう。誰でも愚かなことがあり、失敗があり、間違いがあります。そこから学んでいくことも非常に大切です。
トラウマ、心の傷、ストレスは、放置しておくと大きくなり生き辛さが深刻になります。
潜在意識から少しずつ自分らしい学びを加速していきましょう。
ヒプノセラピー(催眠療法)がそのお役にたてればと願っております。
最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。
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ヒプノセラピー(前世療法・インナーチャイルド・願望実現)によって、潜在意識に働きかけ、肯定的で前向きな人生を手に入れましょう。