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認知療法~自己愛と生きづらさ

2013-09-02

こんにちは。 大阪市梅田は九月に入って少し気温が下がりました。 この雨がやむと秋が近づいて来るのでしょうか。

 

 

…今日は”自己愛”について書こうと思います。自己愛とは何でしょう。

いろんな解釈がありますが、『自分を大切にできる能力』とも考えられます。

 

自分を大切に思える能力は、人間が生きていく上で、もっとも基本的な能力の一つかもしれません。この能力がきちんと育まれているからこそ、少々嫌なことがあっても、絶望しないで生き続けることができるのかもしれません。

 

先天的に繊細過ぎたり、自己愛が適切に育っていないと、自分を大切にすることができません。

傷つきやすい自己愛に由来する生きづらさの中で暮らしている人は、たくさんいます。

それは、本人が自覚する、しないにかかわらず、本人や周囲の生活に困難をもたらします。しかし、どんな状況であっても、人は生きなければなりません。

 

人は本来、どういう環境であろうと、死ぬ瞬間まで生き抜くように作られています。

 

生きようとする命の力と、抱えている生きづらさは、せめぎ合いながらその人特有の適応パターンを織り成していきます。

 

それは生きづらさを補う適応戦略なのでしょう。誰かが断罪したり、断定したりするような安易なものでは決してないでしょう。

 

離陸した早々に、片羽根が傷ついたからといって、人間は飛ぶのをやめる訳にはいきません。

 

傷ついた片羽根を抱えながら、飛び続けるために必死の努力と対処の結果生み出されたものが、今の自分です。

 

何不自由なく飛んでいる人から見たら、少し奇異で、危なっかしく、不安定に思えるかもしれません。違和感や嫌悪感を感じるかもしれません。

 

しかし、多かれ少なかれ、誰にでも歪みがあり、何の葛藤も苦しみもない人はこの世にいません。人間ですから、全員に好かれることはあり得ないし、自分の何かが他人の何かを刺激しています。

 

皆それぞれ個性があり、その人の特有のパターンがあります。

 

少々変わった、時に理解に苦しむ振る舞いには、その人が抱えている生きづらさが反映されているのであり、傷ついた片羽根で、必死に飛び続けてきた結果なのでしょう。

 

 

…こうした考え方の基には、心理学者アーロン・ベックによって創始された「認知療法」の捉え方があります。

 

認知療法では、人それぞれが、これまでの体験の中で発達させた認知や行動の様式を見直していきます。

 

そのためには、自分がどのような信念を持ち、どのような反応をしているのかを知ることが大切です。

 

その多くは潜在意識の中にあり、無意識に考えている自動思考にあります。

 

認知の歪みに気付き、自らを苦しめ続けてきた信念や価値観を手放すことが出来たら、私たちはもっと自然体の生き方ができるようになるのかもしれません。

 

ヒプノセラピー(インナーチャイルド療法、前世療法)がそのお役に立てればと願っております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。

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