自己愛と自我~潜在意識
おはようございます。 大阪市梅田は快晴です。 今日は朝とお昼のセッションです。集中して臨みたいです。
…競争社会のなかでは勝者よりも敗者の方が圧倒的に多いせいか、自信が持てなくて悩む人が増えてしまいます。自信がなくて人の中に入れない、自分を表現できない、自分という殻から抜け出せない…。
自信がなくなるとあらゆるエネルギーを奪われてしまいます。
自信を紐解いていくと、「自己愛」や「自我」というキーワードにたどりつきます。
この世に生まれてから、人はどのような過程を経て、自己愛や自我を育んでいくのでしょう。
初めは、相手を人間と見たうえで自分が愛されているとか、自分を満たしてくれるという理由で相手のことを愛するという状態が「自己愛」の状態だといわれています。
では自我というものはいつできるのでしょうか。これはとても大きな問題です。
精神分析の大家フロイトは、自我は生まれたときにはないと考えました。
成長していく過程の中で、だんだんと芽生えていくものですし、個人差もあると一般的に考えられています。
そして、人間の発達上「自己愛」だけでは、他者との関係がうまく機能しないことが分かっています。
自己愛だけだと、自分だけにリビドー(衝動、欲求、本能)がいってしまい、妄想がふくらんで精神に破綻をきたしてしまいます。
成熟した自己愛というのは、ギブ・アンド・テイクができる状態だといいます。
一方的に愛されるのではなく、他者を思いやって、こちらも相手の気持ちを満たしてあげるような共感ができる関係になることが、成熟した形の自己愛だと考えられています。
気持ちが自分にばかり向いているときは相手に向かないし、相手の方ばかりに向いているときは自分のほうに気持ちが向きません。
相手に向かうエネルギーと、自分に向かうエネルギーが一定でバランスが取れている状態が理想なのかもしれません。
また過剰な自我、肥大した自我も危険です。
誇大性を持ってしまうと、自分を桁外れに偉いと考えてしまうからです。そして、褒めて欲しい、愛して欲しいという欲求も強くなります。
自我が弱く、もろ過ぎるのも生き辛さを抱えてしまいますし、肥大した自我も他者攻撃、否定ばかり生んでストレスをまき散らします。
適切でバランスのいい自我を形成するには、対象関係(他者との交わり)を通して見えてくる自分をしっかりと見つめ直していくことが大切でしょう。
どのような場面で自分は変容していくのか、心の状態を丁寧に観察すれば、「ありのままの自分」も見えてくるでしょうし、「自分の歪み」にも気づくことができます。
適切な自我、適度な自己愛を持つことは、穏やかな人生を取り戻すためにとても重要なことなのかもしれません。
ヒプノセラピー(インナーチャイルド療法、前世療法)がそのお役に立てればと願っております。
最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。
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