潜在意識:コンプレックスの罠
おはようございます。 大阪市梅田を行きかう人々も暖かい服装になってきました。紅葉が美しい季節がやってきましたね。
…今日は”コンプレックス”について書こうと思います。
コンプレックスには「肯定的なコンプレックス」と「否定的なコンプレックス」があるといわれています。
例えば、貧しい家に生まれたために、進学したいのにそれが出来なかったということは一昔前ならよくあった話です。高校、大学に行きたくて行けないとなると、それがコンプレックスになるわけです。
でも中には努力して、別の形でそれを乗り越えていくエネルギーに変えていく人もいます。
コンプレックスをバネして、それを乗り越えようとすることによって、自分を飛躍していくのが、肯定的なコンプレックスといえるかもしれません。
否定的なコンプレックスとなるとそうはなりません。自分の恵まれない環境をつくったすべてのものを恨んで、その状況を自分で乗り越えようとしません。他者依存、他者攻撃を根本に持つと、もはや自分の人生を生きることができません。
すると、優遇されている人に嫉妬したり、弱い者いじめをしたり、誰かを憎んだり、世の中を恨んだり、そしてそういう人たちと群れていったり。すべてを周囲のせいにして不平・不満の塊となって死んでいく人生になりかねません。
同じような環境に育って、同じようなコンプレックスを抱いても、そのコンプレックスをテコにしてどう生きていくかで、大きく違ってきます。
では、そもそも、なぜコンプレックスを人は抱くのでしょうか。それは人が周りと比べるからです。人間は、すべてのものを比較してみます。そしてもう一つ、人間は本能で”平等”を求めます。
不平等を感じた時、私たちの脳はストレスを感じる仕組みになってるそうです。比較して、優れている(ように見える)ものと、優れていない(ように見える)ものとがあります。
人は相手の本質が見えないから、例えば、分かりやすい学歴、社会的地位、外見、収入、雰囲気などで簡単にレッテルを貼ろうとします。
そこで価値を決定させます。そこには、自分よりいい人と、自分よりも悪い人がいます。少しでも自分が不遇意識を感じれば、不満を抱いたり、嫉妬したりします。そうなるとすぐに安易に、他者攻撃、排斥という暴挙になりかねません。
あらゆるものを比較するのは人間の特性なのですから、もっと人間について学びを深めていくことが大切でしょう。
最終的には、自分が持っている劣ったところを、どうやって回復していくか、あるいは回復できないまでも、それをどう是認して、どう自分を納得させるのかが、自分のコンプレックスに対する対処の仕方でしょう。
しかし、特に格差社会といわれている現代で、コンプレックスを感じない方が難しいかもしれません。大切なことは、そのコンプレックスに対してどう対処していくかということです。
一人一人違った人生の物語があるはずです。その物語を紐解いて、自分の人生を少しずつでも受け容れていくことからすべては始まるのかもしれません。
ヒプノセラピー(インナーチャイルド療法、前世療法)は自分の物語を潜在意識の記憶から呼び起こしていく作業です。
人と比べる日常から離れて、本来の自分を体感していただければと考えております。
最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。
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ヒプノセラピー(前世療法・インナーチャイルド・願望実現)によって、潜在意識に働きかけ、肯定的で前向きな人生を手に入れましょう。