一灯照隅~自分を照らす
おはようございます。 大阪市梅田は今日も快晴です。今日はお昼と夜のセッションです。 集中して臨みたいです。
…先日、安岡正篤氏の本を読みました。安岡正篤氏は、昭和の名宰相とされる佐藤栄作首相から、中曽根康弘首相に至るまで、昭和歴代首相の指南役を務められ、さらには三菱グループ、東京電力、近鉄グループ等々、昭和を代表する多くの財界人に師と仰がれた偉大な思想家です。
著書の中に『一灯照隅』という言葉があります。
一灯照隅とは、自分のいる場所を照らす、ということです。
人は皆、一人一人が一灯となって、自分のいる場を照らして生きなければならない、と説いています。
師の言葉を解釈していく中で、この一灯照隅には二つの局面があるように感じます。
一つは、自分の周りを自分がいることによって照らすこと。
もう一つは、「自分自身という場」を照らす、ということです。
そもそも「自分」とは何なのでしょう。考えてみると、自分の身体で自分が作ったものなど一つもありません。すべて、天地宇宙から与えられたもの、言い換えれば「借りたもの」です。
心もまたそうでしょう。借りたものはいずれ時が来たら返さなければなりません。
そうであるならば、天地宇宙から借りている自分という場をまず照らさなければいけないのでしょう。自分自身を照らさずして、自分のいる場を照らすことはできません。
では、自分という場を照らすにはどうしたらいいのでしょうか。
その道標を二つの漢字が教えてくれています。
一つは「主」という漢字です。主の「`」は炎を意味して、「王」は台座を意味します。今いる場で燃えて生きることを表しています。燃えて生きれば、自ずと周囲を照らすことが出来ます。
それが自分の人生を自分が主人として生きる、ということかもしれません。今いる場で燃えて生きなくて、主人として生きることはできません。
もう一つは「孝」です。孝という字は、子が幼い時は親が子を抱き、親が老いれば子が親を背負うことからきているそうです。孝は親孝行のことだけではありません。
老人と若者、先輩と後輩が連続統一していくものです。その連続していくところに生命の発展があるのかもしれません。断絶すると生命は衰亡してしまいます。
放置して何もしないと、両者は簡単に断絶するようです。
そうならないように鞭をもって指し示していく。
それが「教」だと安岡氏は説いています。
まず自分という人間を照らす。それによって自分の周りを照らす。さらにその火を他の人に点じていって、次の世代にも継いでいく。
一灯照隅の本質はそこにあるのかもしれません。
現代はストレスが多く、悩み苦しむ人がたくさん溢れています。一灯照隅の連鎖が万灯となって、この国を少しでも明るく照らしていくことをお祈りしています。
ヒプノセラピー(インナーチャイルド療法、前世療法)は潜在意識に直接働きかける心理療法です。
少しでも多くの気付きや癒しをと願っております。
最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。
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