認知行動療法～自分に変える力がある
おはようございます。 大阪市梅田は雨が上がり、太陽が見えてきました。 太陽を浴びると気持ちがいいです。
…今日は”認知行動療法”について書こうと思います。
認知行動療法の核心となる大原則に、『感情とは、人が自分自身に与えるメッセージから生じるもの』というものがあります。
実際のところ、思考の多くは、人生のおける現実的な出来事よりも、私たちの”感じ方”に大きくかかっているようです。
このような考え方は、新しいものではありません。
ほぼ2000年近く前、ギリシャの哲学者エピクロスは「人は、物事によってではなく、それらについての自らの考え方によって悩み苦しむ」と述べています。
シェイクスピアも「良いものとか、悪いものとかは存在せず、考え方次第だ」と『ハムレット』で表現しています。
人は、気分が憂鬱になると、その原因を、自分に生じたよくない出来事に求めがちです。
仕事に失敗したり、愛する人に拒絶されると、それを理由に、自分は劣っている、不幸になるべき運命にあるんだ、と考えないでしょうか。
自分を不甲斐なく感じ、無能な思いに駆られるのは、自分に何か欠陥があるからだと考え、幸せになれないのも、満足できないのも、すべて自分は頭がよくないから、まだまだ成功していないから、魅力的ではないから、才能がないからと納得してしまうことはないでしょうか。
悪いことは起こるものであって、私たちのほとんどが、時として、人生で散々に打ちのめされることがあります。
遺伝子や持って生まれた気質、数々の失敗体験が、私たちのものの考え方や感じ方に大きく影響を及ぼすことは確かだと思います。そこから何を学べるかであって、完璧な人間は存在しませんし、別人になろうとする必要もないでしょう。
わずらわしい人、残忍な人、無神経な人、そのような人が周りにいる、ということももしかしたらあるかもしれません。それは大変な嫌な思いをもたらします。
人を見下し監視したりする人間ほど愚かなものはいませんが、気付いたら、周りがそういう人がいたということもあるかもしれません。
しかし、自分の嫌な気分の原因を巡ってのこれらの考え方はどれも、自分を犠牲者ととらえようとする傾向もうかがえるはずです。
それは、私たちが、その原因を「自分自身の手ではコントロールできないことから結果的に生じたもの」と考えているからです。もちろんそういう面も多分にあるでしょう。
大切なことは、「自分の課題」と「相手の課題」を分離していくことです。
物事について自分の考え方を変えることができる、自分の基本的価値観や信念は自分の力で変える、という考え方もまた大切でしょう。
そのような考え方を持つと、たいていの場合、気分や外観、生産性、生き甲斐という点において、深遠で永続的な変化も出てくるでしょう。
認知行動療法の原則は、とても明解です。
自らの力を信じること、原因自分説に立つことは、人生を大きく変えるきっかけになるかもしれません。
失敗から学ぶことで、認知の歪みに気付き、自分のタイミングで軌道修正していきましょう。
認知はふだんは気付けない潜在意識の中にあります。
ヒプノセラピー（インナーチャイルド療法、前世療法）でより多くの癒しや気付きをと願っております。
最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。
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